物語文の難しさ

 今年のセンター試験には、【第5問】に「物語文」が9年ぶりに復活しました。これは昨年度の追試を見ていた人にとっては、驚きでもなんでもなかったはずなのですが、初めて問題文を見てびっくりして、動揺してしまった人には、取りこぼした人も多かったと思います。一つ知っておいてもらいたいのは、新傾向の問題が出題される初年度というのはだいたいが易しい問題がほとんどだということです。慌てることや動揺することは全くない。落ち着いてやれば必ずできる問題だということを覚えておきましょう。今年の出題も非常に簡単な問題ばかりでした。私の昨年の教え子で、浪人していた生徒からこんなメールが届き嬉しく思いました。頑張りましたね。

 八幡先生、こんばんは!お久しぶりです。
センター試験を終えてきました!英語は悲願の200点満点を達成しました!リスニングは48点でした。先生のアドバイスを思い出して、追試を解いておいたので、小説の出題に戸惑いませんでした!

 ただ、評論文」よりも「物語文」のほうが読みづらいのも事実でして、以前にセンター試験の【第6問】で苦労した生徒がたくさんいました。解法のポイント」としては次のような点に注意しながら読むことです。

①主人公と周囲の人間関係を把握。
②出来事・行動の理由の記述は見逃さない。
③登場人物の思考・感情の表現は設問に直結。
④場面展開を示すキーワードを見逃すな。
⑤発言(セリフ)の意図を正確につかめ。

物語の中で何が起こっているかを各段落ごとに正確につかみ、登場人物の行動の理由を考え、心境を想像しながら読むこと(行間を読む力)が重要になってきます。詳しい手順は、3月に発刊される『重要問題演習(筆記)2017』(ラーンズ)に、ていねいに解説しておきましたので、そちらでご確認ください。来年も間違いなく「物語文」は出題されるでしょう。

(付記)不正行為について●●●

 さて、先日センター試験における不正行為が、過去10年間に67人いたこととその具体的内容が公表されたことを取り上げました。大学入試センターは、これまで不正の内容を明らかにしてこなかったんですが、1990年の開始から初めて発表されました。これは、馳 浩文部科学大臣の強い要請もあり方針を転換したようで、今年も試験終了直後即座に、2日間の不正行為7件が公表されました。青森県でカンニングペーパーの使用、東京都で定規の使用、試験時間中の問題冊子の持ち出し、静岡県でスマートフォンの使用、青森県で定規の使用、栃木県でカンニングペーパーの使用、滋賀県で「解答やめ」の指示後の消しゴム使用、の7人が受験全科目無効となりました。このように、組織のトップが変わると大きく方針も変わるのだ、ということを強く印象付ける出来事でした。センター試験にジャイアント・スイングだ(これ分かるかな?)!

▲雪景色の松江北高校~朝6時30分

▲雪景色の松江北高校~今朝6時30分

 

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