松江城天守国宝に!

IMG_7331 文化審議会が5月15日、江戸時代初めに築かれた松江城天守」(松江市)を国宝に指定するよう、下村博文文部科学相に答申しました。「重要文化財のうち製作ががきわめて優れ、かつ文化史的意義が特に深いものが国宝です。戦前は国宝だった「松江城」も、戦後の「文化財保護法」で重要文化財になっていました(理由は不明)。2010年には、松江市民が国宝化を求める約13万人分の署名を集めました。松江市民の長年の悲願がかなったわけです。「先人の努力や思いが結実した結果。松江城を活用し,市内全体の景観を整備していく必要がある」と松浦市長。松江城は関ケ原の合戦の後、出雲・隠岐の領主になった堀尾氏が築城。1611年に完成した天守は、2階分の長さの通し柱を多用するなど独自の特徴があり、近世城郭の最盛期を代表する建築と評価されています。現存する天守の国宝指定は松本城(長野県)、犬山城(愛知県)、彦根城(滋賀県)、姫路城(兵庫県)に続き、5例目となります。

松江城 高さ30メートルの天守は、初代・松江藩主の堀尾吉晴(ほりおよしはる)によって慶長16年(1611年)に完成。外観は4重に見えますが、内部は地上5階、地下1階の荘重雄大なつくりになっています。屋根の形が、千鳥が羽根を広げたように見えることから、別名「千鳥城」とも呼ばれます。「怪談」などで有名な小泉八雲ことラフカディオ・ハーンは、「まさに城そのものが、怪奇なものを寄せ集めてでIMG_9219きた竜のようである」と記しています。姫路城に次いで二番目に広い天守、美しい石垣(ハートの石垣も有名)、城内の桐の階段、135本の寄木柱の中にハートの木目のもの、など魅力いっぱいのお城です。松江城の歴史と魅力の解説として、4月にハーベスト出版より石井 悠『松江城』(500円税別)というガイドブックが出ていますのでご紹介しておきます(左写真)。

 水の都・松江市の松江城天守の国宝指定答申直後の週末には、同所を訪れた人は前週比約1.8倍になったそうでIMG_7537す。お城周辺の駐車場は、中・四国だけでなく、関西や首都圏ナンバーの車でいっぱいです。松江城を紹介するホームページ(HP)のアクセス件数も答申当日だけで通常の10倍超の過熱ぶり。松江城の登閣者も約1.8倍になったといいます。松江城下めぐりガイドや、定時観光ガイドの利用者も増えていると聞きました。“国宝効果”は実際の数字にも表れた格好ですね。私が乗ったタクシーの運転手さんも、観光客が目に見えて増えたとおっしゃっておられました。私は全国のお城を巡ってIMG_7347いますが、松江城はその中でもかなり高いランクに入る美しいお城です。私が3月まで勤めていた松江北高の英語研究室は、正面が松江城の天守、という絶景に見守られて、仕事をしていました。NHKドラマの「だんだん」のロケ地に松江北高が選ばれたのもそういう訳なんです。

 松江城周辺の堀をめぐる観光客に人気の「堀川遊覧船」では、運行する45隻のうち8隻の屋根に「祝 松江城国宝へ」のシートを飾りました。この遊覧船の利用も格段にふえているそうですよ。

▲堀川遊覧船も祝福!

▲堀川遊覧船も祝福!

広告
カテゴリー: 日々の日記 パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中