救世主高木勇人投手

 高木勇人私は熱狂的なジャイアンツ・ファンです。開幕ダッシュに失敗した巨人軍に、救世主が現れました。今季ドラフト3位ルーキー高木勇人(たかぎはやと)投手(25歳)。4月5日の阪神戦に完封勝利をおさめ、開幕カードに続いての2連勝です。この日は猛虎打線を9回2安打無失点に抑え、堂々の完封勝利です。初回からテンポのよさが光り、次々とリズムよく投げ込むので、野手も守りやすかったと思います。試合後、原監督は「見事ですね。非常にきっぷのいい、投げっぷりのいい、全く自分を疑わずに自分の投球ができたというのは見事だったと思いますね。自信という言葉があてはまるかどうかはともかくとして、自分を疑っていませんね。自分を信じた投球をしている。プロ野球人としてスタートしたばかりですけども、最後の最後までそれは貫いてもらいたいなと思います」と絶賛しました。女房役の阿部捕手は「全部良かった。強さ、速さ、あの天然ぶり」とニヤリとコメントしました。お立ち台のヒーローインタビューで、「改めてジャイアンツファンのみなさんに、自分のピッチングの強さはこんなところだ、とぜひおっしゃってください」と振られ、僕は僕です。次へ向かってしっかりがんばります!」と絶叫したのもそんな天然ぶりの発揮でした。

 彼は三重・海星高校時代の2007年、プロ志望届を出しますが、全く指名されませんでした。甲子園も出たことがない無名のピッチャーだったんです。社会人野球の三菱重工名古屋に7年も在籍し、プロ入りを待っていた遅咲きのピッチャーです。一昨年まではとにかく自分の投げたい球を投げたがる「自己満足タイプ」だったそうです。プロ野球のスカウトが見に来た時はいつも打たれる。ピンチで捕手が声をかけにいっても、目を見ずに、ネット裏のスカウトを見ながら話を聞くほどだったといいます。ピッチングは自滅する試合ばかりで、社会人野球を2,3年やっていても,成長の足跡は見られなかったそうです。巨人の獲得候補リストには挙がるものの、指名には至らず、一昨年にはリストから外されたそうです。プロをあきらめかけた頃、右腕の精神面に変化が見られ始めます。それまで自分本位で「俺が、俺が―」の姿勢が目立っていた男が、チームの勝利を第一に考えるようになったといいます。ドラフト直前の9月、大阪ガスとのオープン戦で巨人のスカウト部長がネット裏に陣取ります。スカウトが熱視線を注ぐ中で、3イニングを打者9人を相手に6奪三振、文句のない内容だったそうです。ジャイアンツの「3位指名」が決まった瞬間でした。自分本位の投球がプロへの道を閉ざしていた。チームの勝利を最優先するようになった精神面の成長こそが、「巨人・高木勇人」を誕生させた訳です。背番号の「54」は、球団の大先輩、完全試合も達成した槙原寛巳投手のつけていた番号です。武器はスライダーとカットボールの中間の曲がりをする「高木ボール」(原監督命名)です。                                                                                                                                                                                                                             

 3月3日札幌ドームの対日本ハムのオープン戦で、高木投手と対戦した四番中田 翔選手が、空振り三振と遊飛に打ち取られた試合後に、「すごい投手が出てきた。ビックリして振ってしまった。アレをシーズン中に入って制球されたら、誰も打てないよ」とコメントしていましたが、まさにその予言的中でした。一流は一流を知る、まさにそんな感じですね。

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