堀川遊覧船屋外アート展

  松江城の天守を囲む堀川を周遊する、人気の「堀川遊覧船」の遊覧船コース沿いに、松江市観光振興公社が、オブジェなどを並べた冬のイベント屋外アート展「文豪たちが愛した松江堀川」が1月21日に始まりました。小泉八雲芥川龍之介らの随筆などからイメージしたモニュメントを堀川に並べるほか、多彩な仕掛けや景色も「作品」に見立て、文豪の世界観を楽しむ内容。客足が遠のく冬場の集客に生かそうとする企画で、3月12日まで行われています。

 多くの文豪が愛した「松江」(まつえ)という町を、堀川遊覧船の水面から眺めます。水都・松江の景色・歴史・文化を伝えようと、松江を訪れた文豪たちの文筆から、「インスタレーションアート」(体験・体感・空間の芸術)という新しい手法を用いたアート展です。オブジェは松江を訪れた文豪5人(小泉八雲・芥川龍之介・島崎藤村・志賀直哉・与謝野晶子)の作品からイメージしたもので、遊覧船を運航する市観光振興公社が企画し、デザインは同市の地域おこし協力隊員が担当。空間全体を作品として捉え、乗船者が作品に囲まれる印象を与える「インスタレーションアート」という手法を用い、16種類の「作品」を設けています。堀川沿いや橋の下などでは、モニュメントやライトを設置しています。

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 カラコロ広場乗船場」付近では、小泉八雲が下駄の音について記したことに絡め、遊覧船が通ると下駄の音が流れるような仕掛けがされています。北惣門橋付近には特定の場所からしか読めませんが、さまざまな角度から楽しめる「水郷」の文字のアート作品を配置しました。「トラエル」という作品名で、高さ約2.5メートル。芥川龍之介の「松江印象記」などからイメージしたといい、松江を多くの歴史や文化と共存すると評したのにちなみ、一つの視点からは計り知れない水郷・松江の魅力を表現したとのこと。ある特定の角度から眺める「水郷」という文字が現れます。島崎藤村が「山陰土産」で、青白い光を放つ夜の空と記したことに絡め、米子橋の下では暗闇を光で照らし、反響する水音とともに雰囲気を演出します。このほか、船頭の歌声や時計台の鐘の音、堀川周辺の日常の風景などもアート作品として再確認できるようにしました。乙部明宏専務理事は「文豪が感動した堀川の良さを発見してほしい」と乗船を呼び掛けました。遊覧船に揺られながら、文豪たちが愛した松江の冬景色を楽しんでもらいたいものです。

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 都会の生活に疲れた志賀直哉は、「虫と鳥と魚と水と草と空と、それから最後に人間との交渉ある暮らしだった」と、この堀川の自然環境や、都会にはない人との結びつきを「豊かである」と表現しました。これを題材に、自然にまぎれるように存在する4羽の青い鳥が遊覧船の航路上にいました。木々の一つひとつを丁寧に見ながら、青い鳥を探します。このような屋外アート展の詳しい「公式ガイドブック」を乗船場でもらうことができます。堀川遊覧でしか行けない屋外美術館のご紹介でした。❤❤❤

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