小田さんの歌詞にはなぜ風が多く出てくるのか?

DSCN4866 私の学校のデスクの上には、小田和正(おだかずまさ)さんの「卓上カレンダー」が置いてあります。もう何年もこのカレンダーと付き合っています。ファンクラブ用に年末に売りに出されると、すぐに注文して準備しておくのが、恒例となっています。一週間単位で写真が次々と変わっていくので、飽きのこないカレンダーで、小田さんのツアーを中心にさまざまな表情やシーンを愉しむことができます。学校で教材を打ち込みながら、小田さんと毎日対面しているんです。このカレンダー、一年を使い終わっても、捨てずにちゃんと保存してありますよ。

 さて今日の話題です。小田さんのファンなら、彼の歌には頻繁に「風」が出てくることはよくご存じだと思います。私も、新曲やアルバムが出る度に、「ああ、また「風」が出てきたな」と、ニンマリとしています。本当に彼の書く詞には風がよく出てくるんです。よっぽど「風」が好きなのか、何か特別な理由でもあるんだろうか?と、ずうっと不思議に思っていました。以前に、佐野元春の「ザ・ソングライターズ」という対談番組の中で、小田さんご自身も「風好き」を認めておられます。


佐野 : 例えば、歌詞の中で何回ももう繰り返して、どうしても使ってしまう言葉、なんていうのは、ないですか?

小田 : それはもうね、とっても風好きなんですよ。風がどうしたとか。

佐野 : 風、多いですか(笑)。

小田 : 風、多いですね(笑)。風好きなんですよ、風ね。風好きだから、「また風かよ」って言われても、ほんと平気なんだけども、まあやっぱりいろいろなんでもかんでもでてきてもあれだなと思って…。ほんとは全部風でもいいんだわ(笑)。

 最近、ファイルを整理していたら(3月の退職に向けて、昔のものをいろいろと整理しているんです)、小田さんの昔のインタビューが山のように出てきて、とても懐かしかったんですが(こうやって気づいたときにチョットメモしておいたり、スクラップ、ファイルしておくと、後でずいぶん役立ったということがたくさんありました。若い人たちにも勧めていることです)、その中に、この長年の疑問に対する大きなヒントを見つけました。こんな小田さんの原点の発言です。

 風を意識しているところはあるね。風をどう表現しようかとか。中学・高校と野球部にいて外野を守っていたんだけど、外野手って退屈なんだよ。なかなか球も飛んでこないし。そのときいちばん感じるのは風なんだよ。ずーっと風が吹いてて、顔の角度を変えると、風の音が大きく聞こえたり。風といるという感じがしたね。

 そして小田さんは、これらの曲の詞お風呂場で書くことが多いと言います。追い詰められて、追い詰められて、あと一週間で5曲書かなくていけないというときに、メモ用紙を持って風呂に入ると、サーッと書けるのだそうです。生理的に弛緩するからかも、と言っておられました。「俺にとって風呂場は、多少陳腐でもいいものはいい、って素直に思える場所なんじゃないか小田4な」 みんな風呂は身体を洗ったり、ちょっと考え事をする場所ぐらいに思って、本格的に創造する場所とは思っていないかもしれないけど。自分が思っているより解放されるね。”今回はダメだろうな”と思っても、風呂に入るとなぜかサーッと書ける。」 こうして3時間ぐらいお風呂に入っているときもあるそうです。詞ができてくると嬉しいから何とか頑張れると言います。その間、湯船にお湯をぬるくして入りっぱなしだそうですよ。「サーッと書けるといっても、サビの説得力のある言葉とか、譜割りを合わせたり、なかなかたいへんでさ。しかも最近は目が悪くなってきて、眼鏡をかけないと読んだり書いたりできない。だけど、眼鏡をかけると曇るじゃない?だから、なんとなく勘で書く。それもきったない字で。それで、あとで読めなかったりするんだよね(笑)。」  小田さんの膨大なレパートリーのうち、お風呂場で歌詞を書いた曲はものすごく多いのだそうですよ。私も、お風呂が唯一リラックスできる場所ですから、この気持ちよく分かります。

 

入浴01-入浴 イラスト
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