a variety of…

 a variety of…(さまざまな…)という成句の呼応を考えてみましょう。「…」の部分に複数名詞が来た場合に、複数形で受けるのか、単数形で受けるのか、という問題です。辞典の扱いは下に示すように、若干の温度差が見られます。

A variety of inexpensive goods is [are] sold here.[プログレッシブ英和中]
《単数・複数扱い》[ジーニアス]
a variety of A  Aの単複に関わらず通例複数扱いで、時に単数扱いだが、…[ウィズダム]
ふつう複数扱い[ユースプログレッシブ英和]

 私たちの編集顧問のイルソン博士は、「自分は複数扱いを好む」と述べられました。一方、故ボリンジャー博士は、「単数・複数両方の呼応が可能だが、複数扱いがより普通である。現在ではa variety of…はnumerous…とほぼ同義となっているから」とのことでした。複数で受けると考えておいてよいと思います。

《お知らせ》 ご好評をいただいています進研学参のフェイスブックページで連載されている「八ちゃん単語」高校生が間違えやすい英語を、センター試験の前日まで、1日1項目で解説していきます。センター試験まであと120日。今日取り上げたのはorder(注文する)という動詞。やはり日本語につられると間違える、注意が必要な動詞です。ぜひのぞいてみてくださいね。⇒コチラです

IMG_2489

カテゴリー: 英語語法 パーマリンク

コメントを残す