月刊『致知』の魅力

藤尾 尊敬する渡部昇一(わたなべしょういち)先生が、監修・出演したテレビ対談シリーズがスタートしました。スカパーDHCシアターテレビジョン「家庭の大事」という番組です。第1回のゲストには、致知出版社代表取締役社長・藤尾秀昭(ふじおひであき)さんの登場です。番組は全4回です。

 今回の対談のテーマは、創刊37年を迎える月刊雑誌『致知』(ちち)は「なぜここまで読者の支持を集めているのだろうか?」というものでした。11万部という発行部数は、教養雑誌としては異例の発行部数なのだそうです。藤尾さんは、『致知』の創刊理念が良かったからではないかと分析されていました。時代の変化に流されず、人生について、仕事について真剣に取り組もうという姿勢。ただ知識ばかりため込ん致知で、偉くなった気になって人に嫌われてしまうような「ニセの学問」ではなく、人間学」という本物の学問を伝えようという理念、これが感動を呼んでいるのではないか、とおっしゃっておられました。藤尾さんは人間学の体現者だ―。」 番組冒頭で、渡部先生はそう言われていましたが、これほどまでに読者の支持を集めている理由は、渡部先生、そして藤尾先生ご自身の「人間学」にこそあるのかもしれませんね。いつの時代でも、仕事にも人生にも真剣に取り組んでいる人たちの糧になる雑誌を創ろうとしたのです。有名な人、無名な人を問わず、どんな世界でも各界で一所懸命に生きている真実の人たちがいる。そういう真実の人を見つけ出し、その方たちの体験という英知に学ぼうというのです。人間のあるべき原理原則と同時に、様々な世界で強く生きた人、深く生きた人、やさしく生きた人、そういう人たちの生き方から学ぶべき「人間学」を探究して37年間、時代に流されることなく、ブレずに雑誌を作り続けたのがよかったのでしょう。この雑誌を使った勉強会「木鶏会」(もっけいかい)が全国に138か所もできています(島根県は松江と出雲)。ついには「国会」の中にもできたそうですよ。

 この雑誌が創刊されるときに、藤尾さんは当時の大御所、扇谷正造(おうぎやしょうぞう)さんのところへ、アドバイスをもらいに行ったそうです(扇谷さんは『週刊朝日』を10万部から150万部にまで伸ばした名編集者で「週刊誌の鬼」と呼ばれました)。すると「こんな難しい雑誌は売れないよ」とおっしゃる。それでも何とか、と食い下がると、「致知」などという難しい名前ではなく「ようこそ、こんにちは」というタイトルにしなさい、と言われます。さすがにそれはないと思ったが、扇谷先生の言葉をむげには出来ず、創刊3号までは「ようこそ、こんにちは、致知です」と刷り込んだそうです。面白いエピソードですね。この『致知』という名前は東洋の古典『大学』にある「格物致知」に由来しています。とかく現代人は、知識や情報にばかりとらわれがちですが、人間本来の叡智とは、実際に物事にぶつかり体験することによって初めて生きる力になると考えられます。実践を通して本物の叡智を身につける、という意味を込めて、誌名を『致知』と名付けたのです。

 私もこの雑誌、毎月届くのを楽しみにしています。隅から隅まで目を通します。「チーム八ちゃん」の会員の先生方の中にも熱狂的な読者がたくさんおられます。書店では求めることはできません。定期購読のみで毎月11万部も出る、驚くべき雑誌です。(⇒詳しくはコチラです)

広告
カテゴリー: 日々の日記 パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中