Dissolve

交錯するトライアンフ! 

 カード・マジックの世界で非常に有名なものに「トライアンフ現象」があります。観客に1枚のカードをデックより選んでもらい、覚えてもらったら、デックに戻します。デックの半分を表向き、もう半分を裏向きにして混ぜます。しっかり表・裏混ざっていることを見せますが、おまじないをすると、ナント!一瞬に全てのカードの向きがそろってしまいます!ところが1枚だけ表向きのカードが。もちろんそれが観客の選んだカードなのです。これが「トライアンフ現象」です。私は、カード・マジックを覚えたての頃に購入した、Cheek to Cheek”デックをよく演じたものです。

 dissolve今回ご紹介するのは、そのトライアンフの進化系バージョンです。従来のプロットにプラスアルファを加えてアップグレードしています。客にカードを1枚選んでもらいデックに戻します。ここでよくあるコントロールなどは一切しません。デックを半分に分けて、半分は表向き、半分は裏向きの状態でリッフル・シャッフルしてしまいます。確認すると確かに表があったり裏があったりします。ここでマジシャンはデックの前端をパラパラとはじいていって、裏と表が良く混ざっていることを再確認します。この後、何の怪しい動作もありません。ただ、デックをはじいていって何度か混ざり具合を見せていきます。なんとなく徐々に徐々にカードの向きが揃っていくのが見えます。ひとりでに、溶け込むようにビジュアルにカードの向きが揃っていくのです。なんと最後には、完全に全てのカードが裏向きに揃ってしまいます!テーブルにデックを裏向きでスプレッドして見せます。間違いなく全てのカードが裏向きになっています。たった1枚のカードを除いて。その1枚だけ表向きになっているカードが、間違いなく先ほど観客が選んだカードです。カードマジックの最高傑作<トライアンフ>ですが、この「ディゾルブ」では、シャッフルして裏表を混ぜた後、何もしません。カードがひとりでに目の前でゆっくりビジュアルに揃っていくというところが、進化したところです。奇跡の起こる瞬間を可視化して、最高の不思議を味わい尽くすというマジックになっています。トライアンフを知っているマジシャンたちをもノックアウトしたダイナミックなトライアンフで、惜しみない称賛が数多くのプロマジシャンから贈られています。

 このマジックのタイトルとなっている英語のdissolve(分解する)という単語ですが、映像の世界では、2つの異なった映像をつなぐ際に、前の方を徐々に暗くしていき、後の方を徐々に明るくしていくような形でオーバーラップさせていくという意味です。徐々に移り変わって別画面に進むということを意味しています。まさに裏・表向きの入り交じったデックが、徐々にフェードアウトして元に戻ってしまう現象と重ね合わせていますね。US Playing Card社製のバイシクルライダーバックの赤裏の完成フルギミック・デックが付いていますので、即演じることができます。米国大統領就任記念舞踏会やスタークルーズ船等、多くの場で一貫した印象深いマジックを演じて、30年以上のキャリアを持つフルタイム・マジシャンのFrancis Menottiが、8年以上の歳月をかけて演じて、磨きに磨き上げた実証済みの専用トリック・デックです。映像でご覧ください。本当に不思議です。♠♣♥♦

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