福澤 朗さんの講演

DSC06113 松江北高の学園祭「紅陵祭」の今年の講演講師はテレビアナウンサーの福澤 朗(ふくざわあきら)さんでした(昨年は茂木健一郎さん)。私は彼のプロレスの実況が大好きでした。NOチャレンジNOライフ!~心をのせたコミュニケーションが人生を豊かにする」というタイトルの講演です。体育館入口の幕の中から「ファイアー!」「ジャストミート!という絶叫で登場した福澤さん。以下はその要点をまとめました。

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 「読み書きそろばん」に重点を置く日本の学校では、日本語の伝達能力を高める教育を全くしてこなかった。話すこと、聞くことの訓練が忘れられていた。したがって、自分の考えや思いをどうやってはっきりと的確に伝えたらよいか?ということが分からない人がほとんどである。そんな状態で入試や入社試験の面接試験を、まるで暗唱テストのように喋っている人が多い。伝え方には間違いなくテクニックが存在し、これがないと思いは半分も伝わらない。

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【1時間目】 ①音には高い音低い音があり、確実に相手に届かせたいときには、高い音を使う。②音には大きい音小さい音があり、強調したいときには大きい音を使う。③音には速い音遅い音があり、確実に相手に伝えたいときにはゆっくりと喋る。高低大小速遅の三つに加えて、大切なことを言う直前に「間」を取ることが重要である(ジャパネット前社長の高田さんは①②③は完璧だが、「間」を取ることが不得手)。この三原則プラスワンを覚えておこう。

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【2時間目】 「あいうえお」の中で「う」「お」の音がひきこもり状態でシャットアウトされてしまっている。いかに「う」と「お」を日本語として前に出してはっきり話すことで、明るい印象を与えることができる。「あおあおとして ういういしい」「おう おう おう」というアシカの鳴き声で練習したい。

【3時間目】 効果的にコミュニケーションを図るには、表情筋」を鍛えることが有効。「ヒマワリの顔」(パアー)と正反対の「梅干しの顔」(クシャー)でストレッチ練習をしたい。さらに眉毛を上げることで伝えたいことが一層効果的に伝わり、口角を上げることで好感度を上げることができる。

【4時間目】 滑舌をよくするためには、舌の舌筋と口の口輪筋を鍛える必要がある。これには割り箸を口の中へ入れて奥歯で挟んだ状態で発声してみるとよい(イギリスの演劇界に起源のある練習法)。割り箸を挟んだ状態で、「ブラジル人の ミラクル ビラ配り」と言ってみると究極の練習になる。

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 最後に「聞く」ことに関して。(hear)と(listen)があるが、聞くは耳が小さい、聴くは耳が大きい。耳を大きくして、目を皿のようにして心をくだいて聞く態度が必要。「ぺーシング」で相手のテンポに合わせて聞く。「ミラーリング」は相手のやったことを時間を置いて繰り返すことだが、これは詐欺師の手法なので、注意が必要。

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 テーマの新鮮さに加え、パワーあふれる語り、ユーモアあふれる話術、テンポ・滑舌のいい話運び、90分という時間を感じさせないあっという間の講演でした。さすがプロですね。勉強になりました。講演終了後、生徒会の謝辞に続き、記念品贈呈(銘酒「月山」)があった後、満場の拍手に送られ、出雲空港からJALで帰っていかれました。台風を心配して前々日に松江に入られ、出雲大社を参拝されるなど、松江を満喫されたことでした。福澤さん、有益なお話をありがとうございました。

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