東大・京大特別講座

 松江北高では、7月26日から各教科別の特講が始まりました。私は「東京・京都特別講座」(80分)です。心構えを話した後、ハイレベルの単語テスト(8000語レベル)、英文の要約を行いました。東京大学の問題を考える際には、東大がどんな力を求めているのかを承知しておく必要があります。東大のホームページには、「高等学校段階までの学習で身につけてほしいこと」という東京大学からのメッセージが公開されています。英語だけでなく、5教科全てに大学の期待することがまとめられています。コチラで全て読むことができます  なるほど、と思いながら私は東大の今年の問題を見ています。スピーキングの出題をしたい気持ちもありありと見て取ることができますね。読む、聞く、書く力をバランスよく見たい、東大の入試問題の根っこの部分を垣間見ることのできるメッセージです(下線は八幡)。

高等学校段階までの学習で身につけてほしいこと

 人間は「ことば」なしでは生きていけません。誰もが「ことば」で考え,相手の感情を知り,自分の思考を相手に伝えます。「世界的視野をもった市民的エリート」を育てることを使命とする東京大学は,教養教育(リベラル・アーツ教育)を重視しており,そのため,入試問題においては,多くの外国語による受験に門戸を開いています。具体的には,英語のほか,ドイツ語,フランス語,中国語等による受験が可能です。共通して求める能力をまとめるとすれば,「外国語による理解力と表現力」ということに尽きます。
  いずれの外国語についても,本学で学ぼうとする皆さんは,高等学校までの教育課程の範囲内で,それぞれの言語によるコミュニケーションに必要とされる理解力と表現力を備えていることが期待されますので,その言語についての正確な知識に裏打ちされた論理的な思考力の養成に努めてください。外国語文の和訳,和文の外国語訳,文法的知識を問う問題は言うまでもなく,ときにその言語の背景にある社会・文化への理解を要求する問題が出題されるのも,そうした努力の成果を見るためです。
  以下,外国語として選択されることの最も多い英語について若干付言します。現代社会において,市民的エリートとしての責任を果たそうとすれば,英語力が重要な要素であることは明らかでしょう。ここで求められる英語力は,具体的には3点にまとめられます。

1) 英語による受信力

 知的内容のあるコミュニケーションが交わされる場において,相手側の英語による発信を正しく理解する能力が必要不可欠であることは言うまでもないでしょう。読解・聴解を含めた受信力を問う問題が出題されるのはそのためです。

2) 英語による発信力

  同様の場において,自分の述べたいことを正しく英語で表現できる発信力が不可欠なこともまた明らかです。英作文の問題が出されるのはこのためであり,現在,「話す」能力の試験を課すことができないのはもっぱら技術的な理由によります。

3) 批判的な思考力

  上記2点の能力を発揮し,健全なコミュニケーションを達成するためには,例えば常に何が「正しい」のかを問うような想像力豊かな批判的視点がなればなりません。それがなければコミュニケーションの場には誤解と曲解が渦巻くことになります。

こうした英語力を身につけるためには,発音・語彙・文法構造などの細部の把握,論理構成の理解や文化的背景についての知識に裏打ちされた大局的な把握との両面での訓練が必要であり,教養教育ではそうした英語教育を目指しています。そのため,本学を志望する皆さんには,高等学校学習指導要領の範囲内で,そうした英語カリキュラムに対応できる能力を身につけるように特に意識して,学習を進めてほしいと思います。

 私は毎年東京・京都大学の志望者の面倒を見てきていますが、残念ながら今年はそのレベルに届いている生徒はいません。かつては20名を超える生徒たちが、見事志望を叶えてくれていた学校ですが、ずいぶんとレベルダウンしています。しかし「散歩のついでに富士山に上がろう」とする生徒はずいぶんたくさんいます。その原因の大半は、私がいつも言っている「やりっ放し」ということです。いろいろなところでこのウィルスが繁殖しているのを目撃します。

 

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