松江どう行列

 城下町・松江の秋を彩る伝統行事「松江祭鼕(どう)行列が、10月16日(日)に行われました。江戸時代、松平宣維のもとに、京都から輿入れした岩姫のため、各町内で華やかに太鼓を打ち鳴らしたのが始まりとか。毎年10月第3日曜日に、松江神社の例大祭、松江開府を祝う祭りです。提灯で飾られた(どう)と呼ばれる大太鼓を打ち鳴らし、笛を奏でながら、法被姿の15団体1410人が太鼓を乗せた山車を引いて練り歩き、伝統の音色を沿道の見物客たちに届けました。山車は県庁近くを相次いで出発して、「チョーサヤ、チョ-サ」と威勢の良い掛け声とともに、息の合ったばちさばきでえ勇壮なが打ち鳴らされ、軽快な横笛の音が賑やかに響く中、白潟天満宮までの約2キロを1時間ほどかけて進みました。途中、松江城大手前広場・松江大橋などで演武を披露しました。

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 その歴史は古く平安時代にさかのぼります。京都で行われていた「左義長」(さぎちょう)という正月行事が出雲(松江)地方にも伝わり、正月の歳神行事「とんど行事」として行われるようになったことが起源で、江戸時代に松平五代藩主・宣維(のぶずみ)公に京都から岩姫が輿入れされたことを祝い、町民が鼕を打ち鳴らしたことが祭りの始まりと言われています。そして、現在のように行列をするようになったのは、大正天皇の御大典の時からです。

dsc07977 提灯、注連縄、榊などで飾られた山車屋台は、町内ごとに色も形も趣が異なり、大切に保管されています。現在、鼕を保有しているのは松江市内の30町内と2団体。その中から毎年14~15の町内(団体)が、それぞれに揃いの法被姿で、松江城周辺の街並みを練り歩きます。一町内(団体)の参加人数は120~160人。今年も10町内と2団体、小学校1校のこどもなどから約1400人の老若男女が祭りを盛り上げ、多くの見物客で賑わいました。祭りが近づくと町のあちらこちらで鼕を叩く練習の音が響き渡ります。こうした地域のがんばりが、鼕行列を支えていると言えます。人から子どもへと受け継がれる祭りの骨子や、人と人との絆は、これからも守り続けていかなければならない大切な伝統でしょう。

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