「負けに不思議の負けなし」

 プロ野球の野村克也(元)監督の名言として(野村さんの書かれるものは全部読むことにしています。勉強になるんです)、勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」があります。「負けるときは、負けにつながる必然的な要因がある(不思議な点はない)」しかし、「勝つときには、(どうして勝ったのかどうも思い当たらないという)不思議な勝ちがある」ということですね。負け試合だと思って完全にあきらめかけていたのに、勝手に相手が自滅してくれたり、凡フライだと思ったら落球してタイムリーエラーとなったりと、勝ちには「不思議な勝ち」が存在するのです。しかし、負けには必ずそうなった理由が存在するので、不思議な負け」は存在しない。だから勝った時には謙虚な気持ちを忘れてはいけないし、負けた時には常に「なぜ負けたのか?」と自問・反省し、対策を練らなければ進歩はないのです。野村さんらしい勝負の深い綾を示す言葉として、多くの人の印象に残っていますね。最近では、都議会選挙で歴史的惨敗を喫した自民党に対して、石破 茂(鳥取県出身)さんが、この言葉を支持率の急落した安倍総理に発して批判しておられ、この言葉が再び脚光を浴びています。

 この言葉は、実は、野村監督のオリジナルではなく、もともとは江戸時代後期の平戸藩主、江戸時代の大名でもあり、文人、武人でもあった松浦静山(まつうらせいざん)の言葉です。大名ながら剣術の達人でもあり、剣術書「剣談」の中にこの名言があるそうです。「負けたときには、必ず負ける理由がある。一方で、負ける理由があっても外的要因などにより勝つということもある。したがって、勝負に勝ったとしてもおごることなく、さらなる努力が必要である」というようなメッセージですね。

 ここで強調したいのは、野球や勝負事だけでなく、実は、勉強」も同じなんです。思うような成績が取れないのには、必ず要因があります。それをきちんと分析して、対策を練らないと進歩はありません。これは生徒だけでなく、教員も同じです。やりっ放し」が一番よくないんですね。良かった、悪かった、で片付けていては何も変わりません。以前北高で、解答直後の生徒の模試答案を全部コピーして、どこで間違えたか分析していた若い英語の先生を思い出します。❤❤❤

 

 

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