私重奏ライブ

私重奏WOWOW 私の大好きな一青 窈(ひととよう)さんが、2月28日に東京・EX THEATER ROPPONGIにて行った全国ツアー「一青 窈 TOUR 2014-2015 ~私重奏~」最終公演の模様が、4月12日(日)にWOWOWライブでも2時間にわたって放送されました。このライブは、彼女が昨年10月にリリースしたニューアルバム『私重奏』のツアーの一環として行われたものです。ライブではゲストとしてSOIL & “PIMP” SESSIONSのメンバーが登場し、一青さんとともに金井克子「他人の関係」のカバーをパフォーマンスするなど、ファイナルらしい豪華な演出で観客たちを沸かしました。時代を越えるあの不朽の名曲、「もらい泣き」「ハナミズキ」も披露され、客席全体が「一青窈の世界」に包み込まれました。人生の悲しみと歓びを語り継ぎ、心の琴線に触れる優しくも鮮やかな世界観を帯びた作品力と、圧倒的な個性を併せ持った表現力と歌唱力で、女性ソロ・アーティストの中でも傑出した輝きを放ち続ける一青 窈さんです。そのライブの模様を振り返ってみます。

 ステージ上に美しく光が降り注ぐ中、白いネグリジェ(?)のようなワンピース姿の一青 窈さんが現れます。1曲目はア・カペラによるコーラスをバックに歌い出した「ロマンス♥カー」でした。「さあ一緒に盛り上がっていこうね!」と、明るく弾む一青さんの言葉を合図にスタンディングを要求し、続く「勝負!!!」では、めくるめくバンドサウンドで一気に会場が華やぎました。この日のステージ衣装は一青さんのフェイスブックに写真が出ています⇒コチラ

 賑やかなオープニングの後、多くのバラード曲で聴き手を魅了してきた一青 窈さんの真骨頂が発揮される展開に。「風光る」では歌詞にも出てくる《タンポポ》の花をそっと摘み取るような仕草を見せ、歌の主人公になり切るように丹念に想いを紡いでいきます。これは川江美奈子さん作の素晴らしい曲で、山口智子さんのプラセンタのCM曲でもあります。⇒詳しくは私の感想コチラで  「あのときみたいに 2回握り返して」と、忘れられない想いを歌った「2回」では、ステージ上にひざまづき祈るように歌う姿も、とても印象的でした。そして紺野紗衣さんの美しいピアノのイントロで始まる「千本椿」へと続きます。華やかな「LINE」へと流れていきました。

 赤を基調とした鮮やかな花柄のワンピースへとお色直しをした後半。一青さんは男女の縺れを芝居を交えながら披露した「GOKAI」でコミカルな一面も覗かせました。圧巻だったのは主題歌を手がけた映画『ペコロスの母に会いに行く』の原作者・岡野雄一の詩を朗読したとき。気持ちを集中させるように一呼吸したあと、長崎弁で読み上げたそれはぞくりとするほどの説得力です。そのままピアノとアコースティックギターの伴奏で始まった「霞道」は、生きることの切なさを全身で表現しようとする一青さんの思いを絞り出すような歌でした。

 「他人の関係」のカバーでコラボレーションした、SOIL & “PIMP”SESSIONSからタブゾンビ(tp)、元晴(sax)、社長(アジテーター)がシークレットゲストとして登場した怒涛の終盤。昭和の名曲をゴージャスなブラスセッションにのせると、「月天心」など初期の名曲を中心にしたスペシャルメドレーへ突入。さらに代表曲「もらい泣き」では、最後の歌詞を「やさしいのは…ここに会いに来てくれたあなたです!」に変えて歌い、その後の「冬めく」ではステージを降りて客席に乱入し合間をハイタッチして練り歩きながら歌い、会場中を湧かせました。

 そして本編のラストを飾ったのは、プリンセス・プリンセスの岸谷 香作曲の「パパママ」。かつて肺癌を患った父親と、それを笑顔で支えた母親の話に触れて、「一生懸命がんばっているお母さんと、お母さんから生まれたすべてのあなたへ」と語りかけて歌い始めました。足元はハイヒールを脱ぎ、いつの間にか恒例の裸足になり舞台のへりに座っての歌唱。今になってようやく理解することができるようになった両親の夫婦愛。それを歌う一青さんの表情は晴れ晴れとしていましたね。

 このツアーで全曲が披露されたアルバム『私重奏』は、両親を早くに亡くした一青さんが自身のルーツを探りなら作り上げた作品でした。それを強く意識した思いがアンコールに現れました。オレンジと金を基調にした横縞のチャイナドレスに身を包んだ一青さんが、お父さんが大好きだったという祖国・台湾の民謡「雨夜花」を台湾語で歌いました。さらに代表曲「ハナミズキ」のあと、小・中・高とエスカレータ式だった母校の校歌をアカペラで独唱してから、ラストナンバー「蛍」へ。幼い少女が、人生の悲しみや歓びを知り、それを語り継ぐシンガーとなった今、ここから一青 窈の道は未来へと繋がっていく、そんなふうに思わせる感動のフィナーレでした。客席に深々と礼をしてステージを下がっていきました。

私重奏プログラム

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