ハングマン

 3月16日(月)のESS部の活動のテーマは、英単語ゲームの「ハングマン」(Hangman)でした。まず「出題者」と「解答者」を決めて対戦に入ります。ルールは下記の通りです。

(1) 出題者は出題する単語を頭の中で選び、その単語の文字数を表す下線を引きます。そして絞首台を描きます。
(2) 解答者は、その単語に入っていると思われるアルファベットを考え一つ答えます(たとえば「a」。)
(3) 出題者は言われたアルファベットが回答の単語に含まれているかどうか判定します。もし、アルファベットが単語に含まれているならば、下線の上のその文字が入る場所すべてにその文字(この場合は「a」)を書きます。アルファベットが単語に含まれていなければ、絞首台に吊るされる人の絵を描き加えます。
(4) 勝敗が決まるまで(2),(3)を繰り返します。以下のときに、勝敗が決まります。
    ◎解答者が単語を正解する。―「解答者」の勝利
    ◎絞首台の人の絵が完成する。―「出題者」の勝利

 IMG_6963最終的に、この絵は「吊るされた男」になるように描かれます。このゲームは黒板を使ってもできるのですが、最近「ハングマン」のボードが発売になったので手に入れました。ボードに絞首台に吊るされた人間の絵のピースがゴムで固定されていて、ひっくり返すと人間が完成するようになっています(通常は頭・銅・両手足の6回まで間違える、的中することができるのですが、このボードは基準を緩めて11回にしてあります)。アルファベットも予め26文字がゴムで固定されており、単語の綴り字の中にあれば、それをひっくり返して「済」にすることができます。下の方にホワイトボードと消すことのできるマーカーも付属していて、このボード一枚持って行けば、ハングマン」を楽しむことができるすぐれものです。 今日の生徒たちは、代わる代わる出題者になって、単語を頭に描いては下線を引き、解答者たちは使われていそうな綴りを叫びます。1文字か2文字で分かる場合もあれば、あやうく絞首台の人間が完成してしまう間際で踏みとどまった場合もありました。盛り上がりましたよ。

 ある程度ゲームを楽しんだところで、ETAOIN SHRDLU」(冗談めかして、エテイオイン・シャードルー」と発音されます)を紹介しました。これは、英語において最も頻繁に用いられる12文字を、そのおおよその頻度の高い順に並べた意味のない語句です。これ以降の文字も含めた完全な順序配置は、ETAOIN SHRDLU CMFWYP VBGKQJ XZとなります。つまり単純には、この順に綴り字を聞いていけば、普通の単語であれば、正解にいち早くたどり着けるというわけです。こういう知識も知っておくと便利ですよ。

 以前に、千葉県八千代市の私立中学の授業で英国人ALTが「ハングマン」を扱ったところ、生徒に校庭の木で首つり自殺者が出ました。それは問題だ、ということで大騒ぎになったことがありました。英米の英会話教育で行われている単語の綴り当てゲームであって、教育技法の一種です。どこの小学校でもやっている指導法です。自殺した生徒のノートにもハングマンと同様のイラストが残されていたということで、大々的に報じられました。学校側はこの絵を使った授業を、生徒の自殺後も継続していたことが問題となり、「誤解を招く」として、絵を使うことを禁止したとのことでした。虫食い状態の綴り字から、語彙力を用いてその単語を想像するという純粋な英語教育活動に、ゲーム要素を取り入れたものなんですが、両者に因果関係を結び付けようとするマスコミの姿勢に疑問を感じたことでした。

 今日は最後に、Suspense」(サスペンス)という単語ゲームも体験しました。これもずいぶん盛り上がりましたが、この紹介はまた日を改めて。

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