さだまさし「風のうた」連載

DSC00488 大好きなシンガーソングライター・さだまさしさん(最近の肩書は小説家とありますからね!)の新しいエッセイ「風のうた」が、週一で昨年末から共同通信社から配信開始になりました。掲載される新聞も続々と増えているようで嬉しいことです。二十四節気や七十二候といった、細やかな季節感に彩られた心温まるエッセイです。素敵なイラストは、盟友のおぐらひろかずさんが担当です。みなさん、お読みになっていますか?島根県で私は、『山陰中央新報』『日本海新聞』で読んでいます。ただ『日本海新聞』のほうは、モノクロなので、おぐらさんのせっかくのほんわかとしてすべてを包み込むようなカラーのイラストを見ることができません。ということを知ってからは『山陰中央新報』の方で読むことに決めました。

 私は、昔からさださんの熱狂的なファンですから(むし」と呼ばれる)、だいたいさださんのエピソードは承知しているのですが、今回初めて知ったことがこのエッセイに載りました(1月16日第4回)。ちょうど受験の時期にいい話ですので、シェアさせていただきます。

  3歳からヴァイオリンの勉強を始めたさださんは、小学生の頃からヴァイオリンの天才少年と周りから期待されて、ヴァイオリンの先生の勧めもあり、中学校からは故郷の長崎を出て、東京に下宿して修行に励みます。しかし音楽高校(都立駒場高校)の受験に失敗して、國學院高校の二次募集で入学、高かった鼻も心も折れて、自分をうたぐり始め、ヴァイオリンもどんどん下手になっていき、とうとう音楽大学の受験も諦めます。

「お母さん、俺、ヴァイオリン、やめようと思う…」
「そう…」
「ヴァイオリンはやめる。でも音楽はやるつもりなんだ。
クラシックじゃなくて軽音楽だけど」
「軽音楽って、どういう?」
「自分で詞を作って、曲をつけてうたうんだよ」
「うたえるの?」
「何とかうたうさ」
「そう、面白いじゃない! 軽音楽だってクラシックだって、
音楽であることは一緒でしょう?お前が言うように、曲とか
詩をとかを自分で作ってうたうなんて、ホントに素敵じゃない!」

 これはさださんのお母さんが、佐田喜代子『永き旋律―さだ家の母と子供たち』(自由国民社、2008年)に書き残している当時のやり取りです。こうして、國學院大学・法学部に進学はしますが、学校にも行かずにアルバイト三昧の日々(ビルの工事現場、雨樋の修理、ペンキ塗り、料理屋の板前)で、とうとう身体を壊して(急性肝炎)、故郷の長崎に逃げ帰ります。もうこの時に、彼の人生は終わりだと思った、と言います。

 当時、ある人がこんなことを言ってくれた。5、6個のビー玉が散らばったら、そのうちの一つがどこへ行ったか気になるかもしれないが、ー玉が80個散らばったら、二つ三つどこかへ行っても気にしないだろう?今や人生80年。2年3年の回り道など気にしない気にしない、と。ひどく救われた気がした。

 その後、2、3年遊ぶつもりで歌いだし、今に至るそうです。その道がまさかここまで繋がっているとは想像だにしなかった。以来、どんな時でも諦めるな、と自分に言い聞かせているそうです。この記事に心を打たれました。そして、本当にその通りだと思いました。一回の受験の失敗でめそめそくよくよ、はては命を絶った人までいます。365日24時間、そして人生何十年ものうちの一回の失敗なんて、何て事ないなと思いたいですね。失敗はしないならしない方がいい。でも、失敗することを恐れて引いてしまうのが一番良くないのではないか。失敗したら失敗したで、その失敗を糧にして奮起して立ち向かって行くのが良い。そんなことを教えてくれる連載記事でした。28歳で28億(金利も入れると35億)も借金をして映画を作り、苦労を重ねながらも、それを完済したさださんならではの重ーい言葉ですね。❤❤❤

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