山下りょうとく先生のセンター講座

DSC05879 松江北高の元同僚で、友人の長谷 剛(はせつよし)先生(「志桜塾」代表)が、島根県の受験生のために、毎年「夏期特別講座」を開催しておられます。なかなか全国のトップ講師の授業に触れる機会のない島根の生徒にとっては、「心に火をつける」ことのできる刺激的で貴重な場所です。ここ数年英語は、毎年河合塾の山下りょうとく先生が来て下さっています。今年も、8月13日(土)夜からぶっ通しで14日(日)まで授業をしてくださいました。私は仕事の締め切りに追われる中(死ぬくらいの忙しさです)、14日午前中の「センター試験対策英語講座」に参加して参りました。開始前、テルサ4階の会場に到着すると、すでに山下先生が会場に控えておられ、2年ぶりに懐かしくお話をすることができました(昨年は私は広島の講演で会えず)。近くプレゼンテーションの本を出されるとのお話でした。

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 現在、最新の「センター対策本」の編集を追い込んでいる私にとって、今日の授業はずいぶん参考になるところ大の講義でした。メモをたくさん取りながら、対策本に盛り込むべきヒントを数多くもらいました。刺激的な授業中、八幡がメモしたことをまとめておきます。

 第1問の発音問題では、出る音は決まっている、「基本と例外」を押さえておけば大丈夫。アクセント問題では、①カタカナ英語(これについては最近のセンター試験では減少傾向を八幡は感じています)、②語尾からアクセントの位置を特定、③頻出語を押さえる、が効果的な勉強法。第2問は近年文法問題が影を潜め、語彙問題が幅を効かせている実態があるので(これについては八幡はチョット違う見解を抱き始めていますが、またいつか取り上げます)、文法分野別の問題集をちょこちょことやっておけば大丈夫、といった安易な勉強法では対策にならないこと。語句整序問題で最も問われるのは、①イディオム・構文、②動詞の語法、③語順・英文構成、であること。応答文完成問題では、自信のあるものから結びつけてDSC05868いき、流れも大切にして読み取ること。第3問B不要文削除の最も多い出題形式は、テーマに外れたものを見つけることなので、冒頭部分からテーマをキャッチすることを最優先すれば、意外と簡単に解けることを6問ほど解くことで実証。「ダメ押し確認」もすること。受験生が苦手意識の強い第4問Aの図表・グラフ問題では、特有の語彙がありこれを押さえておかないと話にならないこと、そして目を通す順番は、設問⇒グラフ⇒本文である。図表・グラフは、タイトルと縦軸・横軸を確認すること。新傾向で問4に出題される仮想段落の内容については、最終段落と、①抽象⇒具体、②原因⇒結果、といった繋がりがほとんであること。今年から出題された物語文は、2007年以前の第6問A(Bはやらなくてよい)で練習を積むとよい。本文と対応箇所と選択肢は表現方法は必ず異なっている。この点は、他の長文読解問題も同じ。ただし小説問題なので、①事実・行動を感情で言い換える(またはその逆)、②原因を結果で言い換える(またはその逆)といった言い換えが特徴としてあることに注意。解法は「読みながら、解きながら」だが、各設問を解いた時には、次の設問を「チラ見」してから本文に戻るとよい(これ有益なアドバイスです!)。第6問は、設問とストーリー展開が一致している。設問のキーワード(名詞・動詞・形容詞・副詞)を確認した上で、まず第1段落の第1パラグラフと最終パラグラフだけは冒頭文と最終文、それ以外のパラグラフは冒頭文のみをまず読むBの設問の表中にそのパラグラフのContentが示されている場合にはそれを事前に読んでおくとよい。この時点で、本文の主旨・テーマ・タイトルを問う問題やB問題は簡単に解くことができる。内容一致問題全般に言えることとして、「最も」「唯一」「必ず」「絶対」「決して~ない」など程度のあまりにも著しい語が使われている選択肢は×であることが多い(私が授業中「極端の法則」として生徒たちに紹介しているものです)。読解問題の第4問A,Bと第6問は部分読み、第5問は全体読みという大きな違いがあること(私は設問の「キーワード」を利用すれば、第5問も部分読みで解くことができると授業では強調しています)。

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 何よりもこうした「勉強の仕方」「問題の迫り方」を教えてもらえるのが、山下先生の授業や著書の大きな特徴です。一つの問題を解いて終わりではなく、他の様々な問題にも通用する魔法のような必殺技を受講生たちは教えてもらいました。疲れてきたところどころでアイスブレイクを挟みながら、センター英語の解法のまとめをしていただきました。他にも英語の勉強にDSC05923役立つ膨大な資料を惜しみなく提供して下さるのが山下先生の真骨頂です。今日もこれでもかというぐらい丁寧で役立つ資料をいただきました。これと先生のホームページの膨大なファイルを併用すればセンター対策はもうバッチリです。いただいた資料をよく読むと、「時間配分」や「設問を解く順番」に関しての有益なアドバイスが見られます。授業の端々に、billは頻出語で①勘定・請求書、②お札、③法案、がよく狙われること。in factの使用例「A 実際 B」では、①A=Bの関係が80%を占め、②A⇔Bが20%であること、など、受験英語の長年の最先端研究者のアドバイスが、キラリと光りました。本当に内容・密度の濃い3時間でしたね。受験生から広く支持されるのはこういう授業を展開しておられるからなのですね。参加した生徒諸君は、今日教えていただいたことを頭に置いて、山下先生の「2016年度センター試験徹底解説講義」(全4回)というユーチューブの動画講義を見ると、今日の復習と確認になり、これからの模擬試験対策、本番の勉強に最高の勉強になるはずです。⇒コチラです 山下先生、どうもありがとうございました。たくさんのヒントをいただき勉強になりました。

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 会場では、ラーンズの中原さん、ベネッセの廣戸さんに久し振りにお会いしました。会場入り口では、今井書店の井上さんが山下先生などの本を即売しておられました。私は仕事の関係で午前中の講座で帰ったのですが、恐らく午後は山下先生のサイン会で盛り上がったものと思います。

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