天を恨まず…

 3月11日、この日を迎えると、私は気仙沼市立階上(はしがみ)中学校の梶原裕太君の、感動的な卒業式の答辞を思い出します「今夜も生でさだまさし」番組中で、さださんもこの子の答辞に触れて「それでも天を恨まず」と述べた言葉に感動しておられました。残酷な運命に必死で耐え、これほどまでに苦しい胸のうちを、涙をこらえながら必死で、「それでも天を恨まず助け合って生きていく」と力強く誓った卒業式でした。NHKで放映されたこともあって、そのひたむきな強さ、悲しみを乗り越えようとする気概はずいぶん話題になりましたね。私も数々の答辞を聞いてきましたが、これほど勇気と感動を与え、胸を打たれた言葉を知りません。一部ですが引用します。梶原君、今は高校生、どうしているんだろう?

 階上中学校といえば「防災教育」といわれ 内外から高く評価され 十分な訓練もしていた私たちでした。しかし 自然の猛威の前には 人間の力はあまりにも無力で 私たちから大切なものを 容赦なく奪っていきました。天が与えた試練というには むごすぎるものでした。つらくて 悔しくてたまりません。時計の針は 十四時四十六分を指したままです。でも 時は確実に流れています。生かされた者として顔を上げ 常に思いやりの心を持ち 強く 正しく たくましく生きていかなければなりません。命の重さを知るには 大きすぎる代償でした。しかし 苦境にあっても 天を恨まず 運命に耐え 助け合って生きていくことが これからの 私たちの使命です。私たちは今 それぞれの新しい人生の一歩を踏み出します。どこにいても 何をしていようとも この地で 仲間と共有した時を忘れず 宝物として生きていきます。後輩の皆さん 階上中学校で過ごす「あたりまえ」に思える日々や友達が いかに貴重なものかを考え いとおしんで過ごしてください。

 この答辞の全文と涙を誘う映像は、コチラで見ることができます。⇒コチラ

 もう一人、東日本大震災で大津波の被害を受けた岩手・大槌町出身の歌手臼澤みさき(うすざわみさき、15歳、世界からの情報をいち早くキャッチできるようにと両親が、陸の先端である「岬」と名づけたそうですよ)さんが10日、東京・日本橋高島屋でチャリティーコンサートを行いました。津波で流された後、修復作業で生き返った“奇跡のピアノ”をバックに、デビュー曲「故郷(ふるさと)~Blue Sky Homeland~」などを披露したんです。自らも、卒業式直前だった小学校が津波で流され、中学校は仮設校舎で3年間過ごしました。震災直後から避難所で民謡を歌っていたのが関係者の目に留まり、中学2年生でデビュー。今月12日に中学の卒業式を迎え、4月からは大槌から約130キロ離れた盛岡市にある県内有数の高校に進学します。被災地の方だけでなく、全国の方に歌やメッセージを届けることで復興の役に立ちたい。故郷に笑顔が戻るまで歌い続ける、と決意を語っていました。この子、民謡出身だけに、歌がめっちゃうまいです。応援しましょう。

 あれから三年、1万8500人の死者・行方不明者に、今も27万人が避難生活を余儀なくされ、プレハブ仮設住宅で暮らす人は10万人に上ります。被災地では、被災した172校のうち、現在でも仮設校舎や間借りして授業を行っている小・中・高等学校が、86校もあると聞きました。厳しい学習環境の中で、必死に勉強している生徒のみなさんと先生方にエールを送ります。 一分間の黙祷で終わりではなく、行動に移したいと思っています。

カテゴリー: 日々の日記 パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中