英作文の心構え

 センター試験」も終わり、いよいよ「二次試験」への取り組みが熱を帯びてきました。松江北高では、1限から5限までは、クラスごとの「特別授業」です(合併授業も)。6・7限は志望校別に「特別講座」を開講しています。(1)東京・京都、(2)難関大、(3)広島・岡山、(4)島根・鳥取、の4つの講座が用意されていて、自分の志望校に応じて参加します。私は(1)の東京・京都を担当しています。授業の中でも英作文は取り上げてやるのですが、さらに密度を高めるために、松江北高では志望校別に担当者を決めて、毎日マン・ツーマンで添削をしていきます。北高英語科総動員でこの指導にあたります。

 ある生徒が、赤本の模範解答を見て、「先生、こんな解答、私にはとても書けないのですが、こういう英語が書けないといけないのでしょうか?」と、質問にやってきました。ナンセンス!!あれは、英語を何十年と教えているプロが頭を絞って書いた解答例であって、生徒は真似する必要は全くありません。そもそもあんなきれいな英語が書ける訳がないと思うべきでしょう。私が英作文の心構えとして、最初に生徒に提示するのは次のような原則です。

(1)和文和訳  与えられた日本文をそのまま英語に直すのではなく、もう一度自分の書きやすい日本語に直してから英語に直すといいよ、というものです。特に難関大ほどそうです。

(2)分割OK  特に難関大の英作文は日本語が長いことが多く、5行6行にもわたることがあります。特別の指示でもない限り(見たことはありませんが)、2文、3文に分けて書いても構いません。一文で書こうとするあまり、むちゃくちゃに詰め込んで文法的に説明できない英語になりがちです。区切りのいいところで、分割して分かりやすく書くのもいい手ですよ。

(3)KISSの法則  これは以前に、このブログでも書いたことがあります。⇒コチラです 「Keep It Short and Simple」の頭文字を取ったもので、「短く」、「簡単に」書くということです。この原則は常に頭に刻みましょう。

(4)人を主語にして書く  物を主語にして書くと動詞の選択が難しくなります。一方、人を主語にして書くと平易な動詞が使えます。できるだけ主語は「人」にするほうが無難です。無生物主語は難しいんです。

 授業と並行して、英作文の添削では、毎日たくさんの生徒を相手に赤ペンを入れて、説明・コメントをしてやらねばならないので、この1か月間は松江北高の英語教員は一番ハードな時期になります。幸い私の部屋には、アメリカ人ネイティブ・スピーカーのエドワード先生が常駐しており、分からないことはすぐに質問できるので有り難いですね。重要なポイントは、難しいことをいかに簡単に書くか」をしっかりと練習することです。これが英語の本当の力です。泥臭い英語で構いません。以前教えた生徒で、この4原則を毎回きっちりと守って、本当に惚れ惚れするような簡単な英語を書いてきた生徒がいました。この生徒は、東大・理科三類に合格しました。時の経つのは早いもので、この生徒が立派になって、今度松江に戻ってきて講演を行います。WOW!❤❤❤

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