E・S・Pトリック

ESPトリック 懐かしくなって、その昔、トリックス社が出していたオリジナル作品「E・S・Pトリック」を蔵から引っぱり出してきてやってみました(東京駅前のビルの2階に入っていた「トリックス」へ東京に出るたびに寄っていた頃を思い出します。狭いお店でしたが、雰囲気のある場所でした)。この作品、今はもう絶版品で手に入れることはできません。手書きの説明書に考案者名の記載はありませんでしたが、たぶん赤沼敏夫(あかぬまとしお)さんの作品でしょう。ついているカードがブリッジサイズなのが、ひと時代を感じさせますね。当時のパケット・トリックやトリック・デックは圧倒的にブリッジサイズが多かったんです。

 マジシャンは5枚の丸印(○)の描かれたESPカード」を観客に示します。ここでもう1回カウントするとカードが1枚ずつ、次々と星印(☆)、四角(□)、波、十字(+)のカードに変化していきます。そして最後に残った1枚も、バツ(×)印のカードに変化してしまいます。最小限のカード構成で、すべてのカードが変化するという、最大限の変化現象が行なえるように工夫されており、よくできた手順構成だと感心します。変化を示すときに用いるカウントの仕方がそれぞれ異なるので、変化があって面白かったなあ、と当時を懐かしく思い出しました。なにせ、使うカウントが、「フラシュトレーションカウント」、「ハーマンカウント」、「ラインアップムーブ」、「エルムズレイカウント」、「アスカニオスプレッド」、「ダブルリフト」、「スルーザフラリッシュ」など、カードマジックの古典的な技法を、全~部組み合わせて使うので、初学者が技法を覚える練習にはうってつけのマジックなんです。最初はめんどくさそうなマジックだなと思いつつも、やってみると結構面白いじゃん、と感じたことを覚えています。

  ただ、ESPカード」の存在を知らない観客にとっては、マークの変化の意味がわかりづらい、という点が難点といえば難点でしょうか。でもこのマジックのハンドリングを応用すれば、5枚のブランクカードに1枚ずつトランプのマークが現れ、最後はロイヤル・ストレート・フラッシュになる、という演技も可能ですね。ちょっとだけ複雑なギミック・カードを作る必要はあるんですけれど、試してみる価値はありそうです。♠♣♥♦  

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