センター「物語文・評論文」~フォロー講座(3)

dsc03367 引き続き12月27日(土)、松江北高では、「第3回フォロー講座」が開催されました。私は第5問「物語文」と、第6問「評論文」の担当でした。満員の教室で11時40分から13時まで80分の講座です。「Z会トライアル模試」を題材に解説しました。

 第5問 物語文

 2007年までは第6問が「物語文」でした。しばらく姿を消していたのですが、昨年の追試で復活して、今年の本試験に第5問として帰ってきました。このように追試問題は次年度本試験の予告編になっていることが多いというお話からスタートしました。さてこの問題にも効率的な「解き方」があります。長文問題共通の解き方として、設問文に先に目を通す(選択肢は読む必要はない)のは常識ですね。この方が本文から先に読むよりも明らかに時間的ロスが少ない。その設問文の中の「キーワード」に線を引くことから始めます。設問文の中で最も重要な情報を担っている部分(名詞・動詞)が「キーワード」です。問1~問5までの質問内容とキーワードを把握した上で、本文読解に入ります。本文の中に先ほどのキーワードが必ず出てきます。全く同じ表現の場合もあれば、ちょっとだけ言い換えになっている場合もあります。この「キーワード」の近辺に答となるヒントが潜んでいるのです。そして選択肢はこの部分の「言い換え」となっているものが正解です。こうやって順に問1から問5へと解いていきます。設問の順番は本文の展開順と一致しています。模試の度に、さらには過去問演習でもこの解き方をずっと練習してきましたので、生徒たちはずいぶん慣れてきたようです。

 今回のZ会の物語文の素材は、デートに1度も誘われたことのない美しくもない女性が、叔父の遺産相続の連絡に来た弁護士に恋をして、優しくされ結婚する。しばらくは幸せな生活が続くが、やがて夫の浮気が始まる。彼は銀行詐欺で逮捕され刑務所に収監される。20年間服役し、出所の日、これで元の生活に戻れると期待を膨らませ刑務所の正門まで迎えに行った彼女。旅行すべく二人分の飛行機のチケットも。正門が開き、夫が出てきて自分の方へ向かって歩いてくる。そこへ赤いスポーツカーに乗った金髪の女性が現れ、夫はその車に乗り込むや熱いキスを交わす。そしてスポーツカーで走り去る。あっけにとられた彼女は、チケットをビリビリに破いて、その場から立ち去る。どろどろとした現実を描いたとてもリアルでいい素材文でした(ちょっとエッチな箇所も)。 

 さて、2007年まで第6問に出ていた「物語文」を、苦手とする生徒がたくさんいました。平均点も低かったようです。これには理由があります。その「理由」と「対処法」を話しておきました。また日を改めてこのブログでも取り上げます。

 第6問 評論文

 これは以前に比べてずいぶん楽になりました。段落に番号が振られ、設問文も「○段落によれば・・・・?」という質問方法となり、読むべき箇所が明確に特定されるようになったので、まさに「読みながら、解きながら」を実践すればよいのです。解答のヒントの箇所の言い換えが選択肢の中に1つ必ずあります。これを発見するためにも「単語力」は欠かせません。1行に1つ分からない単語がある程度ならいくらでも類推で対応できますが、2つ3つあるともう読めなくなってしまいます。「単語力」を磨きましょう。自分の知らない単語を今回の模試の第5問・第6問で抜き出して覚えてもらいました。この英文の「要旨を問う問題」は、第1段落と最終段落にヒントがあります。最後の「タイトル付け問題」は、各段落の最初と最後に注目すればOKです。

 ㊟今年の追試問題で、下線部の単語・語句の意味を問うという問題が第5問&第6問に2問も登場しました。本試験では消えていた出題です。この「未知語類推問題」来年の本試験には復活する可能性が大です。過去の歴史はそのことを教えてくれます。注意しておきましょう。下線部分をサンドイッチにして前と後ろをよく読めばその意味するところは簡単に類推できるでしょう。

 このような「解き方」を教えてくれるのが、私の最新刊『2017年英語センター対策本』(自費出版)です。

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