Polarity

p_polarity 私は大金をつぎ込んで全世界の不思議なカード・マジックを蒐集しているのですが、つい最近、大傑作(!)に出会いました。Pablo Amira 「Polarity」という作品です。これは観客の「潜在意識パワー」を証明することのできる傑作です。潜在意識に思考を吹き込むということは凄いことですが、このカードマジックでそれを実現することができます。

 取り出した一組のデックを何人もの観客でよくシャッフルします。もうこれでどこにどのカードがあるのかは誰にも分かりませんね。マジシャンは1回だけデックをはじいて観客に見せます。これで52枚すべてのカードが観客の潜在意識に入ってしまうのです。そんな、1回見たくらいで覚えられるわけがありませんが、脳は記憶しているのです。ここで観客に、特定のカード(例えば「スペードのキング」としましょうか)がどこにあるかを尋ねます。普通は、観客はそれが分かりませんよね。何故なら、そのデックはシャッフルしたばかりだからです。しかし、そのカードがどこにあるかは、観客の潜在意識がちゃんと知っていると説明します。さて、観客にカードを1枚1枚表向きにテーブルに配っていってもらいます。「あっ、これがスペードのキングだ!」と「感じた」時に、そのカードだけ裏向きに置いてもらいます。観客は潜在意識がささやいたその時に、1枚のカードを裏向きに置きました。ここで、残りのカードをすべて表向きに見ていきますが、指定された「スペードのキング」はどこにも見当たりません。もしかして…?ここで唯一裏向きにした先ほどのカードを表向きにしてみてみると、そのカードはまさしく「スペードのキング」なのです。観客の潜在意識が1枚のカードを見事に探し出したのです。もう一度、別のカードで演じることもできます。

 最高のマジックは、観客がコントロールするマジックであり、Polarity」 は観客に、パフォーマンスをコントロールする自由を提供します。 しかし結果はあなたが望むものとなります。このデック一つあれば、無意識の決定・行動は、潜在意識に植え付けられた思考によってコントロールされていることを証明することができます。使われている原理は古くからあるものですが、八幡がこういう使い方があったのか!?」と感心してしまった、ギミックのバイシクル・デックが付属されています。付属のDVDには、さらにライブパフォーマンスと複数のハンドリング(「カジュアル・スタック」という名前の巧妙なスタック・デックの手順も収録されています。このスタックですが、スップレッドした際にバラバラに見えて赤黒交互になってなかったり、隣り合わせになるマークが違っていたりしますが、実際にはカードが特定の順番に並んでいるというものです。メモライズ・デックではありませんので、数学的な規則に基づいて並んでいます。そのため、規則の理解ができ、スタックを組んでしまえば相手の選んだカードが何かを当てることが簡単にできるんです。このスタック・デックの方法を手に入れるだけでも十分に価値があるのではないでしょうか?)が解説されています。この作品、八幡が久しぶりに「やられた!」と感動した傑作でした。演技をご覧ください。

 が、よくよく考えてみたら、このトリックデック、昔、カナダのCamirand Academy (私の大好きな会社で、以前はよくまとめて注文していました。この会社の「Top Of Heap」は私の十八番で、もう何十個買ったことでしょう。今でも多くの人に演じてはビックリしてもらっています)から出ていて私も持っている「The Proton Deck」とまったく同じ構成のトリック・デックであることに気づきました。日本のマジック・ショップでは全く触れられていませんが、Magic Cafeなどのフォーラムでは、その著作権をめぐって炎上しているようです。作ったご本人から了解を取ったのか?、製造権を持っているのか?会社には確認を取ったのか?という問題です。作者のPabro Amiraさんは、非を認めておられます。♠♣♥♦

 

広告
カテゴリー: マジック紹介 パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中