センター試験の不正行為

京大は時計禁止!公平性の担保

 京都大学の英語の二次試験の最中に、携帯電話からインターネットの掲示板「ヤフー知恵袋」に問題が投稿され解答を得る事件が起こったのは、2011年2月のことでした。それまでのカンニングの方法とは全く異なる手法や、返ってきた珍妙な(!)解答例が話題を呼び大き

な波紋を引き起こしたのは記憶に新しいところです。この事件では、偽計業務妨害容疑で予備校生が逮捕されました。京都大学は、今年2月の入試から腕時計や置き時計など、受験生が時計を使うことを一切禁止しました。試験会場に電波時計を置くことになりました。スマートウォッチ対策のためで、一人一人の時計を調べるのは難しいので、公平性を担保するためだそうです。アメリカのアップル社が昨年春、腕時計型端末の「アップルウォッチ」を発売しています。インターネット接続ができるのでカンニングが起きる可能性があり、監督者が見抜くのも困難と判断したわけです。北野正雄副学長は「今後様々な時計が出てくることを考え、一律に禁止することにした。全ての受験生が同じ土俵で受験できる環境を作るのが我々の使命だ」と述べています。京大によると試験中は、腕時計などをカバンにしまわせます。1千万円以上かけて、約120ある試験会場教室に、約200台の電波時計を設置するとのことです。慶應義塾大学SFCでは、昨年から学部の学部内試験で時計の利用を禁止していますね。センター試験や他大学の試験では机上に時計を置くことは認められているんですが、端末機能があるかどうかを、瞬時に見極めるのはとても難しいことです。他大学は一体どうするんでしょうかね?頭の痛い問題です。

 大学入試センター試験」でも、2006~2015年の10年間に、全国31都府県の試験場で、替え玉受験の2件を含む不正行為が計65件あり、計67人が受験全科目無効の処分となっていたことが9日、大学入試センターへの複数のメディアの取材で判明しました。センターはこれまで不正行為の状況を公表していなかったので、その実態はわかりませんでしたが、毎年何らかの不正が行われて処分になっていたことが、これでわかったんです。

 入試センターによると、不正行為は毎年見つかっており、内訳は替え玉受験2件のほか、解答終了合図後の記入30件、定規の使用13件、カンニングペーパーの所持・使用8件など。電子辞書の持ち込みや、英語リスニングの開始前にICプレーヤーを作動させたケースもあった、とのこと。最近でも、試験時間中に問題を持ち出し(長崎県)他の受験者の答案ののぞき込み(東京都)などが報告されています。私も生徒によく注意するのは、「解答やめ。鉛筆や消しゴムを置いて問題冊子を閉じてください」の指示に従わずに、鉛筆を持ったまま解答を続けると不正行為となる、という点です。私が進路部長時代に、島根県会場でも実際にありました。学校の定期考査や模擬試験等で、チャイムが鳴ってもギリギリまで解答し続ける光景をよく見ることがありますが(悪気はない)、これをセンター試験でやると非常に怖いことを、ぜひ生徒たちに徹底してください。

 今年のセンター試験は、来る1月16日、17日に全国56万3767人が受験して実施されます。入試センター総務課の伊藤 亘課長補佐は「不正は不利益しか招かない。軽率な行為は慎んでほしい」と話しています。不正行為は真面目に受験している大多数の受験生のためにも、絶対に許すことはできません。

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