ライジングカード

ハイパーライジングカード カードマジックの古典傑作に、観客が選んだカードが一枚だけゆっくりとせり上がってくるという「ライジングカード」というのがあります。世界中の さまざまなマジシャンが独自のものを考案してきました。しかし中でも一番有名なものは、「デバノ式」と呼ばれるアレです。イギリスのマジシャン、ハリー・デバノが考案した、この「デバノ式ライジングカード」は世界中で売られていますが、いつも思うのが「動作が上手く行かない」ところ。うまく上がってくれないとか、途中でパタッと止まってしまうとか。さらにこれにはもう一つ大きな致命的な欠点があって、観客にせり上がったカードを抜いてもらうことができないんです。理由は?

 その欠点を解消したのが、山下マジック・山下裕司(やましたゆうじ)さんの「ハイパー・ライジング・カード」でした。もうずいぶん前になりますが、画期的なシステムでずいぶん話題になったものです。私もすぐ買った記憶があります。しばらく入手できない時期もありましたが、また現在販売されているようですね。世界中のマジシャンが超絶賛するライジング・カードです。

   数人の観客にデックからカードをそれぞれ1枚ずつ取ってもらいます。覚えたそのカードをデックに戻してもらい、しっかりと混ぜます。デックをそのままワイングラスの中に入れて、オマジナイをかけると、観客の選んだカードが1枚ずつヌーッと生き物のようにせり上がってくるのです。そのせり上がったカードをそのまま観客に引き抜いてもらうことができるのです。動作具合を見る限り、これまでのデバノ式よりも、ネタにストレスがかからない分、半永久的に使えそうです。セリ上がったカードをお客さんに抜いてもらえるのはとても良いと思います。カードを連続して上げることもできます。その気になれば10枚でもOKですよ。ただ難点がないわけではありません。ネタ部分の配置、カードケースに入れる際のボリューム、デックの角度によっては上がったカードがストンと落ちて戻ってしまったり、ネタだけがスコンと上がってカードを連れてきてくれなかったりということもありますので、加減をつかむまで何度も練習が必要です。私は以前からデバノ式のライジングカードを演じていましたが、この新しい工夫がされたこの「ハイパー・ライジングカード」は大変演じやすく、とても気に入っています。 せり上がってきたカードを観客に抜いてもらうことができますし、マジシャン自身もカードをスムーズに取ることが出来ます。 なにより素晴らしいのは、準備が全くいらないということではないでしょうか。 以前は、マジシャンズ・ワックスや両面テープ等を演じる前にセットしていましたが、使われている新しい素材により そのセットは全く必要なくなりました。演技前や演技中に 粘着物が手やカードに付いてしまうこともありません。 また、使われている素材は半永久的です。 準備いらずですのでテーブルホッピングにも使えますね。デバノ式の進化したものとしては、世界でも指折りの素晴らしさです。私はこれを手に入れたときに、すぐワイングラスを買いに走ったのを覚えています。

 

   このような「ライジングカード」とは全く違う、新コンセプト新機構の「ライジングカード」が発売になりました。何とロック機構が付いた驚きのギミックで、せり上がるタイミングを自由にコントロールできます。Sleeper」という商品です。

 たったカード3枚分の厚みの中に潜む新メカが、観客も演者をも驚かします。自由にシャッフルもできます。ライジングのタイミングも自由にコントロールできます。観客にデックを持ってもらうこともできます。ライジングは、垂直方向だけでなく、水平方向も可です。自由に選んでもらったカードが、デックの中からひとりでにゆっくりゆっくりせり上がってきます。現象は、従来からある有名な<ライジングカード>ですが、その仕掛け、仕組み、機構が全く違います。単純なエラスティックスレッドではありません(スレッドも使っていますが…)。まさに21世紀の<ライジングカード>です。スムーズな動作を可能にしたメカと、デックに戻した後ロックできる装置を加えたことで、演技の幅が大きく広がりました。ロック機構は、粘着剤等の自然タイマーではありません。しっかりしたメカとして組み込まれています。テーブルに置いておいても、観客に持っていてもらっても安心です。電子メカではありませんが、まるでリモコン操作のようにロックを外して、好きなタイミングでカードライジングを行えます(ロック解除の動きは観客には全く気付かれないほどのものですので観客の目を気にすることなく堂々と行えます)。ギミックはデックの中に入れておいても全く気にせずに、シャッフルもカットも、スプレッドもして検めることができます。お勧めのギミックですね。 

 そうそう、特定の角度に傾けたときだけにミニモーターのスイッチが入るという、Dr.シュワルツ「ライジングカード」も重宝していましたが(メーカーも製造中止でもう手に入らない)、あれは今いったいどこにあるんだろう?暇ができたら、蔵」の中に探しに行こう!私の自宅(ミサワホーム)の1階と2階の間にある中2階の「蔵」には、5000万円以上のマジック道具が所狭しと眠っています。よく考えたら、家がもう一軒建ちましたね。反省!♠♣♥♦

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