マークドデック

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。   ―2017年元旦

新年の挨拶のイラスト(鳥・オス)

 私の「趣味」(hobby)の一つに、世界中の珍しいデックを収集するというのがあります。昨年もずいぶんたくさんのデックを手に入れました。相当な数が集まっていますが、みんな特徴があってどれ一つとして同じレベルのものはありません。そんな中でも「マークドデック」と呼ばれる、裏面を見ただけで表面のスートと数が分かる仕掛けデックには、もう目がなくて出るたびに購入しています。初めて私がこの種のデックを買ったのは、東京・八重洲口にあった「トリックス」発売の特製のデックでした。これはプラスチック・トランプで、なおかつマークが施されており、さらにはテーパー加工までしてあり、さまざまな現象を起こすことができるという点で初心者には重宝したものです。以来、テッド・レスリーの画期的なものを始めとして相当数のコレクションができあがっています。当時は結構なお値段がしたものですが、ずいぶん安く手に入るようになりましたね。最近も3種類のものを手に入れました。今日は今年第一弾、それをご紹介してみたいと思います。

 Murphy’s Magic は、世界最大のマジック・ディストリビューターとして、 沢山のマジックやデックを扱ってきました。 彼らは、中でもNOC デックの品質の大ファンなので、 House of Playing Cards The Expert Playing Cards Company と手を組んで 「Murphy’s Magic Signature NOC deck」 の製作に乗り出すことはごくごく自然なことでした。 サイド・ローディングのボックスの裏には、大胆でありながら上品な山形模様があります。 その模様は、エースとジョーカーにも使われています。バック面はネイビーブルーに細いゴールドラインを入れたデザインになります。フェイス面は通常のNOCデックとほぼ同じですが、ジョーカーとAだけはオリジナルのデザインとなっています。大胆で、シンプルで、そして優雅。 どんな用途にもマッチしています。手触りも非常に良い。さらには、巧妙なマーキングシステムにより(信じられない!)、カードの裏を見ただけで何のカードであるかが(従来のスートだけでなく数字までもが)一目瞭然に分かるんです。ただこのマーキングシステムにはチョット慣れが必要だと思います。下の写真でこれがマークされているなどと誰に分かるでしょうか?!

 さて今日二つ目のマークドデックは、Ellusionistから出ている人気の Keeper Playing Cards のレッド・バージョンです。 色が赤くなっただけではありません。なんとこれも裏からカードが分かってしまうマークドデックなのです。このデックは、ブルー・バージョンと同様に、 ボックスから取り出した瞬間から、素晴らしい感触ですが、なんとマーキングされています。 マークは一般の人には分かりませんが、分かる人が見れば簡単に分かります。Keeper はボックスから取り出した最初から滑らかです。 砂の粒子のように薄い素材で、海の穏やかな波のしぶきのように柔らかく感じます。 Keepers は、日々使用するデックの感触に対する新たな期待を抱かせます。最も一般的なデックを念頭に置いてデザインされました。 Keepers は、素晴らしいクラシックの進歩なのです。 裏の色は、信頼を誘い、そして観客に注目されないよう、特別に選ばれました。


▲左がライダーバック、右が Keepers です。マークされているなんて予想もできません!

 今日三つ目のマークドデックは、台湾発の高品質デック「エンパイアキーパー」のマークド・デックです。ここで「エンパイアキーパー」について触れておかねばなりません。マジシャン御用達のカードメーカーと言えば、一にも二にもUSPC(United States Playing Card Company)で、長きにわたり他の追随を許さないシェアを誇ってきました。しかし、実際のところUSPCのユーザー満足度はそれほど高くはありません。特に生産工場がオハイオからケンタッキーに移転して以降は、さらに不満が高まっていることは周知の事実です。一方で近年、着実に評価を上げていっているのが、メイドイン台湾のカードなんです。NOC v3」「プレイフェア」は台湾クオリティが受けてヒット商品となりました。その台湾から驚異のデックが登場したのが「エンパイア・キーパー」です。USPCからシェアを奪うべく作られた渾身の逸品です。素材として高密度の高級紙が使用されており、湿度やダメージに強く、申し分のないコシと弾力があります。バイシクルを意識した仕上げで、台湾製カードには珍しくエンボスがしっかりあります。しかし、バイシクルのようにすべり過ぎることはなく、バイシクルが程よく馴染んだ感じのすべり具合です。シルキーで快適なスムーズさが長く持続します。エッジはヤスリで磨いたように滑らかで、ファローシャフル(トップからボトム)が抵抗なく入ります。印刷は均質でズレやムラがありません。デックとしておよそ最高級のスペックですが、世界拡散目的のために値段がとても安く設定されています(通常のデックを買うお値段と同じ)。レギュラーユース用としてイチオシのデックですね。

empire-keeper

 驚きの世界最安値を実現しているのはそういう事情があるんです。マークドされた「エンパイアキーパーデック。コーナー4か所(4隅)にマークがありますので、少しファンにするだけでどのコーナーからも識別できます。マーキングは、スートや数字が変形されてバックデザインに溶け込んでいますので、知らない人はまず絶対に気づくことはないでしょう。プロが見ればスートと数がすぐわかる仕組みです。かなりバレにくさ重視のデザインでした。私も最初見たときには、いったいどこがマークなのか分からなかったくらいですから。これとっても気に入りました。デック自体は「エンパイアキーパー」デックと同じ高品質。この価格であれば、普段使いのデックとしても最適ですね。マークドデックとして最安値の「エンパイア・キーパー」マークドエディションをおススメしておきます。♠♣♥♦

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