unless/ if …notの違いを教えるべきか?

 unlessif…notの違いを詳しく説明される先生方がおられます。結論的には、unless「~でない限り」/ if…not「もし~しなければ」と、意味の違いを理解しておけばよいのですが、このunlessが、歴史的にはon (a) less condition…のつまったものであることを、理解していれば、なぜ上のような意味になるのかは簡単に思い出せるはずです。実は、1993年のセンター本試験の第2問題で、次のような問題が出題され、生徒たちを困らせました。単純にunless = if…notと理解していた彼らは、④を選んだ人がずいぶんいたんです。正解は①です。

I'll be surprised (           ) an accident. He drives fast.
  ①if Tom doesn't have              ②if Tom has
  ③unless Tom doesn't have          ④unless Tom has
                   (1993年センター試験本試験 第2問題A 問14)

 これが高校生にふさわしい出題かというと、大いに疑問です。この問題を見て私は、学生時代に、Geis(1973)の論文をむさぼるように読んだのを懐かしく思い出しました。教員としては両者の違いは勉強しておく必要はあると思いますが、高校生に詳しく説明すべきとは思いません。私の尊敬する鷹家秀史(たかいえひでし)先生が、「if…notとunlessの違い」と題して、コンパクトにまとめておられますので、ご紹介しておきます(『英語教育』3月号(1993年)に載った論文を加筆修正されたものです)。先生方はぜひお読みくださいね。⇒コチラ  鷹家先生には、ご無理を言って、昨年松江北高で、ご講演と授業をやっていただきました。⇒詳しいレポートはコチラ

 もう今から24年も前のことです。出版社の営業の方が学校にやって来られて、「先生、うちの問題集にはunless / if …notの解説が出ていますので、ぜひ使ってみてください」と。 私はすかさず、そんな大学の先生でも難解な語法を、高校生に教える気はありません。もっと大切なことは一杯ありますから」と応えました。するとその営業社員は河上道生先生にも同じことを言われました」と言われました。河上道生先生というのは、文法・語法の大家で、当時私が傾倒していた学者で、当時広島女子大学学長の先生でした。この言葉で、また一層河上先生のファンになった八幡でした。その河上先生も2012年6月にお亡くなりになりました。⇒私の追悼記事はコチラ     先生の卓越したオールラウンドな英語力は、「日英間の絶え間ない往復作業」のたまものであったことは間違いありません。今日は懐かしい想い出のお話でした。写真上の二冊をもう一度読み返してみようと思っています。♥♥♥

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