「クリスマスの約束」の原点

クリスマスの約束小田和正

小田さん、今年は素敵なライブをお願いします!

 このブログに今年の5月に書いた「「クリスマスの約束2014」の確執」に、途方もない数のアクセスが毎日続いています。改めて小田さん(68歳!)の人気の高さを感じることです。⇒記事はコチラです  今年の小田和正音楽特番「クリスマスの約束2015」の観覧募集が始まりましたね。昨年のエンディングを見ていて、正直、もしかしたら番組がこのまま立ち消えになってしまうのではないかと恐れていただけにホッと胸をなで下ろしています。今年は横浜赤レンガ倉庫で、11月26日に収録が行われるようです。観覧募集は⇒コチラです 今日は、このクリスマスの定番となった番組の原点を振り返ってみたいと思います。

 オフコースが活動休止した1982年に、小田さんは「日本にもアメリカのグラミー賞のような賞が創れないだろうか?」と思い立ち一人奮闘したことがありました。「実際に音楽をやる者同士が認め合い、仲間に対して投票する」という、「日本レコード大賞」などとは性質を異にする画期的な賞でした。決して社交的とは縁遠い小田さんが、早速行動に移しました。多くのアーティストに趣旨説明に奔走して、多くの賛同を得て全体ミーティングまでこぎつけます。しかし、すべてのアーティストをまとめるには至りませんでした。次第に小田さんの心の中に「盛り上がっていいるのは自分だけでは?…」といった醒めた疑問もわき上がってきました。この挫折感を小田さんは「僕の挫折」というエッセイの中に綴っています。この挫折が将来果たすべき約束となって、小田さんの心の中にひっそりとしまわれたのでした。

クリスマスの約束 TBSテレビの歌番組「うたばん」の番組プロデューサー阿部龍二郎さんが、小田さんに「さよなら」を歌って欲しいと依頼します。しかし小田さんは断りの連絡を入れます。阿部さんは思いつくいろいろな企画をひねり出して新しい形の音楽番組を模索・提案します。小田さんとの最初の企画会議の際の阿部さんの小田さん印象はこうです。気難しいと言われてる人も、実際に会うと気さくだったりする。でも小田和正という人は、一度もニコリとしなかった」。自分が軸になってリスペクトできる楽曲を、日本を代表するアーティストに歌ってもらおう。小田さんは本人に一通一通心をこめて手紙を書いて、「共に歌おう」直接の出演依頼交渉を行います。番組のタイトルは「クリスマスの約束」に決定しました。誰の出演も決まらないまま、番組制作はどんどん進められていきます。本番用に丁寧に作られたステージセットの模型を、小田さんは全否定します。「あくまで歌が主役」なのだから、要らないものは省いてシンプルなものに固執します。「誰もゲストが来なければ、あれだけのベテランの小田さんが大恥をかいてしまうことになる。せめて小田さんのやりたいようにやってもらおう」とTBS側もまとまります。

 ピアノの前に座った小田さんはリハーサルで、リハーサルとは思えないくらいに全身全霊を込めて「言葉にできない」を歌います。その瞬間、局側のスタッフたちはビビッときたと言います。「この番組はすごいことになるぞ」 2001年12月25日、いよいよ番組オンエア。女優斉藤由貴さんのナレーションで聖夜の雰囲気を盛り上げながら番組がスタートします。小田さんがピアノ・ストリングスで「言葉にできない」を熱唱し終わり、マイクに向かいます。「結論から先に言いましょう。…今日は誰も来ません!」 波乱の幕開け、会場にどよめきが起こります。「僕も散々断ってきました。オフコースの時は、何を頼まれても、“出ません出ません”って、全部断った」  「「カッコつけないで出りゃいいじゃん」って思った人、多かったんじゃないかな?「オフコースのみなさまは…」とかっていちいち言われるとさ、「こんなに交渉しているのにアイツらは出てくれない」みたいな伝わり方にもなるし、こっちが悪者みたいだしさ(笑)。でも出演しなかったのは,ライブの動員も少しずつ増えていったし、もはやテレビに出てって何か伝えるとかってことが、必要なくなっていたのもあるんだよ」 小田さんは一人で全力で歌いきります。バックのファーイーストクラブ・バンドの演奏のクオリティも見事でした。時々、アップで観客の中の一人が映されると、きれいな若い女性が目に涙を浮かべて目頭を拭っています。号泣している女性もいました(だいたいカメラが振られるのは美人と決まっていましたね(笑))。

クリスマスの約束メドレー 翌年2回目の放送でもゲストは誰も来ませんでした。3回目に初めてミスチル桜井和寿さんらが参加します。毎回が筋書きのない良質のドキュメンタリー番組となりました。2009年の放送で総勢21組34名の豪華アーティストが参加し「’22’’50」と題する大メドレーを完成させ、音楽界の大きな話題を独占します。阿部さんは回想します。「みんな小田さんが求めるあるレベルに達するまで、もの凄く練習してました。そしてそこで得たものを持ち帰ることが、全体のレベル・アップになる。小田さんの目指した“グラミー賞”は、まさに別の形で成し遂げられつつあるのかもしれません」

 小田和正さんとTBSテレビが贈る「クリスマスの約束」は、今年で15回目になります。小田さんの一通の手紙から始まったこの番組には、これまで沢山のアーティストが登場し、互いを尊敬し合い、認め合いながら珠玉の音を紡いできました。この15年のいろんな想いが詰まった「クリスマスの約束2015」を楽しみにしたいと思います。今日は小田さんの昔の曲を久しぶりに聴きながらこのブログを綴りました。先日は東京・表参道で、久々に小田さんのお店にお邪魔してきました(ペンケースとキーホルダーを購入)。

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