See you again

 キャサリン・クラフト『日本人の9割が間違える英語表現100』(ちくま新書、2017年)の16ページに「”See you again.”を連発する日本人」と題して、クラフト先生は、次のようなことを書いておられます。

 別れ際、日本人は”See you again.”と言ってしまいがち。この表現は「これでお別れですね」、あるいは「(もうお会いすることはないでしょうが)またどこかでお会いできたらいいですね」という離別のあいさつ。”永遠の別れ”を予感したときに用いるフレーズです。私自身、これまで一度も”See you again.”と言ったことがありませんし、またあえて言わないようにもしています。ところが、日本人は「またね」といったニュアンスでこの表現を連発しています。どうも学校でそう教えているらしい…。困ったものです。

 このように、一つの表現の典型的な使い方まで押さえておかないと、とんだ誤解を招きかねません。See you again.」の意味は、「さようなら」とか「また会おう」ではないのです。その人としばらく会えそうにない状況で使うのが「See you again」。「ここお別れすると、この先何年も会えなくなるだろうし、ひょっとしたら2度と会えなくなるかもしれないけど、いつかまたお会いしたいものですね。」というのが、この「See you again.」に込められた気持ちです。ですから、明日また学校で会う友達に「See you again.」などと言ったら、友達は驚いて「え?転校でもしちゃうの?もう学校に来ないの?」と尋ねてくるかもしれませんね。自分がよその町に引っ越しをするので、友達ともう会えなくなってしまうとき(いつかまたどこかで会いたいな)という思いを込めて言う、さよならの挨拶が「See you again.」なのです。日本語の「お元気で」「お達者で」が近いかも知れませんね。「またね」とか「さようなら」とか「また会おう」とかの挨拶、友達同士がさよならをするときの軽い挨拶は、「See you later.」です。ここら辺をはっきりと教えてくれる本は極めて少ないですね。❤❤❤

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