川北義則さんの魅力

IMG_6477 出版プロデューサー・生活経済評論家の川北義則(かわきたよしのり)さんの大ファンであることは、以前にこのブログでも取り上げました。⇒コチラです   川北さんの新刊が出ると、全部買って読みます。1月だけでも、三冊の新刊を読むことができました。20代からの働き方と覚悟』(KKロングセラーズ)、『「いい加減」なのに毎日トクをしている人「いい人」なのに毎日ソンしている人』(PHP研究所)、『「人間的魅力」のつくり方』(知的生き方文庫)です。一体どうしてこの著者の作品に、これほどまでに惹きつけられるのでしょうか?今日はそれを考えてみました。

 川北さんの魅力は、全部で4つあります。1)文章が抜群にうまい…これは新聞社(東京スポーツ新聞社)に勤めて、長く現場で文章を書いてこられ、文化部長・出版部長を歴任されたことからもごく当たり前のことかもしれません。本当に読みやすく、味のあるいい文章で、私はお手本として真似をしたいと思っています(外山滋比古先生の文章も勉強になります)。2)視点が斬新である…取り上げるテーマの角度が斬新で、思わずハッと考えさせられることがたびたびあります。3)裏付けるエピソードがピッタリ…主張を裏付ける歴史上の人物・出来事がさりげなく添えられ、ピリッと味付けがされています。私は、特にこの情報に魅了されています。4)アドバイスの目線…「こうした方がいいみたいだよ」という、長年の経験則に基づく優しい目線での助言にあふれています。これは参考になります。これらすべてが包括的に心を虜にするみたいです。

 川北さんの本を読むと、ずいぶんと勉強になるんです。私はマーカーを持ってマークしながら読んでいますが、自分の「ネタ帳」に直行するページが山のようにあります。現在愛読している人ではダントツに多い作家です。要するに、川北さんの本はネタの宝庫・行動の指針だということです。

 昨年、川北さんからいただいた年賀状に、非常にいいことが書いてありましたので、ご本人のご許可を得てご紹介します。うん、うん、そうだ、とうなずきながら読んだのを思い出します。生徒たちにも考えてほしいことです。

 新聞や雑誌を読まなくても、知りたいことはネットで何でもわかる。本もネットで注文して宅配で届く。かくして出版社は苦しくなり、書店はどんどんつぶれていく。アマゾンやグーグルは、そんなことにはお構いなしに自社の儲けだけが目的だ。

 紙や印刷、書店はどうなるのかと危惧を覚えて、KADOKAWAの角川歴彦さんが日本のコンテンツ産業を守らなければと、事業者の結束を呼びかけている。

 知識などをピンポイント検索ばかりに頼っていないで、もっと俯瞰的に何事も見てほしい。新しい世界が開けてくるはずだ。新聞もページごとに広げて読み、本や雑誌は、ぜひ書店であれこれ見ながら選んでほしいものだ。

 私自身、ツイッターもフェイスブックもやらない。友だちを100人も欲しいとも思わない。スマホを見ている暇があれば、読書をしたり、映画を観たり、親しき友と酒を飲んでいたほうがいい。

IMG_6660 先日、本屋をのぞいていたら、川北さんの最新刊『非情が一流の男をつくる』(あさ出版)を見つけました。一気に読了しました。世間に迎合することなく、凜とした冷静さを保ち、したたかに、賢く、弱みを見せることなく、媚びることなく、非情に生きる一流の男の、「真の強さ」を描き出しています。この本のこんな言葉に、考えさせられました。

 某局でおなじみになった「愛は地球を救う」というコピーがある。

 私はこの手のキャッチフレーズも好きではない。何を言いたいのかよくわからない。ただ何か格好いいことを「言ってみただけ」という印象を受ける。

 こういう偽善的な言葉を垂れ流して、善意の人からお金を集め、そのお金がどうなったかも不明。当然、便乗して一稼ぎする人間も現れる。

 街角で「東日本大震災の被災者のためにご協力ください」と叫んでいるボランティアにも、本物と偽物があるそうだ。あのときの、莫大な基金がどう使われたのかも、はっきりしていない。私たちには見分けがつかないのだから、そういう話を聞かされると、募金するのがイヤになる。

 また貧困ビジネスというのも流行っている。わずかな年金を頼りに生きている高齢者の面倒を見るという名目で、虎の子の年金を巻き上げる悪徳ビジネスだ。

 相田みつを氏に「親切という名のおせっかい、そっとしておく思いやり、慈善と言う名の巧妙な偽善」という言葉がある。

 今の世の中は、まさに「慈善という名の巧妙な偽善」があふれ、「やさしさ」を売り物にする商売まである。人にやさしい、地球にやさしいなどなど、もううんざりだ。

 当たり前だが、弱者を思いやることに反対する人などいない。

 だが、みんなで大合唱しながら、裏ではこっそり私腹をこやしている輩も少なくないという。同じ装うのなら、偽悪を装ったほうが、まだマシな気がする。    (同書 pp.137-139)

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