新幹線の乗降口

DSC05573 先月から新幹線に20回近く乗っていて、いつも思うことは「新幹線車両の乗降口はどうしてあんなにも狭いのか?」ということです(身障者(車椅子利用者)用の乗降ドア、11号車後位側のドア幅は、1050mmですが)。700系でわずか721mm、500系で700mmのドア幅です。一般的な通勤用車両は1300mmです。乗客一人がかろうじて乗り降りできるスペースしかありませんね。私もお土産をいっぱい買ったときなど、ドアに荷物がぶつかったことが何度もあります。

 なぜ新幹線車両のドアー幅はこれほど狭いのでしょうか?もっと大きくすれば、乗り降りは楽だし、乗降にかかる時間の短縮にもなるはずですね。列車大好き人間の私は、こういう疑問が起こるとすぐに解決したくなんるんです。これはもうずいぶん前に調べて解決済みです。結論から言えば、「大きくしたくてもできない」事情があるです。

 一つには、新幹線は、トンネル通過時車内の気圧を一定に保つ必要があるので、両開きのドアでは、ドアーとドアーの間に隙間ができて、車内を密閉することができないのです。トンネルに入ったときや対向車とすれ違ったときに、車体の外側の気圧は大きく変化します。トンネルに入ると耳がキーンとなったりするのは、気圧の影響です。車内の気密性を高めておけば気圧は一定となり、外圧の大きな変化を受けにくくなります。新幹線内の居住性が高まるわけです。

  二つ目は、気密構造を保つために、ドアーストッパーが装着されており、ドアーが閉まってからしばらくすると、内側からストッパーが飛び出してドアーを外側に押しつけて車体の気密をを保ちます。新幹線が、停車してもすぐにドアーが開かないのは、このストッパーが内側に引っ込んでから、ドアーが開くからです。ドアが開くときに「プシュー」と音がして、ドアが車内側に少し動いてから、開きますね。飛行機のドアが強力に閉められているのは、機内の気圧を保つためですが、新幹線のドアもこれと同じなんです。ドアを広くすればその分そのための装備が大きくなりますよね。

 さらには、アが広いと車体の開口部分が大きくなって、どうしても車体強度が落ちます。また、ドアが広いとその分だけ客室が狭くなります。座席数を確保するためにも最小限の広さしかとれないのです。

 最近2冊の新幹線本を面白く読みました。『新幹線99の謎』(二見レインボー文庫、2016年8月)、斉木実『新幹線はすごい』(KKベストセラーズ、2016年4月)です。新幹線も奥が深い。また今度新幹線に乗るときの楽しみが増えた気がします。❤❤❤

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