書痴の楽園

 2渡部昇一 学生時代に渡部昇一先生(わたなべしょういち)『知的生活の方法』(講談社現代新書)を読んだことが、私の人生にとてつもなく大きな影響を与えました。家を建てる時にも先生の書庫を参考にして特注したくらいですから。初めて講演会場のホテルの控室でお会いして握手してもらった時の感激、『ライトハウス英和辞典』に推薦文を書いてもらった時の喜び、昨年退職したときにいただいた達筆の書で書かれた(先生はパソコンは使われません。原稿は全部手書きです)ねぎらいのお手紙は私の一生の宝物です。

 尊敬するその渡部先生(上智大学名誉教授)は専門の英語学(英文法史では世界的な研究者)だけでなく、幅広いジャンルに関心を寄せておられ、著書だけでも600冊を超えていて、「知の巨人」として知られています。先生所有の「蔵書数15万冊以上」という巨大書庫を特集したテレビシリーズが、スカパーのDHCシアターで放送されています。渡部昇一書痴の楽園」という番組です。イギリスのケンブリッジ大学の図書館長も舌を巻いて認めた個人書庫として世界一といわれるその館には、世界で僅か数冊、時価数千万円の希少な古書をはじめ、大作家の初版本コレクション、出版された時代の世相を色濃く伝える膨大な古雑誌など、東西のあらゆる「本」が収められています(先生は基本的に買った本は捨てません。時代が変わって見方が違ってくることも多いからです)。この番組は、「巨人の頭脳」ともいうべきその書庫に、女優・宮崎美子さんが訪れ、渡部先生と本について語り合うトーク番組です。渡部先生の本への愛情とこだわり、独自の作家論などを聞き、「知の巨人の頭の中」をのぞき見する、大人の本好きには、堪らない30分番組です。まずその第一回(現在十回まで)では、先生が77歳の時に借金までして建てた新しい家の巨大な書庫へ宮崎さんを招き入れます。書庫探訪スペシャルです。恩師から贈られた机に座り、目の前を滝が池に流れ込む絶景を眺めながら執筆活動を続けられる渡部先生。ただただ唖然とする宮崎さん。気持ちはよく分かります。書痴の楽園」という番組タイトルも渡部先生がおつけになったものだそうです。書痴」という言葉に込められた渡部先生の思いは、第二回の放送で語られました。現在第五回までユーチューブで見れるようになっていますのでぜひご覧ください。⇒コチラです  渡部先生の膨大な本を収めた巨大な書庫をご覧いただくべく、第一回目の放送を貼り付けておきました。ぜひご覧ください。みなさん、度肝を抜かれますよ。

 渡部先生最新刊の著書は、『知的読書の技術 本を読まないとバカになる』(ビジネス社)です。田和山の今井書店センター店には平積みになっていました。何とも刺激的なタイトルですが、2007年に刊行された先生の『楽しい読書生活』(ビジネス社)を新書版で再刊行DSC06101したものです。ネット時代だからこそ、本の素晴らしさを再認識する。知的生活の第一人者が語る、読書家のための読書術決定番です。わたしはこうして読んできましたと、子ども時代から本を読むのが大好きで、書庫まで建てた著者が、本の魅力も語りながら「読書」について語っておられます。無人島に持っていきたい私の10冊も紹介されています。読書好きにはたまらない渡部流読書テクニックが満載の本です。もちろん私は、渡部先生の本や雑誌はすべて買っている熱狂的な渡部ファンを自認しています。

 今日のぞいた今井書店では気になる最新刊がたくさんありごそっと買って帰りました。川村二郎さんの言葉のエッセイ、大好きな小宮一慶さんの名言集、「お値段以上、ニトリ」の会長さんの成功原則、一度は泊まってみたい帝国ホテル経営者のおもてなしの極意、広島大学の挑戦、大好きな中邑真輔の戴冠を報じる『週刊プロレス』です。私の場合確かに、「本を読まないとバカになります」(笑)。

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