「物語文」はなぜ難しい??

 2016年のセンター試験より第5問に復活した「物語文」です。来年も間違いなく出題されます!2007年まではセンター試験の第6問「物語文」でした。当時もこれを苦手とする生徒がずいぶんいました。正答率などを見ても、受験生が苦労していたことが歴然としています。「評論文」と比べてなぜ「物語文」が難しいのか?これにはいくつかの理由があるように感じている八幡です。

①書き出し部分がわかりにくい…何を言っているかよくわからなく、ストーリーに入っていけない。あさってのような書き出しで始まることがあります。いったい何の話だ?どんな視点からストーリーが語られるかを書き出しは語っています。ここはあまり気にせずに次に読み進みましょう。

②話の「流れ」がつかめない…主人公をめぐる一連の出来事がきちんとつかめないと物語の把握は難しいでしょうね。やはり5W1Hに注意を払いながら読み進めるしかなさそうです。

③時系列で混乱も…起こった出来事の順番通りに話しが出て来ないことがよくあります。いわゆる「あっちに行ったりこっちに行ったり」というアレです。提示される出来事の順序と実際に起きた順序が一致しないのです。話の順番を狂わされてしまうと分かりにくくなるのは当然のことです。過去に行ったかと思うと現在へ、そしてまた過去に逆戻りして、未来へといった時系列で頭の中が混乱してしまうことが多いのです。そういうことを意識して読み進める必要があるのです。

④「セリフ」の正体がつかめない…文中に登場するセリフがいったい誰の発言なのかが分かりにくいことがあります。「省略」もひんぱんに登場します。話の展開を読み損ねる原因でもあります。人間関係の変化や感情変化を捉えることができなくなってくるのです。

⑤英語は同じ言葉の繰り返しを嫌う…これは読解問題全体に共通して言えることですが、英語は同語反復を嫌います。したがって「言い換え」を多用します。特に物語文では感情表現も同じ言葉では出てきません。ここら辺の「言い換え」の雰囲気を過去問等で身につけて体感しておくことが重要です。

 模試を受験した際に、なぜ物語文が読みづらいのか、生徒にタネ明かしをしておいてやるといいと思います。苦手で悶々としている生徒がいっぱいいますから。さあ、ここからです。センター試験の「物語文」の解き方には一つのパターンがあります。私は日頃の授業の中で、このことを徹底的に練習しています(下の写真をご覧ください)。

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(1)まず設問文中にある「キーワード」を発見します。キーワードは圧倒的に名詞・動詞その他形容詞・副詞といった内容語です。⇒(2)本文中にそのキーワードが出てくる該当箇所を発見します。全く同じ表現の場合もあれば、「言い換え」られていこともあります。⇒(3)その近辺に正解のヒントあり!その発見したヒントを選択肢の内容と比較・対照して正解を発見するに至ります。選択肢も巧妙な言い換えとなっています。それともう一つ、1問解いたら、次の設問をチラ見してから本文に戻るといいと思います。

 今年の問題もそうでしたが、過去のセンターの歴史を見ても、「物語文」はそのほとんどが「いい話」です(教訓を含む)。ハッピーエンドで終わることが多いようですね。❤❤❤ 

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