今年のセンター試験の変わった箇所

 やはり私が予想したとおり、今年のセンター試験英語は形式の変更がありましたね。昨年の追試問題本試験の過去問をやっていた人は、ずいぶんお得感があったと思います。私は授業で何度も何度も、「今年は若干の変更があるから、問題が配られたら第1問から第6問まで、ザーッと問題を見て、変更箇所を確認してから問題を解き始めるように」と強調していました。河合塾の「黒本」を示して、「昨年の追試問題でも新しい傾向の問題が取り上げられた」と、根拠を説明していましたが、結果的には、この昨年の追試と同じ変更が行われていたんですね。過去問と前年の追試はやっておきましょう、という教訓です。今年度は、次のような変更がありました。 

(1)第2問Cでは、語句を組み合わせて会話の応答文として最も適当な文を作る問題が出題されました。これは昨年の追試に出題された形式です。

(2)第2問Cで出題されていた「語句整序問題」が、第2問Bに回りました。形式の変更はありません。

(3)第3問Aの「語義類推」の問題が姿を消して、今まで第2問Bで出題されていた「会話文完成」となりました。問題数が3問から2問に減りましたが、これは昨年の追試験と同様でした。That reminds me.(それで思い出した)は若干難しかったでしょうね。未知語を推測する問題は、第5問、第6問の長文読解問題で、「同意表現選択」の形で組み込まれて出題されました。な、なんと、第5問のhas a penchant for~の意味を問う問題は、「2010年度本試験 第3問A 問2」に出題された、まさにそのままの問題で、びっくりしました。正解選択肢まで同じですから、過去問をやっていた人はラッキーでしたね。松江北高では年末にやったばかりの問題でした。それにしても露骨な一致です。読解問題で、ここまでうり二つというのは過去に例がないと思います。単なる点検漏れなのか、分かっていて意図的にやったことなのか、ぜひ聞いてみたいところです。

(4)第5問、第6問で「同意表現選択問題」が出題され、従来の本文の内容に一致するイラストを選択する問題が姿を消しました。

(5)出題総語数は約200語増えました。総語数4400、これを80分で。ますます「時間との闘い」という側面が増したと感じます。新課程を見据えた傾向です。

 第4問Aの最後に、「この段落の後にどんな文が続くか?」という昨年度の新傾向問題を、取り上げた模試と取り上げなかった模試がありました。センター試験を作っている問題作成担当者(や第三者機関)が「いい問題だ」と自画自賛しているのですから、必ず今年も出題されると踏んでいた私が正解でした。このように、公表されている資料から、次年度のある程度の傾向が読めるんです。「賢者は歴史に学ぶ」という姿勢を忘れてはいけません。

 さあ、これから二次試験に向けて、松江北高では1~5限までは「特別授業」、6~7限は大学別の「特別講座」です。ここから一ヶ月でずいぶん力がつくんです。私は東京・京都大学の担当です。

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