日本学生科学賞

 60回日本学生科学賞」(読売新聞社主催、旭化成協賛)の中央審査と表彰式が、昨年末2016年12月22日(木)~14日(土)に東京・日本科学未来館で開催されました。全国の中学・高校から参加した約6万点もの研究作品の中から、高校の研究作品15点が中央最終審査に臨みました。島根県立益田高校・理数科3年の福満 和(ふくみつのどか)さんの研究「ローダミンBの赤い繭・青い繭」が、「文部科学大臣賞」を受賞して、今年5月にアメリカ合衆国のロサンジェルスで行われる「ISEF世界大会(International Science and Engineering Fair・国際学生科学技術フェア)」の日本代表に選出されました。小学生の頃から始めた、蚕が作る繭に色を付ける研究で、着色料を含んだ人工飼料で蚕を育て、効率的に色を付ける方法に挑みました。自然界にも遺伝子組み換えでも存在しないという青い繭、絹糸作りに挑戦。人工飼料に青の色素メチレンブルーを配合するだけでは不均一な色の繭しかできなかったが、ローダミンBを配合することで、二つの色素を蚕の中で反応させることに成功し青い繭を作ることができました。受賞の詳しい模様は⇒コチラです  1月24日付けの『読売新聞』でも詳しく紹介されました。

 お父さんの福満 晋先生(益田高校)とは、以前に津和野高校の同僚だったこともあって親しくさせていただいています。松江北高の前ALTのチェルシー・ブルナーさんは、アメリカの大学院で科学の専攻だったこともあって(現在はコロンビア大学博士課程在学中)、福満さんの英文原稿をよく見てもらっていました。彼女がアメリカに帰国する際も、最後の最後まで出雲空港の出発ロビーで、原稿に手を入れてもらいました。周りの人たちは、帰国する最後の最後まで仕事をさせるひどいブラックな学校(笑)といって、見送りに来ていた人たちにかまわれたりしました。その甲斐もあって、夏の全国高等学校総合文化祭自然科学部門ポスター発表の部で、「ローダミンBの赤い繭・青い繭」で文部科学大臣賞を受賞しています。10月30日に開催された「坊ちゃん科学賞研究論文コンテスト」においても、最優秀賞を受賞しておられます。すごいですね。

▲空港ロビーでぎりぎりまで原稿に手を入れるチェルシー先生


 上の本は、「第12回高校化学グランドコンテスト」の優秀論文を掲載した『高校化学宣言PART9 高校化学グランドコンテストドキュメンタリー』(遊タイム出版、2016年)で、福満さんの「遺伝子組み換え技術を使ってできた色つき繭を超えろ!~ローダミンBの赤い繭~」は審査委員長賞を受賞しました。チェルシー先生と私への謝辞も載っていました。福満さんは、大学へ行って生物学を専攻して、研究者を目指したい、という夢を語っておられます。❤❤❤

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