菅原 茂レクチャー

IMG_6371 1月31日(土)、岡山・「手品屋」での、「菅原 茂(すがわらしげる)レクチャー」(13~16時)に行ってきました。こちらの方へ来られるのは初めてとあって、学生さん(高校生も)からお年寄りまで、外国人女性も参加しておられましたよ。岡山駅前にあるマジックバー「手品屋」は、一昨年ラーンズ編集部の方々に、二次会で連れて来てもらった場所なので、歩いて行くことが出来ました。菅原さんは伝説的なマジック・クリエーターで、長年に渡り株式会社テンヨー開発部にて、多くの傑作を生み出し続けてこられました。昭和53年には「第10回石田天海賞」を受賞しておられます。平成19年に退IMG_6376社され、フリーとなった今も創作意欲は衰えることなく、精力的に作品を発表されています。国内のみならず、海外の専門家からも高く評価されるクリエイターの菅原 茂さん。全く「合理的な」方法で、全く「不合理な」現象を起こす菅原茂さんのマジックは、プロの中にも多くのファンがいます。どれもシンプルで(技法がいらない)視覚的にもはっきりしたものですが、特に「貫通現象」については、テンヨー時代から御自IMG_6424身が強い思い入れをお持ちです。「貫通の菅原」という評判がプロの間では出回っているくらいですから。菅原 茂さんの思考を、美学を、作品を、奥深いところまで味わい尽くすべく、強烈な不思議を成立させる独創的なアイディアは、どの様に発想されるのか?一つ一つの作品について、完成に至る経緯と背景、発展の方法等を伺いました。あっという間の3時間でした。手元のメモを基に振り返ってみると、次のような内容で、作品を思いついた背景や苦労話など、全て丁寧な解説(タネ明かし)付きでした。

①リングとリボン…菅原さんステージに登場し華麗にオープニングアクト。代表作・出世作です。流れるような演技は観る者をうっとりさせます。

②シースルーカード…意表をつくカード当てのサッカートリック。テンヨー時代の作品ですが、もう手に入りません。残念!

③エスケープリング…小さなリングが大きなスポンジボールを通り抜ける様は不思議そのもの。まだマジックショップにも売っていない作品。

④エイトペネトレーション…選んだもらったカードの真ん中を鉛筆が突き抜ける。カードには穴一つあいていません。摩訶不思議!出世作ですね。

⑤菅原流3本ロープ…これも菅原さんバージョンで。詳細はゆうきとものDVD参照。美しい!途中解説に困られるハプニングも…。

⑥輪ゴムの貫通マジック3種類…全員に2本の輪ゴムが配られ、目の前でしっかり解説していただきました。最初のが気に入りました。ESSで講習したいと思います。輪ゴムマジックも奥が深い。

⑦疑惑の木枠…選んだカードが木枠の中で違うカードから忽然と変化する。私もすでに持っているので、ハンドリングと注意点がよく分かりました。

IMG_6400⑧ビリビリビル…白い紙に1万円紙幣を挟んで、マドラーも挟みます。マドラーを一気に引き抜き白い紙はビリビリに破れるのですが、1万円札は全く切れていない。白い紙を使わずに紙幣だけで演じるバージョンも見せていただきました。

⑨木枠の貫通…小さな木片が木枠にあいた2つの丸枠の間を貫通する。レクチャー終了後、解説書なしで道具だけの販売がありましたので、購入しました。

⑩ドーナツてんの…大小2つの輪に、さまざまな記号が印刷されています。小さい輪を裏向きに伏せて、大きい輪の内側に置きます。そして、輪の1ヶ所を自由に選んでもらいます。大きい輪の記号は見えていますが、小さい輪は裏向きですので、その位置に何の記号があるかは分かりません。すり替えたりできないように、小さい輪のその位置に印を付けてもらいます。そして、選ばれた部分だけを、大きい輪もろとも、ハサミで切り取ります。残りを表向きに返して位置を合わせますが、記号が揃っているところは1ヶ所もありません。ところが…切り取られた一片を表向きにすると、何と!そこだけが、大きい輪と同じ記号になっているではありませんか!いったい全体、ドーナッてんの!?以前、菅原さんがテンヨー時代に考案した「フォーチュIMG_6432ンドーナツ」のオマージュです。

⑪筒抜けダイス木…四角い木製の筒の真ん中に棒を通してそこをダイスが貫通するというマジック。仕掛けを見せてもらってその精巧なからくりに唖然。

⑫リングとリボンの解説…冒頭演技の解説。本邦初公開のハンドリングも披露。以前から欲しいと思っていたので購入。仕掛けに唖然。

⑬花咲クリスタル…透明な筒を横向きから縦に変えるだけで、筒の中に突然赤い花が咲く!それも次から次から4本も(最後は白い花で)。ちょっと高価でしたが(14800円)、購入して帰りました。

IMG_6453 昨年、アメリカのGenii誌(2014年5月号)の表紙を菅原さんが飾り、12ページにも渡り彼の特集記事が組まれました。作者はMax Maven(通称マックス名人、Phil Goldsteinさん)で、菅原さんの魅力を余すことなく伝えています。私は途中休憩時間の15分の間に、この雑誌を持っていって菅原さんにサインをお願いしてきました。快く表紙にサインしてくださいました(写真)。レクチャーが終わった後、さらに2時間飲み放題で菅原さんを囲む会が催されましたが、私は翌日に別の予定が入っているために、菅原さんと記念撮影をしてもらい、岡山を後にしました。

 主催した「あの会」の代表は、自分がお話を伺いたい、ただそれだけでお呼びした、とおっしゃっておられました。会場横では株式会社ショウマンの社長さんが、数多くの菅原さんの作品を販売しながら、会の運営・司会をこなしておられました。レクチャーの中で、菅原さんは「自分の作品は全部、みなさんがホームセンターで材料を買って作ることが出来る。ぜひ作ってみてください」と強調して、道具を全て公開してその作り方までお話くださったんですが、とうてい無理無理!ショウマンからほとんどの菅原作品が販売されているので、購入するしかありません。私も3万円ほど買って帰りました。

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