あかぬまとしを「IT’S MAGIC」

 当時、加藤英夫(かとうひでお)氏と赤沼敏夫(あかぬまとしを)氏のお二人がテンヨーから独立して、加藤氏は「日本マジックアカデミー」を設立し、赤沼敏夫氏は「トリックス」を始められました(加藤氏は数年後、テンヨーに戻られました)。赤沼さんは「トリックス」から数多くの作品を世に問われました。私は当時赤沼さんの傑作作品をむさぼるように買っていました。

 東京駅の近くには、ビルの2階に昔「トリックス 八重洲マジックサービスセンター」というこじんまりとしたマジックショップがありました。私は東京駅に到着する度に、八重洲口を出て歩いて通っておりました。階段を上がって例の狭いお店に輸入物とオリジナル商品がこれでもかというぐらい多く置いてありました。あの小さな独特の雰囲気を持つマジックショップ特有の空間のことを考えると、懐かしく思い出されますね。ずいぶん前に「マジック館(上野マジックサービスセンター)」と同様に閉店してしまいました。大阪にあった「梅田マジックサービスセンター」もやはり閉店してしまいましたね。「トリックス」の会社自体がもうないということです。私は若い頃、天才・赤沼敏夫氏の頭脳に感服することしきりで、本当にいい刺激をもらいながら、ずいぶんたくさん作品を買って練習したものです。送られてくるカタログも好きでしたねー。軽快な文章が面白かったですし、マジックグッズという特殊な商品の説明文を読み解くいい練習になりました。ユニークなデザインや幅広い現象の商品が載っていて、楽しみにしたものです。あのカタログ類、全部処分してしまったのかな?どこかにあるかもしれません。

 新しい道具を発掘することもですが、このお店の売りはやっぱり実演でした。店員さんと仲良くなって色々と話をしたり、お店に来ていたお客さんから色々な情報が聞けたりもして、世界が広がりました。本当に贅沢な日々でしたね。懐かしい!

IT'S MAGIC 最近、あかぬまとしを「IT’S MAGIC」(絶版品)という懐かしい作品が出てきました。5枚のカードを取り出して、トップの裏向きのカード1枚をテーブル上に置き、残りの4枚の「ブランクカード」を1枚1枚示します。テーブルに置いたカードをひっくり返すと、赤い文字で大きく「M」と描かれています。このカードをブランクカードに重ねると、すべてのカードにMの文字がコピーされてしまいます。「どうしてこうなったかわかりますか?」と言いながら、カードを1枚ずつゆっくりとテーブルに置いていくと・・・カードにはそれぞれ「M」「A」「G」「I」「C」と言う文字が現れ、「マジックだからですよ。」とカードを並べます。この商品は30年以上前のトリックス社製の絶版品です。使う技法はハーマンカウントだけですが、最後の意表を突くオチが大好きなマジックです。私はこのような意表を突く全世界のパケット・トリックを収集しているんです。最近も、イギリスのAlakazamから、ものすご~いパケットが発売になったんですが、それはまた日を改めて。♠♣♥♦

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