第1問題の「お色直し」

  いろいろな場所でお話ししていることですが、英語センター試験の第1問「発音・アクセント問題」(配点14点)は、成績上位の生徒も結構点を落としている分野です。私のところにも、現場の先生方だけでなく、受験生を抱えておられる保護者の方からも、数多く相談が寄せられています。「発音・アクセント」に関する私のブログ記事のアクセス数も、半端でなく多いんです。それは、苦手にしている人が多いことの裏返しですね。原因は、準備・対策不足につきます。ここは何もしなかったら絶対に取れない分野なんです。かくいう私も高校時代は全くできませんでした。何もしていないからです。高校時代の私のような受験生が、全国にはうようよいるんですよ。

 私は、以前から、「この分野の勉強法は二つしかない!!」と力説しています。(1)基本となるルールを勉強する(発音問題は綴りに対する主な発音、アクセント問題の場合は語尾から押さえる基本ルール)、(2)頻出語を音読練習する、この二つです。このことをきちんとやった人は、満点を取ることができます。なぜかというと、狙われる単語は決まっている!」からです。私は、生徒たちに、センター試験の発音・アクセント問題に出た「過去の出題単語」を一覧で押さえています。すると、最近実施している模擬試験にも相当数出題されていることが分かります。「第1問は必ずこの中から出題されるので、要注意だよ!」という話を繰り返し強調しているんです。

 私たちの世界では、これを「先祖がえり」とか「お色直し」と呼んでいます。過去に出題された単語が、装いも新たに再出題されるのです。そもそも、センター試験「問題作成部会」の「日常的なコミュニケーションの場面で使用頻度の高い基本的な単語」について問う、という出題の意図を考えれば、この「先祖返り」傾向は納得のできるものと言えます(そんな単語はそう多くはありませんからね)。その意味で、センター試験の過去問を演習しておくことは、大きな意味があると言えましょう。試みに、この3年間の本試験・追試験に出題された語が、どの程度過去(1990年~)に出題されているか見てみましょう。毎年かなりの単語が再出題されていることが一目瞭然ですね。

●2017年度本試験の「お色直し」
【発音問題に出題された語】 なし

【アクセント問題に出題された語】
rapid 1992追
unique 1994本
typical 2000本
distinguish 1993本

●2017年度追試験の「お色直し」 
【発音問題に出題された語】
crowd 2008追
bother 2000追

【アクセント問題に出題された語】
sacred 1992本
indicate 1992追
industry 1990追 1991追 2007追
ceremony 1994本
necessity 1992本

●2016年度本試験の「お色直し」 
【発音問題に出題された語】
occur 1997本

【アクセント問題に出題された語】
purchase 1993追
unite 1999本
politics 1996追 2007追
demonstrate 2003追 2015追
opponent 2007追
discovery 2005追 
material 2007本
philosophy 1990追 1991追 2007本

●2016年度追試験の「お色直し」 
【発音問題に出題された語】
signature 2009追

【アクセント問題に出題された語】
obvious 1990本
recognize 2007本
memorial 2007追
accuracy 1990追 1991追 1993本
psychology 2007本

●2015年度本試験の「お色直し」 
【発音問題に出題された語】
ancestor 1991本
ancient 1993本
flood 1993本
wooden 1999本

【アクセント問題に出題された語】
admire 1993追 2006追
success 1992追 2013本
appropriate 1996本
complicated 1996本

●2015年度追試験の「お色直し」 
【発音問題に出題された語】
breathe 2007追
technology 1996追 2006本 2013追

【アクセント問題に出題された語】
account 1994追
confident 1996本
circumstance 1995本
demonstrate 2003追 2016本
ambassador 1996追
fascinating 2004本

 この3年間の本試験・追試験に出題された168語中、「お色直し」で再出題された語が42語あります。率にして25%です。なんと、1/4が過去問から再出題されているのです。【アクセント問題】に限定してカウントしてみると、全645出題語中268語が再出題されています。過去問をやれ!」と言う私の姿勢が理解できるでしょう?「同じ問題なんか出ないのだから、過去問なんかやっても意味がない」などとデマを飛ばす予備校講師がいますが、全くナンセンスな発言です。

 私は授業で、第1問題の対策として、次の4つをやるように生徒に指示しています。これだけで満点を狙うことができます。この分野は短期間で集中してやることができますから、この冬休みなどを利用して万全の体制を整えたいですね。♥♥♥

(1)センター試験(1990年~)本試験・追試験の第1問に出た単語を総ざらいしておく(一覧表配布)。

(2)八幡『2017年センター英語対策本』に出ている4種類の「頻出語リスト」を、チェルシー先生のCD(2枚組)について音読する。

(3『重要問題演習』『直前演習』(ともにラーンズ)の別冊の巻末に掲載されている頻出語を、QRコードを使って音声をダウンロードしてチェックしておく。

(4)『蛍雪時代』12月号(2017年)に挙げられた水野 卓先生の「鉄人厳選!発音問題頻出単語BEST100」&「鉄人厳選!アクセント問題頻出単語BEST90+9」を音読しておく。

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八幡家「倉」&「Rainbow Jokers」

 今日の授業は4限からなので、学校に出かける前に、本当に久しぶりに八幡家の「蔵」に入ってみました。私の自宅はミサワホーム」で作ってもらいましたが、一階と二階の間に、中二階の「蔵」があるんです。私はこの部屋に、今までずっと買い溜めたマジックの数々を収納しています(写真下) 。なかなか時間がなくて整理が出来ず、ツッコんだままになっていますが、いつかは「目録」でも作り、ジャンルごとに区画整理をしたいものだと考えています。この「蔵」には絨毯も引いてあり、暇な時には寝っ転がって、のんびりとマジックの説明書でも読みたいな、という願望を持っていましたが、なかなかそのような時間が取れずに、未だに夢のままに終わっています。今日は久々にその「蔵」に入ってみたんです。とんでもない量のマジックが眠っていますので(お金にすると間違いなく5,000万円以上はあります!家がもう一軒建つじゃないか!!)、どこに何があるのか、またいつ頃買ったのかは、もうさっぱり思い出せません(笑)。また同じ物が2つあったりもします(認知症?)。今日はそんな中を探っていると、ハンガリーの鬼才クリエーターであるアストロさん(Astor)「Rainbow Jokers」という作品が目に止まりました。あ~、これこれ。よくやったなー。引っ張り出してきて見てみると、何やら付箋が貼り付いていて、カードのセットの仕方をメモしてあります。その通りにセットをして、記憶を探りながら、やってみました。あ、そうだ、そうだ。思い出したぞ!私はこのようなパケット・トリックには目がなくて、目に止まったものを次から次へと買い漁っていたのでした。これは素晴らしい作品です。

 4枚のジョーカーの表を観客に示します。1枚のジョーカーを引っ張り出して、裏向きにします。裏の色はです。4枚を数えてみると、全てのカードが瞬間に裏向きになってしまいます。あれ?再び、1枚のカードを表向きにして数えてみると、瞬間に全てのカードが表向きになってしまいました。観客に表向きのジョーカーを示しながら裏を示すと、今度は裏の色が黒、赤、オレンジ、緑の4色に変化してしまいます!もちろん、表は全てジョーカーであることを示します。しかし、裏の色が全部再び元のに全て戻ってしまうのです。そして、またまたま1枚のカードを表向きにすると、全てのカードが瞬間に表向きになってしまいます。一体どうなっているんだ??!これがアストロさんの「レインボージョーカー」です。私はジャンボカード仕様のものを買っています。とてもきれいな作りのカードです。アストロさんのものにはハズレがなく、いつも大満足しています。演技をご覧ください。実に不思議でしょ?♠♣♥♦

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「とっとり花回廊」イリュミネーション

 「とっとり花回廊」(鳥取県南部町、約50ヘクタール)は、私の癒やしスポットなんですが、この時期は日本最大級のフラワーパークを舞台に繰り広げられるフラワーイルミネーションが最大の売りです。今年のテーマは「ヒカリ タイムスリップ~未来から過去へ 過去から未来へ贈り物」で、未来へ受け継いでいきたい鳥取の伝統産業「絣」や祭を光で表現。さらに「絣」が栄えた江戸時代から未来まで、各時代を象徴する灯りも光で表していました。今年は全エリアでデザインを一新し、中四国初となる高さ21mのデジタルタワーとともに繰り広げる「音と光のショー」のほか、鳥取県の伝統産業である弓ヶ浜絣やしゃんしゃん祭りの踊り傘をモチーフにしたイルミネーションなど、趣向を凝らした演出が施されています。 ライトアップされた花や樹木と、過去最多の150万球のLED電飾が広大な園内を彩っています。今年はデザイン全面リニューアルで、花とコラボした演出もフラワーパークならでは。金・土・日・祝19時からの花火は、昨年よりパワーアップの約400発です。

 入り口は「ナイトジュラシック」夜の恐竜パークへタイムスリップした感じです。お昼の恐竜たちもずいぶん印象深かったのですが(⇒コチラ)、緑に覆われた恐竜たちが、夜の訪れとともにカラフルな光に包まれて闊歩する恐竜もまた趣のあるものでした。ジュラシックパークに紛れ込んだ気分です。

 「フラワードーム」へ向けての「プロムナード橋」は、未来へ導いてくれる光の滑走路「未来へつながる橋」です。光が音楽に合わせて流れるように点灯しています。直径50メートルの「フラワードーム」では、中四国初の高さ21メートルのデジタルタワー(絣をイメージ)が、デジタル技術により音楽と光が連動した鳥取県の伝統産業絣(KASURI)の糸や模様を表現していました。天井から吊り下げた糸のように繊細な電飾が音楽に合わせて光を降り注ぐなどしながら、絣の模様などを表現しています。過去から未来への贈り物を紡ぐ世界、これはすごい迫力でした。

 「霧の庭園」では、束ねた電飾で、鳥取しゃんしゃん祭でおなじみの踊り傘の模様が巨大な光絵となって輝いています。展望回廊から見るととってもキレイです。

 「フラワードーム」を出て「東館」へ向かうアーケードの光。ゴールドに輝く光の並木道は、樹木の幹までがきらびやかに。「ヨーロピアンガーデン」は、左右対称のクラシックな庭園に、ネオンのような華やかな光が溢れかえっていました。「水上花壇」では、揺らぐろうそくの灯火のように柔らかい光がこぼれていました。「展望回廊」では、因州和紙を使って作られた伝統的な踊り傘が光の中に浮かびあがって、「傘踊りのフォトスポット」となっています。一周1キロの「屋根付き展望回廊」では「平和」「円満」の願いを込めた光の輪を作っています。

 最近、一眼レフカメラの写真の綺麗な撮り方をプロのカメラマンの方や、カメラ屋さん、書籍などで教えてもらうことが多くなって、構図や細かい機能を最大限に使うことで、ずいぶん写真の出来映えが変わってくることが分かってきました。私はずぶのど素人なので、今までは横着にカメラ任せ(AUTO)で、シャッターを押すだけという無知な撮り方をしていましたが、ISOや露出、シャッタースピード、照明効果を変えるだけで、グッと粋な写真が撮れることが、少しずつ分かってきたところです。写真も奥が深いんですね。実は今回は、近く出かける「神戸ルミナリエ」予習として、イリュミネーションの撮り方を練習しておこうと思ってやって来たんです(笑)。チョットコツのようなものが、見えてきましたよ。❤❤❤


(追記) と、思っていたら、昨日までは順調に機能していた「ソニーα6300」のレンズが突然認識しなくなりました。うんともすんとも反応してくれません。これでこの半年で3本目です。またレンズを買わなくてはいけない…。本当にデリケートで困ります。😠😠😠

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『PHP』誌

 『PHP』誌は、松下幸之助さんのPHP(Peace and Happiness through Prosperity、「繁栄によって平和と幸福を」の頭文字)の考え方を広く世に伝えるための、いわば機関誌であり、PHP研究所設立の翌年に創刊されました。PHP』では、人間とは何か、真に豊かな人生とは何か、幸福とは何か、といった、いつの時代にも変わらぬ人類普遍のテーマである「生き方」について、様々な角度から取り上げています。多くの方々の体験にもとづく貴重な意見・提言をもとに、物の見方・考え方についてのヒントを小・中学生からお年寄りまで、多くの読者とともに考える広場となっています。

 PHP研究所は、松下さんが私財と思いをつぎ込んで「繁栄によって平和と幸福」を追求する社会啓蒙活動として、昭和21年11月3日に始まりました。「平和」と「幸福」を得るためには「物質的な繁栄」がなければならないとしたところが、松下さんの「哲学」です(渡部昇一談)。PHP研究所を創設した翌年の昭和22年4月に、雑誌『PHP』は発刊されています。当時発行部数1万部でした。何度も挫折・苦悩を繰り返し「もうPHPを閉じよう」というところまでいきました。発行部数100万部にまで拡大した『PHP』誌も、ほとんどは松下電器の買い上げで、松下さんの「道楽」と見なされる始末です。創設30年間にわたって経営はずっと赤字続きだったのです。松下電器の支援が9割を占めていました。赤字になると、松下さんがポケットからポンと財布を出して補填してくれるような状況でした。そんな経営状態を見かねた周辺からは、「PHP活動は、世のため人のためなのだから、財団法人にすべきです」という進言が何度も行われました。松下さんは「財団法人はあかん。資金を集めて、その資金でやっていく、あるいは、その運用でやっていくわけや。足らなくなると、資金集めや。他に頼る。そこには自主自立の気概も生まれにくい。たいてい安易しか生まれてこんわね。だから、いつまでたっても赤字や。PHP研究所を株式会社にしたのは、そういう真剣味をつくるためや。会社というのはね、生きるか死ぬか。そういう心持ちが、会社を発展させるんや。財団法人にしたらあかん」とかたくなに拒んだと言います(江口克彦『松下幸之助はなぜ成功したのか』(東洋経済新報社)。そんな中で江口さんは36歳の若さで、松下さんからPHP社長を任されます。

 30年間もずっと赤字の会社を引き継いで、江口さんは毎週一回松下さんに状況の報告に上がっていました。いつものように赤字を報告すると、まあ、そういう結果なら、しゃあないな。君たちが一生懸命やった結果や。そうそう簡単にはよくならんわ。まあ、このPHPをはじめて30年間、ずっと赤字や。一度も黒字になったことがないんやから。心配せんでいい。きみたち、若いもんが一生懸命やっているんやから」と松下さん。すみません。頑張ります」と江口さん。するとその瞬間、あんなあ、きみ、わしの言う通りに、やるんやったら、きみは要らんで」と。江口さんは、その一言に仰天し恐怖すら感じたと言います。今までのやり方ではなくて、お前のよしとする経営をやってみろ、わしが言うからその通りにやればいいというような安易な考えで経営をするな、わしの指示を超えた成果を出して持ってきてみろ、という松下さんの声なき声を聞いたのです。

 現在、PHP』誌は、定価190円(税込205円)で販売されています。これだけの啓発内容を盛り込んで、この時代、この安さは驚愕ですね。私も毎月読んでいます。生きるための大きな指針を与えてくれる記事も多く、その都度切り抜いてファイルしています。それにしても自社以外の広告もなく、この値段、安すぎです!!

 当時、PHP』誌の定価があまりにも安すぎる(当時120円)と、多くの書店からクレームが舞い込んでいました。週刊誌は月に4回出ますが、PHP』は月刊誌なので、毎号買う人がいても月にわずか120円の売り上げにしかなりません。あまりにも安すぎて、売っても店の売り上げに寄与しないというのです。もう少し定価を上げて欲しいという陳情です。出版元のPHP研究所も、広告をいっさい掲載していないので、毎号大赤字です。そこで当時社長の江口さんは、松下幸之助さんの所に出向いて、定価を120円から150円に値上げしたいという提案をします。すると松下さんは、う~ん、このまま120円にしておこう」と言います。江口さんは、「120円のママだと、いろいろと書店さんもお困りになっていますし、PHP誌も赤字ですし」と繰り返すと、松下さんは「『PHP』誌は機関誌なんや、啓蒙誌なんや。世のため人のために出しているものだから、一人でもたくさんの人たちに読んでもらいたい。もっと言えば、子どもたち、中学生にも買って読んでもらいたい。多くの人たちに読んでもらうためには、できるだけ値段を押さえたい。だからキミ、120円で対応してくれへんか」とおっしゃいます。わかりました。それでは『PHP』誌の定価は変更せずに、書店さんにはご説明し、また月刊誌単体では赤字ということで今まで通り出していきます。その代わり、他の書籍の発行で経営全体としては黒字にしていきます」と江口さん。その途端に松下さんの表情が一変します。キミ、誰が『PHP』誌は赤字でいいと言った!キミは経営というものがわかっておらん!!『PHP』誌を黒字にすることを、キミは考えてへんのか!!」と激しく叱られます。つまり、赤字部門があっても、全体が黒字であればそれでいいじゃないかと考えてしまうと、どの部門でも同じように給料を払うのだから、赤字でも給料がもらえるなら努力しなくてもいいと思います。一方、黒字部門の人たちは、赤字でも同じ給料か、と働く意欲を失います。そのために結局は、黒字部門までどんどん赤字となって、ついには会社全体が赤字に転落ということになってしまいかねません。松下さんは、それでは社内の士気がどんどん緩んでいくということを、江口さんに伝えたかったのでしょう。江口さんは、それから八方手を尽くして『PHP』誌の黒字化を目指します。本気になってコストカットに取り組んだ(ここら辺の詳しい事情は、江口さんの『松下幸之助に学ぶ部下がついてくる叱り方』(方丈社)pp.87-88に出ています)ところ、本当に二ヶ月後に黒字になったのです。それからは事業を積極的に拡大して、研究活動、研修活動、友の会活動、出版活動、海外活動全ての分野に成功を収め、経営責任者として34年間、9億円だった売り上げを250億円にまで拡大していきました。松下さんが平成元年に逝去される20日前、成果の報告を聞きながら、松下さんは「きみ、PHPがこんなに大きくなるとは、わしは思わんかった」とお褒め・ねぎらいの言葉をかけられました。

 経営というものはよいときもあるし悪いときもある。にっちもさっちもいかない、もう一歩も前に進めないというふうな状況になることもある。それが経営なんや。けれども、にっちもさっちもいかない、壁にぶつかったときでも、もうこれでおしまいだということで、きみ、へたりこんだらあかんで。ぶつかった壁の向こう側に行ける知恵というものを出さなあかん。そのためには、“行き詰まっても行き詰まらない”という考え方をいつも持っていないとあかんで。(松下幸之助)

 私は、やはり何事もリーダー次第だなと、最近、学校や企業を見ていて痛切に感じることです。尊敬する小宮一慶さんがよく口にされる「良い会社とか悪い会社はない、あるのは良い社長と悪い社長である」は、経営コンサルタントの一倉定先生の言葉ですが、会社には、良い会社、悪い会社があるのではなく、良い社長か悪い社長かで会社の命運が決まってしまう、ということをおっしゃったものです。私は教師ですから、これを転じて次のように使っています。良い学校とか悪い学校はない、あるのは良い校長(教師)と悪い校長(教師)である」

(追記)島根県大田市で、義手・義足を作っておられる「中村ブレース」の社長・中村俊郎さんに、故・澄田信好知事より、島根県教育委員の就任要請があります。教育委員会で中村さんは、試験の点数ではなく、本当に子どもが好きな人を教員として採用してください。心底先生になりたいと思っている人を採用してください。」と強く主張されました。点数の高さだけで採用された教師の中には、教師として適性の疑わしい人がいる、というのが中村さんの実感だったのでしょう。島根県の全ての県立高等学校の図書館に、この雑誌『PHP』を毎月、長年(平成20年1月号―平成25年1月号)贈り続けていただいたことは、島根の生徒の心の教育を」という、中村さんの心からの熱い想いからでした。有り難いことでした。中村さんに関しては、詳しくこのブログに取り上げたことがあります。⇒コチラです

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「ラミー」と「バッカス」

◎週末はグルメ情報です!

     私はお酒は全くダメなんですが、秋冬の季節限定で発売になるロッテのチョコレート「ラミー」「バッカス」だけは、小さい頃から大好きなんです。最近もスーパーに並び始めたので、買って冷蔵庫に入れてあります。それぞれラム酒に浸したラムレーズンと本格的コニャックが入っています。ラミーには3.7%、バッカスには3.2%のアルコールが入っています。この中に入っているお酒や生チョコレートが、夏温かくなると染み出てきたり、アルコール分が飛んでしまうので、「季節限定」となっているのです。

 「ラミー」のチョコの中に入っているサルタナレーズンはホワイトラム漬け、ガナッシュにはダークラムが使われていて、ダブルのラムで風味が格段にアップしています。ラムの効いたレーズンの甘酸っぱさとラム入りのガナッシュのとろけるようななめらかさが売りのチョコレートです。みずみずしいラムレーズンと、しっとりした生チョコを閉じ込めた、香り豊かな大人の本格洋酒チョコといった感じです。1965年の発売ですから、もうずいぶんと歴史のある(半世紀)商品です。チョコレートとお酒の悦妙なハーモニーで、優雅な気分と贅沢な時間を楽しむことができます。ただし、1個あたり238キロカロリー(=ほぼご飯一杯)。ここで使われるレーズンは、太陽をたっぷり浴びて育ったブドウを乾燥させて作ります。その後、ラミーに適した品質やサイズの選別を行い、厳選されたレーズンだけをラム酒入りのシロップに漬け込み、ふっくらとみずみずしいラムレーズに仕上げています。美味しいわけだ!

 一方、「バッカス」の方は、その1年前の1964年に発売されました。フランスのコニャック周辺で産出される高級ブランデーをチョコレートだけで閉じ込めています。ブランデーの中でも高級な芳醇な味と香りのコニャックを、口溶けまろやかなミルクチョコで包んだ、一粒タイプの大人の洋酒チョコです。トロっとあふれ出す甘いブランデーとミルクチョコレートのかなでる、芳醇な味と香りが堪らない商品です。336キロカロリーもあります。注意、注意!コニャックは、その原料となるブドウの品種、蒸留方法、熟成方法に規格があり、フランス産のオーク樽で2年以上熟成された芳醇な味わいと香りを持つブランデーです。

 八幡はこの2つのチョコレート、どっちも美味しいので、甲乙つけがたい気がしています。いつまでもなくならないで欲しい、なくてはならない癒やしのチョコレートなんです。❤❤❤

 なんでもお隣の鳥取県は、この2つのチョコレートが大人気なんだそうです。総務省の統計でも、鳥取県の1人当たりのチョコレート菓子消費量は常に全国のトップクラスだそうです。

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アート引っ越しセンター!!😠

大きな荷物を運ぶ作業員のイラスト(焦る)

 あまり悪口は言いたくないのですが、今日は19年前の怒りが沸々と再燃しましたので、記録しておきます。学校帰りに散髪屋さんに寄って、すっきりして家に帰ってきましたら、自宅前のマンション(松江に帰って来たときに私の住んでいたマンションです)の前に3台の「アート引越センター」のトラックが止まっていました。私はこの引越会社にはちょっとした怨念がありまして、19年ぶりに当時の怒りがこみ上げてきました。トラックの前で3人ほどの従業員らしき若者がちんたら話し込んでいるのを見て、余計に腹が立ってきました。13年間勤めた松江から大田に引っ越しをした19年前のことです。大田の住宅が空くのが4月に入ってからということで、いつも利用している「日通」「クロネコヤマト」は予約で一杯でとれません。仕方がないので「アート引っ越しセンター」にお願いすることにしました。当時テレビCMがバンバン流れていた会社です。引っ越し当日の朝から、この会社はいい加減でした。約束の時間(8時)になっても現れません。連絡も一切ありません。結局、「渋滞」とやらで1時間遅れてやって来ました。このときから嫌な予感がしました。何とか荷物を積み込んで(本がたくさんあるので10トン車です)出発。私は母親と二人でタクシーで大田に向かいました。大田高校の教員住宅に着きますが、なかなかトラックはやって来ません。待てども待てどもやって来ません。こちらから電話してみると、車が大きすぎて路地に入れないので、今から小さな車を手配するので、と言う。事前に地図も渡して住所も示してあるのに、当日になってから車の手配かよ、かなりの怒りに体が震え始めました。ようやく小さなトラックでピストン輸送が始まって、荷物の運搬が終了したのが、なんと夜の9時です。当時母親は寝たきりで、できるだけ引っ越しはしたくなかったのですが、やむを得ず一緒に来てもらっていました。ずいぶん気をもませてしまい、病気の体には悪いことをしたと後悔しています。母はこの3ヶ月後に亡くなるのですが、この引っ越し疲れが死期を早めたのではないかと、今でも後悔することしきりです。荷物をほどき始めると、ガラスが壊れていたり、陶器が割れていたりとふんだりけったりでした。私も今まで何度も引っ越しをしてきましたが、こんないい加減な業者は初めてでした。怒りが収まらないので、数日後、社長宛に抗議の手紙を出しました。なしのつぶてです。どんな会社??今日は家の前に止まっているこの会社のトラックと、その前でちんたらと話し込んでいる若者を見て、このときの怒りがこみ上げてきました。たまたま私が運が悪かったのかもしれませんが、一言ぐらいお詫びの言葉があってもしかるべきだったと思いました。今でも怒りは収まっていません。テレビで流されるCMを見ても、「嘘つけ!」と思ってしまいます。

 引っ越しのいいお話も、ついでにしておきましょう。このときの引っ越しがあまりにもひどかったので、4年後、今度は大田から津和野に引っ越すことになった時には、業者選びは慎重にも慎重を期しました。たまたま同僚が松江から温泉津に引っ越す際に、「クロネコヤマト」にお願いしたら、本当に丁寧に全部お任せで何もしなくてもよくて楽だった、と教えてくれたので、クロネコヤマトのお任せでお願いしました。荷造りから荷ほどきまで全部やってくれると聞いたので、これは便利だと乗ってみたわけです。時間厳守できちんと来てくれ、手際よく家財道具や大量の本を梱包していきます。私は本当に何もしなくて、ただぶらっとしているだけです。荷物を運び出してしまうと、翌日の朝決められた時間に津和野の住宅に荷物を届けるというシステムです。私はその日のうちに特急列車で津和野に移動します。朝待っていると、きちんと定時にトラックがやってきました。本当にてきぱきと作業をしてもらい、私はコーヒーを飲んで指示を出して見ているだけです。このときの引っ越しで、たまげたことが一つありました。大田の本棚を荷造りする際に、その時の並んでいた順番通りに本を詰め、津和野で荷ほどきをする際には、その順に出して並べてくれ、大田の本棚と寸分たがわずに復元してくれました。これにはたまげ、感動もので、忘れられない思い出になっています。お金はかなりかかりましたが、こんな楽な気持ちのいい引っ越しは初めてでした。このときに、次回の引っ越しはクロネコヤマトにお願いしようと決めました。3年後、松江に帰ってくるときにも、クロネコヤマトを早くから予約して、満を持して引っ越しましたが、前回のような感動的な作業ではありませんでした。やはり人によるのでしょうね。あのときのリーダーは本当にてきぱきと気持ちのよい青年でした。アルバイトの県立大学生を手際よく動かしながら、全部短時間に完了してくださいました。私がクロネコヤマトのファンになったのは、この時からでした。❤❤❤

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トレーニングパンツ/training pants

 先日、このブログで、英語のpantsをめぐる興味深い英米差について考えてみました。⇒コチラです  今日は、そのとき宿題としていた「トレーニングパンツ」について考えてみたいと思います。私たちの『ライトハウス英和辞典』(第6版)は、トイレのしつけ用パンツ(おむつが取れたばかりの幼児にはかせる《日英》日本語の「(運動用の)トレーニングパンツ」に相当するのはsweatpants」と記述しているものです。

 昔、英字紙The Daily Yomiuritraining pantsが「トレーパン」の意味で使われており、違和感を持った英語の先生が編集部に問い合わせをなさいました。回答は「編集部内で再検討致しました所、“training pants”には確かにご指摘通りの「幼児用パンツ」という意味もありますが、一般的に、口語ではいわゆる「トレパン」の意味で使われることもあり、特に英国では、“sweat pants”より“training pants”の方を多用するようですというものでした。私たちの主幹の竹林 滋先生から、この回答の信憑性について確認を取るようにとの指示が回ってきました。当時、私たちの『ライトハウス英和辞典』は、英米の問題となりそうな語法については、イルソン博士と故・ボリンジャー博士に確認を取って裏付けをしていました。イルソン博士は英国の事情について、「training pantsを使わない親もいるので、全員が知っているわけではないが、ライトハウスの記述する通りである」とおっしゃいました。イギリス人インフォーマントのバーナード先生もライトハウスの記述を支持され、ヨミウリの記事は「和製英語」だと断定されました。それでも、同僚の若いイギリス人ALTが「トレパンの意味で使うよ」と言うもので、念のために英国の辞書編集者・言語学者に尋ねてみることにしました。

【Christopher Steward  オックスフォード出版Assistant Editor】

「トレーパン」の意味で使うことはない。「幼児用しつけパンツ」のことはtrainer pantsと言うように思われる。

【George W.Davidson チェンバーズの辞書編集者】

「トレーパン」の意味で使うことはない。赤ちゃん用品店に聞いてみると「幼児用しつけパンツ」はtrainer pantsと呼んでいるとのこと。training pantsは、イギリスでは浸透しておらずアメリカ英語と思われる。

【M.Janes ハラップ社辞書編集長】

「幼児用しつけパンツ」の語義はアメリカ用法。イギリス英語でもアメリカ英語でも「トレーパン」の意味で使うことはない。

【Michael Swan  文法学者】

育児経験者に聞くとtraining pantsは「幼児用しつけパンツ」のこと。「トレーパン」の意味はない。

 上述のイルソン博士、バーナード先生の反応を加えても、結論的には、イギリス英語では、「トレーパン」の意味はなく、「幼児用しつけパンツ」の意味と考えられますが、一般的にはtrainer pantsと呼ぶことの方が多い、ということになりそうです。

 アメリカ英語における実態を、アルジオ博士にも伺いましたが、やはり「幼児用しつけパンツ」の意味で、これはアメリカ英語ではないかと思うとの回答でした。「トレーパン」の意味で使うことはアメリカでもイギリスでもない。老舗辞書出版社のメリアム・ウェブスターにも確認を取りました。

【Robert Copeland  メリアムウェブスター社辞書編集者】

training pantsのイギリス英語からの用例は一例もない。英国系の辞書にも記載がない。アメリカ英語における用例は全て「幼児用しつけパンツ」(absorbent briefs worn by children during toilet training months)の意味。

 以上のことより、やはりtraining pantsは「幼児用しつけパンツ」のことであって、「トレーパン」を指すことはない、「和製英語」と断定してよさそうです。亀田尚己・青柳由紀江・J.M.クリスチャンセン『和製英語事典』(丸善出版、2014年)が×(和製英語)と断定し、「一方、英語のtrainは、動詞で一般に「訓練する、しつける、仕込む」ことで、子供や子犬などを「粗相しないようしつけること」も意味します。そこで英語のtraining pantsは、幼児がおむつを外す訓練に履く厚手の「訓練用パンツ」になります。トレーニングパンツというと、英語では「用便訓練用パンツ」のことになりますので、いわれた相手はびっくりするでしょう」と述べていることに尽きると思います。もう一つの宿題、underpantsについては次回に考察します。

 このように疑問と思われる語法項目を一つ一つ調べて確認をしていく。そうやって『ライトハウス英和辞典』(研究社)【語法】【類義語】は、私が苦労して書き上げたものです。故・竹林 滋先生(東京外国語大学)から、夜電話がかかってきて「八幡さん、○○について調べてくれませんか?」と言われる度に、気合いが入っていた時代が懐かしく思い起こされます。当時はそれこそ夜中の2時、3時まで根を詰めて作業をしていました。自分の勉強にもなるし、若かったので、辛いと思ったことは一度もありません。それで朝から晩まで授業、校務、ソフトテニス部の監督を務めていたのですから、元気でしたね。❤❤❤

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Black Friday

 最近、日本のテレビで、イオンしまむらゆめタウンのコマーシャルで 「ブラックフライデー」(Black Friday)という言葉が頻繁に出てきていましたね。ご存知ですか?これは、アメリカの商習慣のひとつで、毎年11月第4木曜日に催される「感謝祭」の翌日の金曜日のこと、11月の第4金曜日(2017年は11月24日)に実施するセールのことを指します。当日は「感謝祭」(サンクスギビング・デー)の翌日で、感謝祭のプレゼント商品の在庫一掃セールを行ったりもします。州によっては休日になる場合もありますね。また、当日は早朝(時には真夜中)に店を開けるのも特徴です。古くは、キリストが処刑された不吉の金曜日、1869年の金融大恐慌が始まった9月24日の「暗黒の金曜日」を指す言葉です。元々は感謝祭の翌日ということもあり、労働者が会社に欠勤の電話を入れる習慣を指した言葉のようです。あるいは、クリスマス商戦のスタートにあたり大渋滞を指す言葉として警察に使われるようになりましたが、いずれも定着はしませんでした。11月の末ということもあり、実質的に年末(クリスマス)商戦の幕開けを告げるイベントという側面も強く持っています。日本でもここ数年、徐々にこの「ブラックフライデー」のセールを行うお店が増えてきましたね。クリスマスセールの初日で小売店の売上げが年間でもっとも多い日です。

 当然のことながら、なぜBlackなのか?」という疑問が湧いてきますね。「ブラック」という呼称は、小売業者が売り上げ増によって儲かる(黒字になる)ことから来ているようです。買い物客が押し寄せ、道路や店舗がこみ合って黒山の人だかりとなることにも由来していると言われています。一方で「大量にモノを買わされてしまう暗黒の日」という裏の意味が含まれているという説もあります。詳細は上の映像解説や、Oxford Dictionariesのブログを参考にして下さい。⇒コチラです  この言葉は当日よりもずっと早くから新聞広告やテレビコマーシャルで流され始め、終わってからもしばらくは続くこともあるようです。北高ALTのエドワード先生が、アメリカから持ち帰ってくださったアリゾナの新聞(11月19日付け)にもBlack Fridayが賑わっていました。

 なお、ブラックフライデー」の3日後の月曜日(11月27日)は、オンライン・ショッピングの売り上げが1年で最も盛り上がることから「サイバーマンデー」(Cyber Monday)と呼ばれます。私が取引しているアメリカのマジックショップHocus Pocusから、今日(11月27日)届いたメールには、“Cyber Monday is HERE! Our Black Friday Sale Continues! HURRY! We Are Giving Away A NEW Free Gift With the First 50 Orders!  HUNDREDS OF ITEMS HAVE ALREADY SOLD OUT! LIMITED QUANTITY!!! Make Sure to Check Out BOTH Of Our Black Friday Blowout Categories!!!”とありました。テレビのアマゾンのCMでも「サイバーマンデーセール」実施中と流れていました。❤❤❤

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「Songs」にさだまさし

 11月30日(木)夜にオンエアされたNHK総合テレビ「SONGS」で、大好きなシンガーソングライターのさだまさしさんが特集されました。さださんは10月にデビュー45周年を迎えました。これまでに発表した楽曲はなんと567曲。コンサートは4260回以上(神出鬼没のものも含めるとさらに増える)。名実ともに日本を代表する歌い手です。そんな記念すべき45周年を振り返るスペシャル企画番組でした。テーマは「ああ、いわれなき炎上の45年~」なんか笑えるタイトルですね。でもまあ確かに、精霊流し」で「暗い」「ネクラ」、無縁坂」で「マザコン」、雨やどり」で「軟弱」、関白宣言」で「女性蔑視」、防人の詩」で「戦争賛美」「好戦的」「右翼」、しあわせについて」で「左翼」と真反対の批判を受けたこともあります。歌を最後までよ~く聴けば、全く根拠のない言われ様なのですが、なにせさださんの歌は長いもので、歌の一部分だけを切り取って批判されたわけです。その他にも、「いい子ぶっている」とか、平和を祈るコンサート「夏・長崎から」(20年続きました)を始めた時には「選挙に出るのか!」と、さんざん叩かれました。よくもまあこれだけいろんなことを言われたものですね。こんな事情から当時は、さださんのファンであることを公言することははばかられ、地下に潜ったさだファンもたくさんいました(私はずっと地上です)。長崎地方では「かくれまさしタン」と呼ばれました(笑)。当時を振り返って、今年2017年の雑誌『Oriijin(オリイジン)』春号で、さださん本人が回想しています。

 絶望?いや、そりゃもういっぱいありますよ。例えば、20代のときに『さだは暗い』と言われた時期とか。右翼の街宣車が、僕の『防人の詩』を流して走り、原爆の日近くに、広島の野外コンサートに出たら、日和見って言われた。僕は真ん中に立っているだけなのに、『お前はどっちなんだ?いいかげんにしろ』って(笑)。

 世間の評価というものを理解するのに、僕は結構な時間がかかった。自分が有名になるっていう恐ろしさも経験して、3~4年かかったんじゃないかな。個人を平気で叩いて、叩いた人は叩いたことを忘れるっていうメカニズムがなかなか理解できなかった。その間、人を恨みもし、呪いもし、怒りもし、悲しみもし…最後は笑えるようになったけど。多かれ少なかれ、みんなが経験することだね。人を疑い、怒りを覚え、自分自身で悲しむ―でも、それを抜けると笑える。そこまで行けるかどうかじゃないかと、僕は思う。

 若い頃は言われ放題でしたものね。強いテーマ性のある楽曲で聴く人を突き刺すあまり、大ヒットしながらも、その都度世間の痛烈な批判を浴びてきました。当時は「嫌いなら聞かなきゃ良いでしょ?」と思いつつも、「さだが嫌い」という「自己表現」が成立してることにある意味感動したり、気味が悪かったりした、と告白しておられます。しかし、この歳になったらもう、何て言われても平気だそうですよ。決して誰かを傷つけようと思って歌っているわけではありません。さだまさしが好きだって言ってくれる人があれば、当然「嫌いだ」っていう人もあるわけです。理屈っぽく批判されるのではなく、「嫌い」と言われた方が納得できたりもしますね。まあ、そういう仕事をしているんだなって話を「SONGS」では語っています。今回は、さださんのいわれなき炎上の様子を、人気イラストレーターの五月女ケイ子さんが描いて、それを基にさださん本人が解説する、という挑戦的な企画です。味わい深い炎上イラストにも注目ですね。炎上曲「関白宣言(1979年)、45年の歌手人生の中で最も人気の高い「主人公(1998年)、今年の最新アルバムから生命の尊さを歌った「いにしへ(2017年)の3曲を歌いました。10~30代の若い人たちが集まって聞いていましたが、彼らにさださんの歌はどう聞こえたのでしょうね?さださんは、番組内最後に、こう宣言しました。志を持って自分の信念を貫きたい時は、世間でどう言われようと批判を恐れてはいけない、と。肝に銘じましょう。最新の『TVステーション』25号に載ったインタビューでは、こう語っておられたさださんです。

  さだまさしって、10人いたら10人それぞれに評価が違う。そういう意味では、僕は社会を説得する気はない。これから後は、ソフトランディングへ向けて、ふざけたことばっかりして、ふざけたじいさんになっていこうと思っています。

 さてこの「SONGS」は、来年年明けの1月4日にもオンエアされます。さだまさし 長いけどすごい歌、集めました」と題して続編の第2弾が放送されます。さださんの特徴は、本人も認めている通り「曲が長い」ということです。まるで映画のようなストーリー性に富んだ名曲がたくさんあります。これまでテレビではなかなか放送できなかった12分33秒に及ぶ大作「親父の一番長い日」をはじめ(山本直純さんとの約束)、「長いけどすごい歌」を特集するということでした。これにも期待しましょう。

 私は最近、長崎県美術館で開催されたさださんの45周年を祝う「特別展 さだまさしの世界」へ行ってきました。⇒詳しい報告記はコチラ  世間の批判や借金苦にめげることなく、自分の志を貫き続けたさださんの45年の歩みを噛みしめながら、会場を堪能しておりました。❤❤❤

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「国際教養大学」レポート

▲中西葉菜さんとエドワード先生

 この4月から秋田「国際教養大学」(AIU)の1回生として勉強している、松江北高卒の中西葉奈(なかにしはな)さん(⇒合格の際の私の思いはコチラです)から、大学の詳細なレポートを送ってもらいました。夏休みに北高に帰ってきてくれて、2年生に大学の講話をしてくれ、さらに放課後は希望して集まった後輩生徒たちに「国際教養大学」のレクチャーをしてくれました(⇒その模様はコチラ)。その際に、大学で生活した者でないと分からないような生の大学情報を、生徒たちのために書いてくれるようお願いしていたのです。勉強の合間を縫って、詳細な大学レポートが届けられました。彼女は来年度からAIUの寮長に就任する予定です。

 中西さんは、国際教養大学」に関して、1)どのような生徒をAIUは求めていて、どういう生徒が実際に合格するのか?、(2)AIUの良い点、(3)AIUの悪い点、の3つの側面から、大学の実態を報告してくれています。どの情報も、大学で暮らして初めて分かるもので、私たちが読むととっても興味深いです。ダウンロードサイト」に登録しておきましたので、ご興味のある方はお読みください。中西さん、どうもありがとうございました。今日生徒たちに配布しました(表裏両面)。

・「あむーる」号外12月号 松江北高等学校  ⇒コチラです


    従来の日本にはなかった、新しい形での学びの場として注目されている「国際教養大学」は、2004年に秋田市に開学しました。1学年の定員が175名と小さな大学ですが、英語に基づく高度なリベラル・アーツ教育、卒業生の抜群の就職実績の良さで近年脚光を浴びていますね。入試制度が異なるので単純に比較することはできませんが、難易度も急上昇して、センター試験の成績で見れば、すでに東京大学文系と同じ程度の高得点が必要とされると噂されています。お亡くなりになった前学長の中嶋嶺雄先生は、「これから、日本に、アメリカと同じような、一流のリベラル・アーツ・カレッジをつくるんです!」と意気込んでいらっしゃいましたが、この思いは短期間のうちに実現した様です。詳しくは、前学長の中嶋嶺雄『なぜ、国際教養大学で人材は育つのか』(祥伝社黄金文庫、2010年)と、現学長の鈴木典比古『なぜ国際教養大学はすごいのか』(PHP新書、2016年)の二冊を読むとよく分かります。❤❤❤ 

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センター過去問が最高の予想問題!

◎センター過去問をやれ!!

 この時期は、センター試験の本試験・追試験にあたって、本番に少しでも慣れていくことと、一種の「勘」のようなものを培わなくてはいけません。実際に出題された問題に数多く触れることで、現在の自分の実力を把握することが必要なんです。一生懸命に市販のセンター問題集を解くのはこの時期にやることではない、というのが私の持論です。中にはヒドイ問題もたくさんあって、そういういい加減な問題で、本来養うべき力が削がれるのが一番怖いんです。特にこの時期、配点の高い長文問題で、「本文」「正解選択肢」の言い換えの「間合い」のようなものをしっかりと体感しておくことが重要だと思っています。

 尊敬する竹岡広信(たけおかひろのぶ)先生(駿台予備校)が、センター過去問の有用性について、Q&A即決英語勉強法』(教学社、2016年)に、こんなことをおっしゃっておられました。竹岡先生は『濁る』と表現しておられますね。全面的に賛成します。 

 センター本試験の切れ味のある問題に対処するには過去問以外は考えられません。よくある質問に「古い傾向の問題をやる意味はありますか?」というのがあります。これに対しては「センター試験の根幹は変わっていない。すべてやりなさい」と答えることにしています。また「過去問2週目が終わりましたが、次はどの問題集をやればいいですか?」という質問を受けたときには「変な問題集をやると、『濁る』からダメ。ひたすら過去問を繰り返せ!予想問題集よりも過去問。ひたすら過去問。しみじみ過去問!」と言います。すると「過去問を5周もやったので答えを覚えてしまいました」なんて言う生徒がいるので、そんな場合には「僕なんか、問題文を覚えているけど、それでもやり直すと新たな発見があるよ。とにかく、ぶつぶつ文句を言わないで過去問をやること!」と言います。「書き込みを一杯して使えなくなりました」なんて言う生徒には「2冊目を買いなさい。1年浪人すれば生涯賃金を含めて1,000万円ぐらいの損害が出る。1,000円もしない過去問の本が高いというのはcrazyとしか言いようがない」と言っています。センター試験は良問ですから、高校1年からやるべきです。センター試験という枠にとらわれずに、良質な問題集として使えばいいのです。直前期だけにやるなんて「なんてもったいない!」 (p.142)

 センター試験の本番の問題は、非常によく練られていて(たまーにひどい問題もありますが…)、私たちがつけるべき英語の力の指標をはっきりと提示してくれています。これを利用しない手はありません。過去問を解く度に、大問ごとに得点率を一覧表に記入させていましたが、こうすることで自分の弱点分野がはっきりと現れてきます。そこを集中的に征服することで、得点力をアップさせることができます。大切なことは、本番の問題を使って、今の自分の「立ち位置」を正確に知ることです。それに対して、市販の問題集の中には、本文のそのままの表現が正解選択肢に使われていたり、どうしてそれ一つに正解が絞られるのかが疑問なものや、なぜそれが正解なのか根拠が不明瞭な問題も数多く見られます。やはり長文問題(第3問C~第6問は本番のもので、「本文」とは違う形で言い換えられた「正解選択肢」を見抜く「間合い」のようなものを磨いておきたいですね(原文典拠の法則にしたがって「同一内容異表現の法則」を練習するのです)。特に、第1問第2問は、「お色直し」が頻繁に起こりますから、余計に過去問で本番に備えておく必要があります。

 信じられないかもしれませんが、私の若い頃は、過去問の問題集などは出版されていませんでしたから、自分でセンター本番の問題を縮小して切り貼り編集をして、版下を作り、印刷屋さんにお願いをして印刷・製本をしてもらって、過去問題集として生徒に配布し、演習を行っていました。大変な手間暇をかけましたが、生徒たちは平均180点を取ってくれましたから、やはり効果は絶大であったと言わねばなりません。今は、各社からこぞって「過去問題集」が出版されています。松江北高では例年(今年は買っていません…)、河合塾『センター試験過去問レビュー』(河合出版)を全員購入して、センタ-対策のフォローに使っていました。どこの会社よりも解答・解説が詳しいところが魅力の本です(写真)。

 私は上の学校での体験を通して、センター試験の過去問の詳細な分析を始めました。そんな矢先に出会ったのが、山下りょうとく先生(河合塾)の『センター英語9割GETの攻略法』(語学春秋社)の初版でした。当時はまだコンパクトな新書サイズの本でしたが、その内容は私を打ちのめしました。ここまでやるか、という感じです。参考にしながら、島根県立大田高等学校で、それまでの自分の経験を踏まえて、自費で作ったのが『センター対策本』初版でした。生徒たちがよく頑張ってくれ、当時国公立大学合格は40~50人であったのが、103人にまで急増しました。それから島根県立津和野高校に転勤して、夏に学習合宿をやっていた山口市で、ぶらりと散歩に出て入った書店で見つけたのが、山下先生の本の改訂版でした(写真右)。新書版でしたが、これもずいぶん勉強になりましたね。宿舎の「かめ福」に帰りむさぼり読んだのを覚えています。山口駅から帰りの「SLやまぐち号」の中でも2時間ずっと読んでいました。今はグッとパワーアップして分厚い書籍で出ています(改訂5版)。近く新版が出ると聞いていますので、楽しみにしているところです。私の方は、以来毎年のように改訂を繰り返しながら、現在第13版まで版を重ねています。きっかけがあって、あの山下先生とも親しくさせていただくようになり、刺激をいただいております。幸いこの本も、口コミで全国の先生方に広まり、たくさんの方々に使っていただけるようになり(表紙裏の申し込み学校一覧をごらんください)、私の苦労も少しは報いられるようになってきました。もちろん毎回大赤字の中を、使命感(利他の精神)に燃えて作っておりました。私が北高で担当したクラスの今までの最高平均点は、筆記188点、リスニング46点です。昨年度の生徒たちには、「お金はいいから、点で返してくれ!」と懇願したのですが(笑)、過去最高の平均点で応えてくれました。このように英語は絶対に裏切らない!」のです。❤❤❤

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「自由飛行館」再訪

◎週末はグルメ情報です!!

 長崎県美術館「特別展 さだまさしの世界」を鑑賞してから、タクシーを飛ばして「自由飛行館長崎市鍛治屋町6-32 三浦ビル1F)へやって来ました。二年ぶりの訪問になります。いつもは路面電車で「思案橋」で降りて5分ほど歩くと、崇福寺」の角のところに「自由飛行館」はあります。さだまさしさんの妹の佐田玲子(さだれいこ)さんがオーナーのお店です(妹さんは前のマンションに住んでおられると聞きました)。こちらでは佐田玲子さんのライブなども楽しむことができます。CDなども販売されていますよ。お兄さんを尊敬し、共に音楽の道を歩まれている玲子さん(白鳥座」として活躍)は、地元長崎をベースにご活躍されています。明るく気さくでとってもステキな方です。スーと心に入ってくる歌声は聞く者には心地よいものです。二年前にお邪魔したときにはリニューアルされて、「カステラ喫茶」となっていました。お店では「糖庵」の美味しいカステラが出されるだけでなく、お土産用にも販売されています。もう何回も訪問している私のお気に入り長崎スポットです。

 長崎の春欄満の頃、自由飛行館オリジナルメニューが新登場したと聞いていました。その名も!べりーdeベリー!!あつあつのホットケーキに苺ホイップ&ベリージャム&練乳苺ソフトを贅沢に盛り付けた幸せ感いっぱいのデザートです。見た目はボリューム感たっぷりですが、ぺろっと食べれて満足、そして笑顔!「自由飛行館」のスタッフがアイデアを出し試行錯誤を繰り返し、やっと新商品として登場したものです(ドリンクセット820円)。美味しい珈琲と一緒にいただきました。期間限定のメニューだったのですが、今日はご無理を言って特別に出していただいたんですよ。❤❤❤

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松下幸之助と問題意識

 八幡家の家電製品は、すべてパナソニック製品で占められています。私は創業者・故松下幸之助(まつしたこうのすけ)さんの熱狂的な信奉者なんです。お風呂もパナソニックの特注バスです。まだ若い頃に、松下幸之助さんの生き方に惚れ込んだことがきっかけでした。映画「長江」で負った借金返済(35億円)で苦しんでいたにもかかわらず、さだまさしさんが、自費で始めた志・平和イベント「夏・長崎から」(20年続きました)に、ポーンと寄付をして救いの手を差し伸べてくれたのもパナソニックでしたね。病気平癒の感謝の心から、東京・浅草浅草寺雷門大提灯を寄贈したのも松下さんでした(名前を出さないで欲しい、と希望したそうですよ)。ますます好きになりました。今日は、そんな松下さんの「問題意識」について考えてみます。

▲最近の松下幸之助論

 松下幸之助さんの側近中の側近、直弟子の江口克彦(えぐちかつひこ、前PHP社長、前参議院議員)さんがまだ若い頃の話です。冬のある寒い朝、京都の松下さんの私邸の茶室に緊張しながら座っておられました。外は風が強く、庭の杉木立がヒューヒューと鳴っていました。突然、松下さんが、「きみ、風の音を聞いても悟る人がおるわなあ」と、一言言われました。「ハア…?」江口さんはその時、松下さんが何を言っているのか分かりませんでした。その言葉が、二、三日頭から離れなかったと言います。そしてフッと、松下さんの声なき声を聞いたと言います。「君はわしの話をいつも聞いておるけど、右から左へ聞き流しとる。そういうことではあかん。風の音を聞いてもハッと悟ることの出来る人もおる。要するに、問題意識を持っていれば、風の音を聞いても『ああそうか』と思うものや。ニュートンも問題意識があったからこそ、リンゴが木から落ちるのを見ただけで万有引力を発見したわけや。君ももっと問題意識を持ってわしの話を聞けば、もう少し賢くなるやろ」 聞く耳を持っていたら、なんでもない風の音を聞いただけでもハッと悟ることができるのに、自分と話していても、何とも頼りない。もう少し問題意識を持って話を聞け、そういうことを自分に言いたかったのだ、と悟ります。「風が吹いても悟る人がおるわな」というのは、松下幸之助さんの江口さんへの「常に問題意識を持て!」という語りかけでした。松下さんの部下の育て方の特徴に、「導かずに導く」ということがありますが、まさにこれでした。

 松下さんが、京都の中小企業の経営者の方々を対象に、「ダム式経営」について講演をしたことがありました。川にダムを作り水を貯めておくように、企業も余裕のある経営をすべきだという松下さんの持論です。話が終わり質疑応答に移ったとき、参加していた約400人の経営者の中の一人が手を挙げて質問をしました。「松下さんのように成功されて余裕のあるところではダム経営が可能でも、私どもでは、なかなかそれが出来ないのです。どうすれば経営のダムが作れるのでしょうか。どのようにすれば、ダム式経営が出来るでしょうか。教えて下さい。」と。この質問に対して松下さんは、「そうでんなあ、やはりまず大切なことは、ダム式経営をやろうと思うことですな」と答えました。あまりにも当たり前の答えに、会場からは「なんだ、そんなことか」と失笑が起こったといいます。具体的な方法を教えてもらいたかったのに、答えになっていないということでしょう。ところが、その中に一人だけ衝撃を受けた若い経営者がいました。それは、京セラを創業して間もない頃の稲盛和夫(いなもりかずお)さんでした。稲盛さんがまだ経営の進め方に悶々としていた頃でした。後に、その時の思いをこう述懐しています。

 その時、私はほんとうにガツンと感じたのです。なにか簡単な方法を教えてくれというような生半可な考えでは経営は出来ない。実現出来るか出来ないかではなく、まず『そうでありたい、自分は経営をこうしよう、という強い願望を持つことが大切なのだ、そのことを松下さんは言っておられるのだ』と。そう感じた時、非常に感動したのです。

 そこでは、400人ほどの経営者が同じ話を聞いていました。しかしそのように受け取った人は、稲盛さんただ一人でした。稲盛さんにはそのように受け止めるだけの力量があった、「問題意識」があったということです。その後の京セラ」の大発展は言うまでもありませんね。

 日頃から「問題意識」を持っていれば、何気ない言葉の中にもヒントを見いだすことが出来ます。英語の勉強に関して言えば、「○○はなぜだろう?」という疑問を持っていると、不思議とそれにまつわる情報にいろんな所で出くわす事が出来る、ということは私の経験からも明らかです。大学生時代にアメリカの推理小説を読んでいて、Mirandaという言葉がしょっちゅう出てくるんです。「何、これ???」 当時の辞典・事典を見ても、何のヒントも出ていません。悶々としながら小説・新聞を読んでいると、出てくるわ、出てくるわ、百例以上の用例(Miranda, Miranda-Escobedo, Miranda-Arizona)を集めることが出来ました。「黙秘権」に関することなんだな、と当たりをつけることが出来ました。次は、なぜMirandaと呼ぶのだろう?という疑問です。「あ、また出てきた!」 そうやって貴重な数々の資料を今まで集めてきました。生徒たちにも、「問題意識」を持っていれば、解答は向こうから近づいて来るよ、と話しています。今、私は、建築家の安藤忠雄(あんどうただお)さんの生き方に興味を持っているのですが、最近、いろいろな安藤忠雄情報(テレビ、新聞、書籍等々)が向こうから飛び込んできます。こんなものですね。今月は、神戸と京都で、安藤忠雄さんの建てた建物を二つばかり見てくる予定です。❤❤❤

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technically

 technicallyという副詞は、技術的に」「専門的に」という意味が一般の理解で、次のように使います:She’s a technically skilled pianist.(彼女は技術的に素晴らしいピアニストだ) 別に何の問題もないじゃないか、と思うかもしれませんが、実はこの副詞にもやっかいな用法があります。

    It is technically illegal.

    This problem is technically complex.

のような使い方のtechnicallyです。ここでは「技術的には」という訳語では理解できませんね。近い日本語を選ぶとすれば「形式的には」「表面上は」「建前としては」「厳密に言えば」「実務上は」などとなるでしょう。この用法のポイントは「堅く言えば(形式的には)そうだけれども、裏では違うんだよ」というニュアンス(言外の意味)があることです。上記の英文でいえば、「それは厳密に言えば違法だ」(→だけど普通は違法と見なされない)「この問題は表面的には複雑だ」(→だけど実際には簡単に解決できる)のような含みがあるのです。ですから当然、次のセンテンスでは(   )内のような話が出てくることが予想されますね。翻訳家の中村保男さんは、このtechnicallyを、理論的には」などと意訳してもよいのではないか、と提案しておられました。理屈から言えばそうなる(しかし実際にはそうではないことがある)」「形の上ではそうなる」「表向きは一応そういうことになっている」というニュアンスですね。パラフレイズするならば、“If we went into more detail, you’d find that the following is true….”となるでしょうか。要するに「今言っていることは100%正しいわけではないけれど、そのことは当面の議論には関係ない」というニュアンスで使う単語です。ネイティブの人たちが、この単語の後に、“but…”事情が述べられるのを予期するのはそういう理由なんです。

 デビッド・セイン先生の新著『100語で簡単!ネイティブに伝わる英会話』(成美堂出版、2017年12月)には、That’s technically the only way to make tofu.(それが一応は豆腐を作る唯一の方法だ。→でも、実際には別の方法もある)Technically, they are still married.(一応彼らはまだ結婚している。→でもいっしょには住んでいない)という用例を挙げておられました。厳密には~なのだが」「一応は~なのだが」という意味で、なんだか事情がありそうだという含みを伝えている副詞です。ポイントとして次の3つを挙げておられます。

① technicallyで「厳密には~なのだが」という意味に。
② technicallyを使って、表現した内容とは違う意味を相手に伝える。
③ Technically, yes.で「一応はイエス。でも事情がある」という感じに。

 そのことは、OALDの用例 It is still technically possible for them to win (=but it seems unlikely).「彼らが勝つことはまだ一応は可能である(=でも実際には無理のように思えるけど)」から明らかですね。technicallyの使い方を示すのには良い例です。尊敬する山岸勝栄先生の『スーパーアンカー英和辞典』(学研)には「専門的[法的]に言えば,厳密に規則を守るとすれば」▲規則と実際にずれがある、あるいは何らかの抜け道があるというニュアンスで用いるという記述があり、さすがと思われます。Online gambling is technically illegal, but it is very popular. (ネット上のかけ事は厳密には違法であるが、広く行われている) ここまでこの副詞の実態に踏み込んで解説している辞典を知りません。

 学習辞典における副詞の扱いは、きわめて杜撰で不十分です。訳語を示すだけ、単に収録語数を稼ぐだけのために「追い込み」に入れて-lyと示すのみ、といった粗末な扱いが多く見られます。副詞の研究って面白いなと気づいたのは、学生時代にロンドン学派のSidney Greenbaum教授の副詞の研究書を手にとった時でした。副詞研究の不毛さを思い知らされたのは、John Sinclair教授の著書や論文を読んだ頃です。教授はコーパスを用いて、英語副詞の知られざる実態を明らかにしておられました。この「チーム八ちゃん」のブログでも、今までに、advisedly, lamely, religiously, periodically, abundantly, reliably,  basically, identically, increasingly, recenty/latelyといった副詞の問題点を取り上げてきました。興味のある方は、右側のカテゴリーで「・英語語法」をクリックして、バックナンバーをご参照ください。❤❤❤

 

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『Big Tomorrow』休刊!

 青春出版から毎月発行されていた雑誌『BIG tomorrow』が休刊になると、今井書店の井上さんから教えてもらいました。2018年1月号(2017年11月25日発売、450冊目)をもって休刊するそうです(増刊号は2018年1月号(2017年12月14日発売))。この雑誌は1980年5月に創刊した男性総合ビジネス誌で、マネー、自己啓発記事などを中心に、都市部のビジネスマンに好評を博していました。私も創刊号からの長年の愛読者です。業界雑誌のご多分に漏れず、販売部数の落ち込みが厳しく今回の措置となったようです。日本雑誌協会の「印刷部数公表」では、2008年4~6月の約13万7700部に対し、2017年4~6月は約8万2300部まで落ち込んでいたんだそうです。私が古くから38年間もずっーと愛読していた雑誌が突然休刊になってしまうのは、ひとつの時代が終わったような気分で、少しセンチメンタルな気分になってしまいます。

 なんでも2009年あたりから、アベノミクスの株高も関係なしに部数が下がり続けていたようで、これでは休刊もやむなしという判断なのでしょう。他のマネー誌も程度の違いはあれど傾向は同じなので、構造的な出版不況なんでしょうね。今はビジネスマンも、紙媒体よりも電子媒体で読む人が多いのかもしれせん。最近の『BIG tomorrow』は、いわゆる大衆マネー誌化しており、内容も株やFX、不動産投資、せどりやネットオークション、海外輸入のネット転売、インデックス投資、おもしろ副業ネタなどを繰り返し掲載するというスタイルで、歴史は長いものの、それだけに飽きられていたんでしょうね。私はどうしてこの雑誌を長年定期購読していたかというと、創刊当初は自己啓発系の記事がたくさん掲載されていたんです。故・渡部昇一先生や、竹村健一さんのインタビュー記事も連載されていました。アントニオ猪木なども登場していましたね。面白そうな記事を切り抜いてスクラップしていたんです。今思い返してみるに、結構参考になる記事も多かったように記憶しています。その想い出を確かめるために、昔切り抜いたスクラップ記事を引っ張り出して読んでみました(写真下)。いや~、実に面白い。でも最近は、確かに面白くない、唯一切り抜くのは、野村克也さんのインタビュー記事ぐらいだったでしょうか。それでも、突然の発表にはとまどいを隠せません。最終号は、高田明さん、森田正光さん、野村克也さんのインタビューが切り抜きの最後になりました。❤❤❤

 

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「ホテルヨーロッパ」(再び)

 最近、ハウステンボスで初めて「変なホテル」に泊まりました。⇒私の詳細なホテルレポートはコチラです  それはそれで面白く、興味深い発見もたくさんあったのですが、もう一度泊まりたいかというと、ちょっとご免ですね。やっぱり人がいい。私は2年前に、場内のフラッグシップホテルのうち、最高級のもてなしと設備を誇るラグジュアリークラスの「ホテルヨーロッパ」に(写真上)宿泊し、最高のサービスと満足をいただいたもので、強烈な思い出になりました。今でもはっきりと憶えています。優雅なリゾート気分を満喫でき、実に美しいホテルでした。

 チェックインも、ウェルカムゲートから、ハウステンボス内の運河をクルーザーでホテルに入っていくんですから(写真上)、印象に残らない訳がありませんね。たまげました。アムステルダムにある100年の伝統を誇る同名のホテルを、一段とグレードアップして、ハウステンボスの一角に再現しています。19世紀のオランダの邸宅を思わせる重厚なインテリア、運河を望む優雅なレストランでは、極上のフランス料理を堪能する贅沢も味わうことができました。高級クラシックホテルで、季節の花に彩られ、クラシカルな音楽の流れる素敵な空間が私を出迎えてくれました。オランダの高名なデザイナーが、19世紀ヨーロッパの邸宅をイメージしてコーディネート。この部屋のために選ばれた一流の調度品たちが、伝統と品格を誇りつつ、ゲストをあたたかく迎えます。ほのかに香るポプリ、ドアノブの高さやシーツの整え方、目にするものすべてに、最高のおもてなしを託しています。エントランスロビーは、溢れんばかりの四季の生け花に包まれ、気持ちまでも華やいできますね。歴史ある絵画や調度品は、古きヨーロッパを物語るインテリアです。また、朝食のオムレツの美味しかったこと。言葉にできません。ここでしか体験できない忘れがたい思い出、私の人生、これまでで最高のホテルでしたよ九州随一のクラシックホテル」と呼ばれるのももっともだと思いました。ヨーロッパの趣味の良い家庭を思わせる落ち着いたインテリアが、包みこむように迎えてくれるホテルです。滞在型リゾートライフを引き立てる「ホテルヨーロッパ」、グレードの高いサービスで、リゾートならではのくつろぎを存分に満喫することができます。ハウステンボスのテーマパークゾーンに建っているので、時間を気にせずに園への行き来が自由にできるのも、このホテルの魅力の一つですね。

 「ホテルヨーロッパ」の出迎えは、エントランスのドアマンの笑顔の歓迎から始まります。そーっと開かれたドアの中には、色鮮やかな鉢植えの花々が、足元から微笑みをたたえながら、旅の疲れを癒してくれます。さらにドアの奥に進むと、ロビーの正面には、歓迎の意味を込めた「ホテルヨーロッパ」のロビーの象徴ともいうべき季節の大きなフラワーアレンジが置かれ、華やかな旅の予感を感じさせてくれます。広い廊下にさり気なく置かれたポプリ・ジャーから漂うその香りは甘いアロマを発して、ここがリゾートであることを雄弁に語りはじめます。お部屋に向かうはやる心をポプリの香りが「ふっ」とホテルの空気に馴染ませてくれます。一階はローズ、二階はラベンダー、三階はイングリッシュ アイビー、四階はシースプレイ、五階はマグノリア、そして六階はブラッシング チューリップ。これらのポプリはお客さんにホテルでよりリラックスしていただくために、アロマテラピーの意味も持ち合わせているそうです。ハウステンボス社長の澤田秀雄さんの言葉です。

 園内にホテルヨーロッパという五つ星ホテルがある。私が再建を引き受けたときは1泊1万円だったのに、いまや1泊4万~5万円もする。ピーク時なら6万~7万だ。それでも文句が出ることもなく、むしろ昔より稼働率が高い。それはサービスの質を向上させたり、クラシックのコンサートや仮面舞踏会のようなイベントを定期的に開催するなど、値段に見合うクオリティに引き上げたからである。
 五つ星ホテルを選ぶぐらいのお客様だから、値段の安さは求めない。彼らが求めているのは、最高のサービスのほうなのだ
 テーマパークで求められるのは安さではなく、満足度のほうだ。ひょっとすると当然の話なのかもしれないが、私にとっては衝撃的な発見だった。―澤田秀雄『変な経営論 澤田秀雄インタビュー』(講談社現代新書、2017年11月)

 最上階のお部屋に入ると、またビックリです!薔薇の花が私を迎え入れてくれました。可愛いでしょ?何か別世界に踏み入れた感じです。花に包まれるハウステンボスを、お部屋でも感じてもらえるようにと、めちゃ個性的なデザインです。素敵な一晩になることを予感させるお部屋でした。後で聞いたところでは、英国のライフスタイルブランド「ローラ アシュレイ」のインテリアで統一された部屋「フラワールーム」なんだそうです。広々としたツインのお部屋に、薔薇が咲き誇る庭園をイメーIMG_8630IMG_8634ジしたフレグランスが漂い、華やかな香りとともに、くつろぎの時間を過ごすことができました。冷たいミネラルウォーターが2本用意されており、コーヒー・紅茶・緑茶は飲み放題です。アメニティもいかにも高級そうなものばかりが用意されていました。ホテルの夜景も素敵で思わず見とれてしまいましたよ。

 何よりも、スタッフの方々が笑顔でとても親切で、高級ホテルらしくきびきびと対応してくださいます。翌日のチェック・アウトの際も、早朝のために園外に出る交通手段も動いていなかったんですが、私一人のためにわざわざ車で送ってくださいました。こんな至れり尽くせりのサービスをしてもらったら、リピーターにならないわけがありません。ここを紹介してくれた「日本旅行」の教え子に感謝感謝です。次回もまた泊まることでしょうね。 ❤❤❤

 


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学校は勉強しに来る所ではない!

 学校は勉強しに来る所ではありません。勉強の仕方」を教わりに来る所です。これは八幡の持論で、受け持った生徒たちには必ず伝える言葉です。

 さだまさしさんの書き下ろしエッセイ『心の時代』(サンマーク出版、1998年)pp.166-191には、高校時代二年十組の名物担任安本 衛(やすもとまもる)先生が登場します。國学院高校の時の担任、二年十組(総勢68名!)の安本 衛先生は、人生の恩師というか、大人になってからも「七夕会」と称して集うクラスの皆の心の拠り所みたいな方でした。担任で、古典の教師でもある安本先生の登場場面が、まるで映画のワンシーンのように描写されています。こうして30年近く昔のある授業を、しかも担任教師の言葉を、一言一句忘れずに覚えていることって本当にすごいことですね。昨年、さださんがお母さんを送ったその日に、安本先生が脳梗塞で倒れました。1度は持ち直し、小康状態を保っていましたが、肺炎を併発し、2016年5月2日未明にご逝去されました。公私ともにお世話になった恩師を失ったことは、さださんだけでなく、弟子達、「安本一家」には大打撃でしたが、皆一体となって、共に先生の教えとご縁を大切に仲良く生きてゆくことを誓っておられました。

 安本は担任であるばかりか、我々の国語科の教師でもあった。そして、最初の古典の授業がやってきた。授業の時間が始まっても、安本は教卓の上に教科 書を置いたまま、黒板の前を考え事をするかのように左右にうろうろするばか りだった。休み時間の延長でざわついていたクラス(なにしろ68人の大ク ラスだ。ざわつきも半端じゃない。)、入ってきた教師が何も言葉を発せずただうろうろするのを見て静かになる。それを待っていたかのように、安本は平然と語り出した。大きな声だった。
 「これから諸君とともに古典文学について学んでいくわけだが」と、そこで言葉を切り、
 「俺はなあ、古典文学のなんたるかを君たちに“教える”ほど古典を知らない」ほうっとクラスが笑いとないまぜになったため息をついた。さらに言う。 「古典のなんたるかを教えるほど、偉くはないんだよ。」 今にして思えば、素晴らしい「掴み」だった、まず自らが一瞬にして生徒の視線まで降りてきたのだ。
・・・(中略)・・・
「いいか、日本語である限り君たちに読めないはずなどないのだ。たとえば、諸君が先生に内緒でロッカーに隠して置いているであろう少年マガジンや少年サンデー、はたまた平凡パンチやプレボーイを読むが如くに、古典文学を読んでみたいと思わないか?」誰だってそう思っている。だた、諦めているだけなのだ。安本はそういうわれわれの絶望感を抱え上げるように問いかけ、問いかけることによってこころを掴んだ。そしてさらに続けてこう言い放った。
 「俺はなあ、君達に古典のなんたるかを教えるほど偉くはないが、君達が将来、週刊誌を読むが如く古典を読むための『イロハ』だけはきちんと教えてやるから、黙って俺についてこい」

 こうして、結束を固めた二年十組でのエピソードは、さださんのコンサートの間合いのネタで沢山紹介されました。「来週までに全員雑きんを一人一枚ずつ持ってくるように」という先生の要請に、地方から出てきた佐田さんのために、クラスの19人もの人が助けてくれた話、ひんしゅくを買ったものの、文化祭で大儲けした話(他クラスが2,000~5,000円がいいところにもかかわらず30,000円を大きく超えていた!)、定期考査の平均点は学年最下位だったものの、実力テストではダントツの学年一番だったこと、平生は出席率が学年最下位なのに、雪やストライキで登校が困難な時は、歩いてでも全員(!)が揃うという不思議なクラスのこと、など心に染みるエピソードがありましたね。そんな安本先生が、昨年お亡くなりになりました。さださんが、本やコンサートのトークでよく話題にされた、安本先生の名言があります。私も学校でよく口にする言葉です。

 お前たち勘違いしないように一言だけ言っておくけれど、学校というところは勉強をしに来るところじゃなくて、学校を出た後で自分の本当の勉強をするための方法を教わりに来るところだ。学校が終わったら勉強が終わるんじゃなくて、学校を出てからお前らの勉強が始まるんだ。一生かけて勉強しろ。

 2014年2月20日の『中日新聞』にも、恩師「安本衛先生」のこの話が載っていました。いい言葉です。

 「多くの学生は、学校を”勉強する場所”だと思っているから、卒業したら『勉強も卒業した』と勘違いするが、それは間違いだ。よいか、学校とは“勉強する方法を教わる場所”だ。勉強は一生をかけてするもの。学校にいる間に“勉強する方法”をきちんと学び、己の人生を懸けて自分の勉強を果たせよ

 学校は勉強しに来る所ではありません。勉強の仕方」を教わりに来る所です。そして自分でいつまでも勉強が続けられるように、その礎を固めるところです。私は英語の授業で、できる限り「勉強の仕方」「心がまえ」を教えてきましたし、今もそうやって教えています。若い先生たちは一生懸命、手取り足取り「勉強」を事細かく教えてしまいがちです。勉強の仕方」を教えてもらえれば、その生徒たちは大学へ進んでも、社会人になっても、一生勉強を続けることができますね。ということで、今日も英語を正確に読むための「勉強の仕方」を話してきます。私は学生時代にそういう教育を受けました。今でも分からないことは山のようにありますが、自分で調べる「方法」はきっちりと教え込んでいただきました。感謝しています。私の教え子たちもみんな立派に成長しました。嬉しい限りです。 ❤❤❤ 

▲私の退職を祝って集まってくれた松江南高校3年2Rの面々

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「継続は力なり!」

 銀行員のイラスト

 昔、大田高校に勤めている時に、お世話になっている山陰合同銀行の支店長さんから頼まれて、投資信託」を始めました。全く興味はなかったのですが、日頃大変お世話になった方の頼みとあれば、断るわけにもいきません。以降、毎月ずっと郵便で結果報告が送られてくるんです。いつもマイナスで大損でした。あまり興味もなかったので、ずっと放っておいたんです。その後、津和野高校に転勤してもずっと続いていましたが、やはりずーっとマイナス状態は続いていました。松江北高に帰って来てからも、やはりマイナスは続きました。ところがです。安倍首相になって「アベノミックス」が始まると、あれよあれよという間に増えていきました。あれだけひどかったものが、毎月プラス、プラスです。結局15年以上放っておいたんでしょうか。ウハウハでしたね。まさに「継続は力なり!」です。長くやっているといいこともあるんだ!そんな矢先、松江北高の補習科で英語を教えていた卒業生が合銀に入行し、私の担当になりました。彼が言うには、もうこの時点が限界ですから、「先生、解約しましょう」とアドバイス。言われたとおりにすると、翌月から大暴落。アドバイス通りにしておいて本当によかったと思いました。3倍ぐらい儲かったんでしょうか。やはりプロの言うことには耳を傾けないといけませんね。

 そんなつながりで、2年前に私が退職したときの「退職金」も、全部彼に任せました。彼のアドバイスにしたがって、いろいろと分散して投資や貯蓄をしました。1年後に連絡を受けたのは、「156万円ぐらいのマイナスです!」おいおい、いったいどうなっているんだ(笑)?? 不況でなかなか思うような結果が出ていない。まあ、別に急いでお金がいることもないから、そのままにしておきました。昨年連絡を受けた時には、マイナスが50万円ちょっとにまで減っていました。それが、先日報告してもらったところでは、26万円ぐらいまでマイナスが回復していました。でもまだまだマイナスです。まあ、気長に待つこととしましょう。継続は力なり」ですからね。でも何もしていないのに、増えたり、減ったり、恐ろしい世界ですね。頼むぞ、古満くん!! ❤❤❤ 

【追記】 このブログを始めてから、もう早6年。以来、ずーっと毎日書き続けてきました。これもまた「継続は力なり」ですね。今、「管理画面」を見ると、今日時点で875本の「下書き」原稿が登録されています!2年分以上の下書き原稿が存在していることになります。チョット時間があるときにサッサッと書いて保存しておくんです。また暇な時に引き出しては手直し。間をおいてはまた手直し。これの繰り返しです。

 アメリカのノーベル賞作家・アーネスト・ヘミングウェイは、作品を書き上げると、ろくに読み返しもしないで銀行の貸金庫の中に入れていました。時間が相当過ぎたところで、それを取り出してきて、手を入れる。それでもまだ気に入らないと、再び貸金庫に戻す。こういうことを繰り返して、これでよしとなったところで、出版社に渡して作品が世に出ました。ヘミングウェイが鉄砲自殺をしたときには、貸金庫からそういった未定稿がトランクいっぱいに出てきて、世間をびっくりさせました。このやり方、使えるかもしれませんね。

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鬼塩

◎週末はグルメ情報です!!

 「寿(す)がきや」が新しいカップ麺を発売しました。ここの会社のものはスープが美味しくて、クオリティが高いので、私は注目している会社です。まずハズレがないので、安心して買うことができます。2017年10月23日に発売された「鬼そば藤谷監修 鬼塩ラーメン」がそれです。この商品は、様々な有名人のアゴの部分だけを真似する「アゴモノマネ」で有名になった芸人の「HEY!たくちゃん」が店主の、人気ラーメン店「鬼そば 藤谷」(2012年渋谷にオープン)の看板メニュー「鬼塩ラーメン」を商品化したものです。実店舗は東京・渋谷のセンター街にあります。東京・渋谷のセンター街に店を構える人気店「鬼そば藤谷」監修の商品です。「大つけ麺博2016」のラーメン部門で優勝など、その実力は高く評価されています。実力は師匠であるあの故・佐野 実氏の最後の弟子というだけあって確かなものだと思われます。それに目をつけたのが大手食品メーカーの「寿がきや食品」で、コラボしてカップラーメンを全国発売しました。たまたま「ローソン」で見つけて買って帰って、思った以上に美味しかったので、翌日買い溜めしておこうと出かけたんですが、棚にズラーッと並んでいたはずのラーメンが全部なくなって棚がきれいに空っぽになっていました!すごい人気です!何でも全国でも品切れ店が続出、とネット情報にはありました。でも近くの「ファミリーマート」にまだたくさんあったので、大量に買って帰りました。

 動物系スープに魚介系のだしを合わせた、クリアかつ厚みのあるスープが特徴です。えびの香ばしさと焦がしネギの風味に、唐辛子の辛味がアクセントとなった、味わい深い「塩ラーメン」です。もっちりとした食感と滑らかなつるみのあるノンフライめんは、この会社の特徴でもあります。寿がきや」の麺って美味しいんですよね。鶏をベースにしたスープに、昆布エキス、かつお、煮干、ホタテエキス等の魚介だしを合わせた塩スープは淡麗系の透き通った仕上がりです。かやくは、チャーシュー、メンマ、ネギ、焦がしネギ、柚子、糸唐辛子。熱湯を注ぎ5分待ちます。透明感もあり、風味も良いです。一見あっさりしてそうな雰囲気ではありますが、スープの表面に浮かんだ脂がすでに味わい深さを感じさせます!では、よーくかき混ぜてみましょう。そして最後にあとのせかやくをふりかけて完成です!

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これ美味しいんだわ! 

 一口食べてみると、鬼塩」というわりに、鶏の旨味が前面に利いた塩スープには魚介の風味の良い旨味も利いているため、味わい深いスープに仕上がっております!この塩スープにはとても優しい鬼を感じますね。さらに“ゆず”の風味がほんのりと香ってきます!他にも普通のネギとローストネギの2種類が入っているため香ばしくも感じられ、スープにコクをプラスしているようです。麺はご覧の通りコシもしっかり感じられる食感の良いノンフライ麺です!つるっとしなやかな麺には旨味の利いた塩スープが絡み、後から良い風味が抜けていきます。メンマはかなり小ぶりではありますが…柔らかめな食感で、メンマの風味と鶏や魚介の旨味が利いた塩スープとの相性も意外と良く、美味しく仕上がっていました。チャーシューはカップ麺らしく薄くスライスされたもので、物足りなさは若干感じるものの、スープや麺と一緒に絡めて食べてみると豚の旨味・風味なんかも感じられるため、一緒に楽しんでみると良いかもしれません。スープはご覧のように透き通った塩スープで、動物系と魚介系の旨味が利き、さらにネギやゆず、糸唐辛子が風味良く浮かび、全体的に非常に上品かつ繊細なスープに仕上がっていましたね!特に、キレのある塩の口当たりはしっかりと鶏の旨味が感じられ、その後に魚介の味わい深さが美味しさをより一層引き立てているようでした!とにかくバランスの良いスープといった印象でしたね。

 麺の旨味とコシが素晴らしい。麺が掴むスープの量が多く、そのため必然的に旨味が増し、スープと麺が織りなすハイクラスなカップラーメンを堪能できるのです。確かにこれ、完売してもおかしくないデキですね。鶏と魚介の旨味が利いた塩スープが美味しく、さらに風味たつ材料が上品に添えられた一杯でした。支那そばや」の創業者で「ラーメンの鬼」の異名で知られる故・佐野 佐野実実(さのみのる)さんの最後のお弟子さんというだけあって、中華そばの仕上がりはクオリティ高く仕上がっておりましたね。佐野さんも塩ラーメン大好きでしたからね。「ラーメンの鬼」を受け継ぐ味わいは美味しかったですよ!!試作品の1回目が出来たとき、たくちゃんはうれしさのあまり泣いてしまったそうですよ。

 副業として飲食店経営に乗り出して、二足のわらじを履く芸能人はたくさんいますが、成功する人はまず珍しいと言えます。初めは物珍しさもあってお客さんも集まるんですが、すぐに飽きられて潰れてしまうのがほとんど。片手間でやったり、人任せにしてしまうとだいたい失敗しますね。彼は毎日店に出てお客さんと触れ合い、メニューも自分で考えて、研究熱心に工夫を重ねているそうですよ。 ❤❤❤

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「温素 琥珀の湯」

泡風呂のイラスト

 寒波が猛威をふるうこれからの季節、夜のお風呂」は最高の癒やしの場ですね。11月26日は「いい風呂の日」(1126語呂)でした。「日本浴用剤工業会」が制定したもので、入浴剤の効用と普及拡大をアピールするのが目的です。この季節、自宅に居ながらにして温泉気分を楽しむことができる「入浴剤」は、必須アイテムですね。ほんの数秒で自宅が温泉に変わる魔法、それが入浴剤です。八幡家のお風呂(パナソニック製でもう生産していない⇒八幡家のお風呂はコチラです)は、美泡湯」(びほうゆ)機能がついていて、スイッチを押すだけで、ポカポカ・保湿・保温気分を味わうことが出来ますが、たまには気分を変えて、入浴剤のお世話になることもあるんです。今夜も「ジャグジー」のスイッチを入れて、大好きなバスクリン「黒川温泉」に浸かっていました。

 雑誌『MONOQLO』12月号(晋遊舎)には、そんな「入浴剤」のテスト結果ベスト30が紹介されていました。今日ご紹介するアース製薬の泥炭泉入浴剤「温素 琥珀の湯」は、そこで最も高い評価を得た入浴剤です。温泉系入浴剤の中で意外になかった黒褐色のお湯です。アルカリ温泉成分のお湯が、お肌にヌルヌル感を与えます。 温素」はこの湯質を科学し、本格感のある湯ざわりを目指しました。なめらかでつるつるの感触で知られる「モール泉」の極上の湯ざわりを追求しました。「モール泉」の「モール」は湿原(泥炭地)を意味します。大昔の植物が堆積し、腐植物や植物由来の成分を豊富に含んだお湯として知られています。 豊かな自然に育まれた5種類の植物エキスが配合されています:ゴボウエキス、ヨモギエキス、シラカバエキス、ドクダミエキス、チャエキス  香りはちょっと香料が強めなので、好みは分かれるかもしれません。心なごむ和漢茶の香りです。お香のような。感じかな。

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 コレを入れるとちょっと粘性を持ったお湯になります。温泉好きな人にはたまりませんね。色もけっこう濃い色がつきます。PH9.5から9.6のアルカリ性の本格的入浴剤で、まろやかな「アルカリの湯」をお肌で実感できる入浴剤なんだとか。入った後には確かに、お肌がツルツルになっている感触が味わえました。さらに体のポカポカ感が持続します。アルカリ性のお湯の何が良いかというと、皮膚の角質を柔らかくして、脂肪や汚れ、角栓など洗い流す働きがあるんだとか。なのでコレを入れると、確かにお肌もこころなしかスベスベになります。温泉とおんなじ感じの温まり方で、湯上りがずーっとあったかい感じ。ぽっかぽかでほんとうに足先まで温まりました。これは、秋から冬にかけて、体が冷えた時とかに使っていきたい入浴剤ですね。冬の寒い時期に温泉気分を味わうには、うってつけの入浴剤と感じました。姉妹品で「温素 白樺の湯」というのもいいよ、と聞きましたので、買ってみることにしました(この雑誌でも最も高い得点を得た入浴剤です。ウェルネス」に売っています)。 

 なめらかな湯ざわりを追求したこちらの「温素 白華の湯」は、ツルツル感が強い湯質が本格的なアルカリ泉を思わせます。入れると、白濁し、香りも湯ざわりも好みです。栃木・日光湯元に近い温泉気分を楽しむことができます。湯上り後もしっとりとお肌が潤うのを実感でき、普通の入浴剤では味わえない保湿感が魅力的です。体の芯までしっかりと温まり、寒い季節の強い味方になりますね。アルカリ泉は美人の湯として知られているため女性におすすめで、これを自宅で手軽に楽しむのにはぴったりですね!たっぷり600g入りで価格も手ごろなため、コストパフォーマンスが高いのも魅力の1つです。一流温泉旅館の女将も絶賛していた入浴剤です。❤❤❤ 

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「変なホテル」の疑問2題

 最近、ハウステンボスの「変なホテル」に泊まってきました。⇒私の詳細なレポートはコチラです この「変なホテル」というのは、「奇妙な」ホテルという意味ではなく、変わり続けるホテル」「進化し続けるホテル」という思いを込めてネーミングされています。泊まってみていろいろなことに気づきましたが、疑問に思ったことが2つだけありました。

 一つ目は、「変なホテル」のこのロゴ、一見すると何なのか分かりませんね。コーヒーカップ?湯船かな?ホテルのロゴといえば、格調高く高級感のあるものが多いのですが、変なホテル」のこのロゴはいったい何を表しているのでしょうか?松江に帰ってからいろいろと調べてみました。実はコレ、「すやり霞(=大和絵特有の表現手法で、画面の随所に“霞”を描き込むことによって、余白的効果をもたらして画面が煩雑になるのを避けたり、日本的な遠近法として、画面の上方が標高が高いという約束ごとを積層する霞で表現する時に用いられる)という和の意匠に加えて、国蝶「オオムラサキ」の羽がモチーフになっています。蝶は幼虫からサナギへ、そして成蝶へと完全に変態する生きものです。変わる」「進化する」というホテルの哲学に沿う形でデザインされているんですね。このロゴ、公式HPをしばらく見ていると、オオムラサキ」のように羽をパタパタしてHP上を飛んでくれますよ。この画像を見て初めて納得しました。

 「変なホテル」のフロントでは、人間型の女性「ゆめこ」恐竜型ロボット2体「きぼう」「みらい」が対応してくれます。初めてロボットが働いたホテルとしてギネス認定もされています。テレビやマスコミなどで大きく報道されたので、多くの人がご存じですね。ゆめこ」は分かるにしても、なぜ「恐竜」なんでしょうか?これが二つ目の素朴な疑問でした。澤田秀雄社長の最新刊『変な経営論 澤田秀雄インタビュー』(講談社現代新書、2017年11月)を読んで、疑問が氷解しました。

 高い生産性の象徴として、フロントにロボットを立たせることは開業前から決めていた。そこで、さまざまなロボットをテストしたのである。ところが、9割がたは耐久性がなくて使えなかった。数時間もすればモーターが焼き切れてしまう。人間の世話をするべきロボットが、介護を必要とするのでは、話にならない。
 結局、もっとも強かったのが、博物館で使われていた恐竜型ロボットだった。人間がフロントにいる必要はないと考える私たちだって、「恐竜はさすがにやりすぎかな…」との思いはあった。おちょくられている気分になるお客様もいらっしゃるのではないかと。ただ、「テーマパークにあるホテルだから、恐竜でも許されるのではないか」という結論になった。
 要は、耐久性が最優先だったわけだ(1号店だけにいる人型ロボット「夢子」も、同じメーカーの作った強いロボットである)。 
 開業から2年がたつが、これらのロボットは一度も壊れたことがない。チェックアウトとチェックインのあいだの4時間は、このロボットを止める。部屋を掃除する時間帯だから、お客様にチェックインされては困るからである。それでも毎日20時間、壊れず働き続けている。人間なら、ここまで元気に働けない。
消去法でホテルの顔に決まった恐竜型ロボットは、逆にホテルのインパクトを強める結果になった。特に子供たちの人気が高いので、その後も使い続けている(1号店・2号店では小型肉食獣ヴェロキラプトルだったが、3号店では大型肉食獣ティラノサウルスにパワーアップさせた。恐竜シフトがより鮮明である)。(pp.126-128)

 そうだったのか!「いらっしゃいませ。変なホテルへようこそ」 フロントの前に立つと、恐竜型ロボットが歓迎のあいさつをしました。鋭い牙や爪をむき出しにして、ややドスの効いた声で応対されるのはかなり恐ろしい感じがしますが、「本人」は制帽、蝶ネクタイに身を包んで、目をパチパチ動かし、口をガバッーと開けたり、身振り手振り(?)を交えながら、うやうやしくお辞儀するなどし、いたって真摯に接客にあたっていましたよ。 ❤❤❤ 

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「パンツ」?

 『山陰中央新報』の11月17日(金)付けで、井上章一先生(国際日本文化研究センター所長)の「ニッポン七変化」シリーズ(8)で「「パンツ」英米違い当惑 日本語に定着した略称」という非常に興味深い風俗文化論が載りました「「パンツ」という言葉は、ときに中高年の人びとをまどわせる。」で始まる文章は、中高年世代はイギリス式に「パンツ」を下着と理解するのに対して、若い世代はアメリカ式にズボンと呼ぶことを引きます(私は「パンツ」という言葉を、若者の会話で耳にすると、一瞬ドキッとする世代です)。年配の男女は昨今の情勢を「パンツ」の移行期と認識して、日常会話に「パンツ」が出てくるとしばしば悩んでしまい、「今のはどっちだ?」と当惑する。英米の本国では和解し合えない両者が、日本に来て同居を始めているが*、後者の勢いが前者を凌駕しており、この推移は、英語圏における米英の勢力後退を反映しているようだ、と結論づけています。実に面白い。

 私が「パンツ」の英米差に興味を持ったのは、大学生の時に、Norman Moss, What’s the Difference : An American/British  British/American Dictionary (1973)を読んだ時でした。その序文には、次のような有名なエピソードが紹介されています。ケンブリッジ大学のアメリカ人留学生がイギリス人の友人たちに、施錠された門によじ登り、大学構内に入ったとき、’pants‘を破ってしまった、と話します。するとそれを聞いたイギリス人の友人が困惑して尋ねます。「でもどうやってズボンを破らずにパンツが破れたんだい?」pantsと言う単語の英米差を理解して初めて笑えるお話です。その後、故・松田裕『米語の衝撃 辞書の嘘』(大修館、1975年)へと、研究が発展していきます。確かにその当時は、米―ズボン 英―下着」という状況だったのでしょう。  

 しかし、井上先生の論は、現在はきわめて乱暴な議論であることが判明します。井上先生は、pants   米―ズボン 英―下着、と割り切って議論を進めています。確かにそのように割り切って書いている英国の辞典もあります。しかしながら、イギリス英語のpants は、下着のことしかしめさないとか「イギリス人はズボンのことを「トラウザーズ」とよんでいる。「パンツ」とはまず言わない。アメリカ人にとっての股間をおおう下着は「ブリーフス」か「パンティーズ」であろう。まあ、「アンダーパンツ」もありうるが。」といった記述は、現代英語の現実の姿をきちんと理解しているとは言えないでしょう。たとえば、イギリスで出た代表的な学習辞典Longman Dictionary of Contemporary Englishespecially AmE”と、 Oxford Advanced Learner’s Dictionaryespecially NAmE”と、《主に》とレーベルを付しているのをどう考えたらよいのでしょうか?明らかに、イギリスにおいても両方の意味が使われていることの裏返しに他なりません(もちろん圧倒的な程度の差はありますが)。そのことは、Godfrey Howard,  A Guide to Good English in the 1980s (1985)において、すでに指摘があります。

  In the 1980s, it would sound Dickensian to go into a shop and ask for ‘underpants’. Pants is the standard word used by men and (sometimes via the diminutive panties) by women. Pants are ‘an undergarment that covers the crotch and hips and that may extend to the waist and partly down each leg’, so it’s not surprising that many young people have switched to briefs, using pants, as the Americans do, for trousers. But trousers remains the most common word in the UK, except when someone ‘bores the pants off us’.

 一方、アメリカでは、「下着」のことを何と呼んでいるかを調査したことがあります。被験者はジョージア大学の学部生・大学院生です。反応が面白いですね。

◎男性の下着を何と呼んでいますか?
underwear     29
boxers         9
briefs         3
boxer shorts   2
shorts         2
skivvies       2
BVDs           1  [a joke term] 
drawers        1  [a joke term]
pants          1
underpants     1
◎女性の下着を何と呼んでいますか?
panties      21
underwear    19
drawers       1  [a joke term]
undies        1
underpants    1 
pants         1

 井上論の本文最後では、トレーニングパンツ」「トレパン」と略すことに触れておられますが、これは完全に「和製英語」で、英語の「トレーニングパンツ」(training pants)は全く別物です(笑)。アンダーパンツ」については、議論が必要と思われますので、今度改めて取り上げましょう。

*日本語では「下着」「ズボン」の両義が認められますが、特に若者は「ンツ」を下着に、「パンツ」(平板アクセント)をズボンに、とイントネーションで使い分けている傾向が認められるようです。

【追記】 よく授業でpantsはなぜ複数形の-sがつくの?と聞くと、「右足と左足に足を入れて左右で合計2個あるから」「脚を入れる部分が2個あるから」という説明が返ってきます。これは昔の製法の名残りで、2枚の布を前後で紐でしばったり、ボタンでとめたり、縫い合わせたりするので別々の布2枚で1つのパンツ、ズボン、ジーンズを構成しているため複数形になります。shorts(ショーツ)・trunks(トランクス)・panties(パンティ)なども該当します。左右に足を入れているという感覚というよりも、製法から考えたほうが納得できるでしょう。

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ライバル~渡部昇一先生その後

 最近は、尊敬する「知の巨人」故・渡部昇一(わたなべしょういち)先生が、ずいぶん昔に書かれたものを再読しています。こうして読み返してみても、先生が昔おっしゃっておられたことは、今でもちっとも古くはなっていません。普遍的な価値を持つ事柄ばかり、という印象ですね。今日はその昔、雑誌『ビッグトモロウ』(青春出版)に連載されたインタビュー(大ファンの私は、当時から全部スクラップしていました!)をまとめた『自分を生かす 流れを変える発想法』(青春出版社、昭和56年)を懐かしく読み返してみました。今からなんと36年前の本です。そこに書かれていることに、いちいち頷きながら読んでいましたよ。その中に「嫉妬の健全化」を取り上げている箇所があります。

 私が高校の生徒の頃、ずばぬけて英語のできる生徒がいて、その男のことを考えるとそれだけでムラムラしてくる。それほどよくできる学生だった。しかしよく考えてみると、彼の足を引っぱってもこちらの実力がつくわけではない。そのことを私は若いなりに悟った。それでは彼に負けないように勉強してやろうと決心した。彼が「カムカム・イングリッシュ」を習えば、こちらも習うというふうにした。そのうち筆記試験などは、こちらのほうがよくなったりして、その時は本当にうれしかった。結局その男は、私の勉強の引き金になってくれたと思っているし、今でも仲がいい。
 大学に入ってからも、そういうライバルが一人、二人いた。「アイツがいなかったらオレはもっと勉強しなかったのではないか」と、考えさせられるようなライバルで、そういう人とは今でも一緒に仕事をしている。よいライバルとの友情は、人生において最も永続性のあるものではないかなどと、この頃になって痛感している。
 振り返ってみて、その時イライラさせられるほどの競争心を抱いた人は、いい友人だと思う。特に自己形成をしていく時期に、そういう友人にめぐり合ったことは、本当に幸せだったと思っている。心の底では一目おいて尊敬しているから、相手をライバルと認めるわけで、軽蔑する相手ならライバルにならない。よい学校とはよいライバルのいた学校ということになる。
 健全な嫉妬心というのは、健康な競争心といい替えてもいい。何か一つの仕事を成し遂げた人には、それが実業界であれ、学問の道であれ、芸術の世界であれ、「コンチクショー」と思ってふるいたったライバルがいたはずなのである。おそらく、その時その人がいなかったら自分はそれほど伸びなかったであろうというような人と、どこかでめぐり合っているものなのである。
 もっと単純なスポーツなどの世界で考えてみても、才能のある選手がいて、その好敵手がいるという場合に、もっとも好記録が出やすい。すぐれた選手が一人だけいても、対抗するライバルがいなかったためにたいした記録を残すことができなかった例はいくらでもある。よくできる人のノートを試験前に盗んでみたり、陰で悪意ある悪口をいうのとは違う。それでは相手を傷つけるだけでなく、自分自身は一つも高められるところがなくなってしまう。
 そのような悪意のない健全な嫉妬心、健康な競争心というのは、自分を伸ばし、相手をも伸ばすものである。   (同書 p.111-112)

 なるほど、今読んでも、まさにその通り!と頷かれる方が多いのではないでしょうか?ライバルがいると競い合えて、お互いにとって良い効果があるのです。確かに、身近に実力の近いような相手がいると、お互いに切磋琢磨することで、高めあうことができますね。それは、勉強面でも同じことが言えます。実力が近い場合に、お互いに負けないぞという目標が出来る。②お互いの学習の進捗状況でも競い合うことが出来て、勉強がはかどる。③競争相手がいるのでモチベーションが保ちやすい。といったメリットが考えられます。渡部先生はそのことを、ご自分の体験に照らして、分かりやすく述べておられます。私が若い頃勤めていた松江南高校も、当時「北高に負けるな、追いつけ、追い越せ!」ということを合い言葉にして、全教員が一丸となって頑張っていたように記憶しています。そしてその通りになりました。

 碩学渡部先生が4月17日に86歳でお亡くなりになり(私の追悼記事は⇒コチラです)、それまで渡部先生の書斎から対談を中継していた宮崎美子さんが、在りし日の先生を偲んで、追悼番組を流しておられます。先生の「世界一の個人書庫」を巡って(あのお年で借金までして建てられた書庫ですよ)懐かしんでおられます。「書痴の楽園~最終章 宮崎美子が語る知の巨人」がそれです。

 まずはもう読めなくなる、とあきらめていた渡部先生の作品ですが、お亡くなりになってからも、どんどん著書が出版され、大ファンの私としては嬉しく思っています。そしてそのほとんどが、出版されるとすぐに増刷・ベストセラーになっています。ご参考までに挙げてみましょう。私は先生の本は全部読みます。

◎渡部昇一『名著で読む世界史』(扶桑社文庫、2017年4月)
◎渡部昇一『名著で読む日本史』(扶桑社文庫、2017年4月)
◎渡部昇一『渡部昇一の少年日本史~日本人にしか見えない虹を見る』(致知出版、2017年4月)

◎大川隆法『渡部昇一日本への申し送り事項 死後21時間、復活のメッセージ』(幸福の科学出版、2017年4月)
◎渡部昇一『人生の手引き書~壁を乗り越える思考法』(扶桑社新書、2017年5月)
◎渡部昇一『日本人の道徳心』(ベスト新書、2017年6月)
◎渡部昇一『知の湧水』(ワック出版、2017年6月)
◎渡部昇一『知的人生のための考え方~わたしの人生観・歴史観』(PHP新書、2017年6月)
◎『渡部昇一読本』(マンスリーWILL増刊、ワック出版、2017年6月)
◎アーノルド・ベネット(渡部昇一訳)『自分を変える!』(三笠書房、2017年7月)
◎ウェイン・ダイアー(渡部昇一訳)『「最高の人生」を手に入れる人がやっていること』(知的生き方文庫、2017年8月)
◎渡部昇一『魂は、あるか?』(扶桑社新書、2017年9月)
◎渡部昇一・フォルカー・シュタンツェル『渡部先生、日本人にとって天皇はどういう存在ですか?』(幻冬舎、2017年10月)

 中でも一番面白かったのは、奥様の渡部迪子(わたなべみちこ)さんが「30回目のお見合い結婚」と題して寄せられた文章でした。

 とにかく本をよく読む人でした。(中略)
 結婚前のデートの時には「次に会うまでにこの本読んでおきなさい」と言って、何か日本の古い本を渡すんです。そんなの読みたくない。でも、次に会ったとき試験をされるから、しかたなく読みました(笑)。 
 主人のことは母がとても気に入ったんです。教師をしていた母の教え子の方の紹介でしたし、きちんと洗礼を受けたカトリックの男性というのは当時だって珍しかったから。ええ、うちもカトリックなんです。それに、カトリックは離婚ができないでしょう。一度嫁に出せば一生安心じゃありませんか(笑)。
 私はちょっと反抗して、なかなか会わなかったけれど、いざ会ってみたら、「おれは見合いをするのは三十回目だ。断った女は見る目がない」って言うから、まあ、なんて自信のある人だろうと呆れました。 

 そしてつい最近は、渡部先生の評伝が出ました。松崎之貞『評伝渡部昇一「知の巨人」の人間学』(ビジネス社、2017年11月)がそれ。著者の松崎之貞(まつざきゆきさだ)さんは、徳間書店で、そしてフリーとなってからも渡部先生の数々の著書の編集を担当された方です。日本人の幸福を願ってやまず、祖国を心から愛した碩学の全人像に迫る初の評伝です。幼い頃からお亡くなりになるまでを、克明に描いておられます。編集者でしか知り得ない情報満載で、渡部先生の素顔を知る上で、これも面白かった。今日も、今井書店の井上さんが、大川隆法『渡部昇一死後の生活を語る 霊になって半年の衝撃レポート』(幸福の科学出版、2017年11月)を持って来てくださいました。渡部昇一先生と、幸福の科学総裁・大川隆法(おおかわりゅうほう)さんというと、意外な組み合わせと思われるかも知れませんが、これにはちゃんとした理由があります。いつかそのことは詳しくお話したいと思っています。 ❤❤❤


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『蛍雪時代』12月号を薦める!

 毎月『蛍雪時代』(旺文社)に連載される水野 卓(みずのまさる)先生(駿台予備校)の「鉄人講師のセンター試験 傾向と対策ナビ」を楽しみにしているんですが、今月の12月号は、第1問「発音・アクセント問題」の攻略法特集です。この講座の優れている点は、勉強の仕方」を、具体的に分かりやすく提示しておられるところです。この分野はきちんと対策を行えば、絶対に得点源となる箇所なんですが、全国的には成績上位者でも準備・対策をしていない人が多く、結構取りこぼしている現状があります。鉄人厳選!発音問題頻出単語BEST100」&「鉄人厳選!アクセント問題頻出単語BEST90+9」が披露され、その音声も付属のCDに収録されています。また今号には、センター試験「英語リスニング予想問題」の冊子(CD付き)も特別付録についており、これまたリスニング試験の「勉強の仕方」が、各設問ごとに詳しく解説されています。これだけのものがたった972円で手に入るのですから、非常にお買い得感がありますね。受験生・指導者のみなさんは、特にこの12月号は投資しておいて損はありませんよ。

 この講座でもさらっと触れられていますが、過去問が最高の予想問題!」という、私の持論を強調しておきたいと思います。たとえば最近受験した第3回11月ベネッセ・駿台マーク模試」の第1問の出題単語28語中、センター試験本試・追試の過去問題から12語が出題になっていました。1990~2017年までのセンター本・追試験で「アクセント問題」に出題された645語中、過去に出題された単語が268語出題されています。私はこれを「お色直し」と呼んで、生徒たちに注意喚起を図っています。松江北高では、例年この時期から過去問を詳しく取り上げて、解説をしていました。10年分以上は過去問を解いて、本番に臨んでいました(今年はやらないそうです!?大丈夫?)。その際に、間違えた問題は、河合塾『センター試験過去問レビュー英語』(河合出版)を(通称黒本)全員が購入して、解説を読んで再チェックをしていました。他社からもたくさん出ている過去問題集ですが、なぜこの本かというと、どこよりも一番解説が詳しいからです。今から25年以上も前、私が松江南高校に勤めている当時は、過去問題集は存在しておらず、自分で問題を切り貼りして版下を作り、印刷業者に印刷をして製本してもらっていました。今なら、信じられないでしょ?そこまでしてでもやっておく価値があるのが、過去問」なんです。

◎過去問が一番の予想問題だ!

  私はセンター試験の「勉強の仕方」を、2016年度のセンター本試験問題を教材に解説した小冊子を自費で作りました(「利他」の精神です)。私の『2017年英語センター対策本』(自費出版、800円)をお求めいただいた方々全員に、無料でサービスをさせていただいております。筆記(第1問~第6問)、リスニング(第1問~第4問)を詳しく解説しています。下のような23頁ほどの小冊子ですが、好評です。昨年度の松江北高生が過去最高のセンター平均点を取った原動力の一つがこれです。❤❤❤

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basically

  副詞basicallyが、「基本的に」という意味であることは高校生でも知っています。でもその「基本的に」の中身について理解しているかというと、必ずしもそうではありません。実は、この副詞は100%ではないけれどもだいたいそうというニュアンスの単語です。そこら辺は、Collins Advanced American English Dictionary (2016)の “You use basically to show that you are describing a situation in a simple, general way, and that you are not concerened with less important details“という定義が明らかにしています。以下の用例をご覧ください(全てデビッド・セインより)

I basically had a good day. 「基本的にはいい日だったよ。」→ちょっと問題はあったけれど、全体的にはいい日だった。最高と言えるほどではないけどね。

Am I right?―Basically yes. 「これで合ってる?―だいたいその通り。」→ちょっと違っている部分もあるけどね。

I basically like my wife.  「基本的に私の妻は好きだ。」→ちょっと問題はあるけれど、おおむね奥さんのことは好きだ。

Basically, boys like a pretty and glamorous girl.  「要するに、男の子ってかわいくてグラマーな女の子が好きよね。」→ちょっと違う男の子もいるかもしれないけれど、たいていはそう。

 尊敬するデビッド・セイン(David Thayne)先生の最新刊『100語で簡単!ネイティブに伝わる英会話』(成美堂出版、2017年12月)によれば、この副詞の使用上のポイントは次の通りです。

① basicallyは「基本的に」という意味の副詞。
② 「100%ではないけれどだいたいそう」というニュアンスが伝わる。
③ basicallyを使えば、問題点をわざわざ言わないスマートな表現が可能。

 意味論的にはが、語用論的にはが重要と思われます。fundamentallyも「基本的に」同じ用法です(LDOCE)。学習辞典では、そこまで踏み込んで解説したものはないようです。わずかに『オーレックス英和辞典』(旺文社)だけが、「「完全には認めていない」あるいは「判断がつかない」というニュアンスを持つ」としているぐらいでしょうか。 ❤❤❤

 

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英文読解のコツ

 今、松江北高の3年生・補習科の授業で力説しているのは、表面的に英語を日本語で置き換えただけの答案では全然ダメだということです。まずは訳文を読んで何を言っているのか分からないような日本語は、だいたい理解が間違っています。これは私が答案を見るときに使っている「判別式」なんです。自分で答案を書いたらもう一度答案を読んでご覧なさい。分かったふりはダメです。英文は、特に長ければ長いほど、左から右に向かって読んでいきます。「同時通訳」の心ですね。英文が長ければ、長いほどこの心構えが重要です。英語は「同じ表現の繰り返しを嫌う」言語ですから、必ず前に出た表現とは異なる表現を使って、言い換えることが多いんです。これを「同一内容異表現の法則」と呼んでいます。内容的には、抽象」⇒「具体」へと展開していくことが多いので、抽象(読解問題の下線部はここが多い)で分からなくても次の「具体」まで読んでみると、そこがヒントになって「抽象」部分が想像できるようになるんです。英語の苦手な人は下線部分が分からなければ「もうダメだ!」と思ってあきらめてしまうので、進歩がないのです。また、難解な表現が出てきたら、「その具体例を考えるようにしなさい」と指導しています。今読んでいる数研出版のMake Progess in English Readingから例を挙げれば、”when a business find its old strategies failing in the face of new competitors”(会社が新しい商売敵に直面して旧来の戦術がうまく機能しないことが分かったとき)とあれば、たとえば将棋の世界で、今まで切磋琢磨して長年力を磨いてきたプロ棋士たちが、AIの登場により、コンピューター将棋ソフトに手も足も出ない現状を思い描けばいいのです(1996年に当時7冠だった羽生善治さんが「コンピューターがプロを負かす日は?」というアンケートに対して、他の棋士たちが「永遠になし」「来ないでしょう」と答える中、「2015年」と回答しておられたのはさすがですね)。あるいは、ホテルの接客は従来人間がやるものという常識が、AIの出現によりロボットが全部こなしてしまう「変なホテル」にくつがえされようとしている現実を想起すれば、よく理解できますね。無生物主語構文」は副詞的に処理しなさい(松江北高の大先輩佐川春水先生は、このことを「出川の鬼」と喝破されました)とか、名詞モード」「動詞モード」に読み替えなさい(”the gradual accumulation of knowedge”とあれば「知識の徐々の蓄積」ではなく、「知識が徐々に蓄積されていく」と動詞で処理する)、は1・2年生のうちにしっかりと押さえておきたいですね。なんとなく分かったような分からないようなもどかしさがある場合には、英々辞典にあたってみることをオススメします。今日は授業で、if anythingという成句が登場しました。生徒は「むしろ」と訳しました。私は何が「むしろ」なのか尋ねると、しどろもどろ。こういう時には英々辞典を引いてみるのがよろしい。八幡のオススメはLongman Dictionary of Contemporary English(LDOCE)です。訳語だけでなく、どんな使われ方をするのかを押さえておけば(spoken   used when you are adding something to emphasize what you have just said)、再び出てきたときにきちんと処理することができますね。

 私は低学年の頃から、こういったポイントを50ほど、少しずつ指導していっています。1枚の紙は薄い薄いものですが、それが50枚、100枚、200枚と重なると結構な厚みになる。それと同じで、ひとつ理解したからといって何かが起きるわけ ではないけれど、50、100、200個たまってくると、大きな力になる、それだけ自分の自信が積み重なっていくんですよ。英文読解八ちゃんの法則50」という資料をかつて「ダウンロードサイト」に登録しておきましたが、その「改訂最新版」を再び登録しておきますね。アクティブ・ラーニングだろうとICTであろうと、どんな教授法であろうと、英文ときちんと向き合って、正確に読むことができるというのは基本中の基本だと思っています。それを疎かにしていては(なんとなく分かればそれでよし?そんな授業が横行しています)、何のための英語学習か?ということを、痛切に感じる今日この頃です。

・「英文読解八ちゃんの法則50」(改訂最新版) 島根県立松江北高等学校 八幡成人

 

 

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「ローダン」が好き!

◎週末はグルメ情報です!!

 時々、無性に「ローダン」のラーメンが食べたくなるときがあります。そんなときには、米子まで出かけるんです(サティ通り店)。昔は、松江にも、古志原にあった「スーパーたいせい」の隣に「ローダン」の店舗があったんです。でもこれが潰れて、味を受け継いだ「あっ!ラーメン」というお店に変わりました。古志原の方へ出かけたときには時々立ち寄っていました。⇒私のレポートはコチラです  でももうこのお店もスーパーごと潰れてしまい、更地となり、今はコンビニがぽつんと建っているだけです。そこで、今日も米子に出かけ、「とっとり花回廊」の帰りに立ち寄りました。お昼時でほぼ満員でした。

 澄んだスープの醤油ラーメンが基本。私はもっぱら「醤油焼豚ラーメン」を注文します。お昼どきはライスも無料になります。スープは鶏ガラと豚も使っていると聞きます。澄んだコハク色でやや塩っぽい系ながら好きな味。上にたっぷり載ったモヤシ(根や黒い種の殻を丁寧に取った細モヤシ)が味の濃さを調節してくれる気がします。並べられた焼き豚(チャーシュー)は、ばら肉部分で脂身が甘く、しっかりと濃い味付けです。なぜかこの焼き豚が大好きで、時々食べたくなるんです。中細麺は最後まで伸びる事なく、美味しく頂けます。米子駅から徒歩5分くらいにあるラーメン名店。私は「だんだんバス」(市内150円)で、「太田医院」で降りて、2分ほど歩きます。米子、安来、松江から出雲辺りにも何店舗かあったと記憶しています。看板には「全国チェーン」とうたっていますが、他の地区ではほとんど見かけた事はありません。鶏ガラベースのスープは脂が少なくて比較的アッサリなのですが、醤油味はしっかり濃い味付けです。ここのチャーシューがまた結構甘く&しょっぱいんですが、何故か癖になる旨さがあり、つい焼豚ラーメンを頼んでしまいます。これこそご飯のオカズになる焼豚でしょうという味ですね。麺は中細の縮れ麺で黄色がかっています。モヤシとメンマ、ネギ少々で、至って普通のラーメンなのですが、味の濃さで白ご飯のオカズになるラーメンです。私的には好きなラーメンの一つなので、時々食べたくなるんだなぁ。 

 ごちそうさまでした。お店を出る時に、ご主人の写真を撮らせていただきました。もうこの地で25年もやっておられる米子の名店です。 ❤❤❤

 

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賢島「宝生苑」

 大好きな弁護士高林鮎子シリーズが、スカパーのホームドラマチャンネルで初回から再放送されていまして、第34作の最終作「志摩の旅・みえ6号毒殺連鎖~保険金狙いで魂を売った魔性の女!完全無欠の時刻表トリックを暴く真珠の涙と男の素顔」(2005年)が放送されました。私は初回からずっとDVDに録画していたんです。それにしても、この放送中、草加弁護士事務所の所長丹波哲郎(たんばてつろう)さんの痩せ細った、ガリガリの顔は往年の面影はまったくありませんでした。えー、これが丹波さん??!このドラマが丹波さんの遺作となったそうです(2006年逝去)。火曜サスペンス劇場の作品として続いてきたこのシリーズも、視聴率の不振で打ちきりとなってしまいました(2009年9月)。私はこのドラマの原作者の津村修介(つむらしゅうすけ)さんのアリバイ崩しが大好きで、全作品を読んでいるんですが、先生も2000年にお亡くなりになったので、もう新作を読むことはできません。

 弁護士の高林鮎子(眞野あずさ)が、ビルの工事現場から転落して植物状態になった建設会社社員・手塚文也(西川亘)の保険金について、会社側と交渉。社長の大庭隆三(天宮良)は、保険金の一部を、手塚の妻・貴子(池上季実子)に渡すことに同意する。ところが、手塚の同僚・笠原宏次(永澤俊矢、大庭が次々と毒殺される。警察の捜査の目は、手塚の妹・志穂(中山エミリ)に向けられるが…。

 このシリーズの肝はなんと言っても、竹森慎平(チンペイ)さんの鉄壁な「アリバイ崩し」にあります。今回のドラマでは、容疑者の女は三重県鳥羽市にある鳥羽水族館を観光した後に、最寄りの鳥羽駅から近鉄名古屋線の特急列車に乗り、名古屋駅で新幹線に乗り換えて東京へ帰ったと語りました。ひとつ前の特急電車に乗った同僚が鳥羽水族館に向かうその女を見送っているので、そのアリバイより早く名古屋駅に着ける特急電車に乗ることは不可能と思われました。結果、名古屋駅からアリバイ以上の早い新幹線に乗る術もなく、東京で起こった殺人事件の 発生時刻には間に合わず、最も怪しい容疑者ながらも犯行時刻のアリバイは完全に成立していたのです。この事件と関わり合うこととなった弁護士の高林鮎子は助手の竹森慎平とともに、その女の足取りを確かめるべく三重県の伊勢・志摩へ向かいます。高林鮎子が鳥羽水族館を出た時に、あるものを見てこの鉄壁なアリバイが崩れたのでした。それは鳥羽と対岸の愛知県渥美半島の先端、伊良湖を結ぶ伊勢湾フェリー。その女は同僚と駅で別れた後にすぐこのフェリーに乗船して対岸の伊良湖に移動。停めてあったレンタカーに乗って豊橋駅で新幹線に乗り、犯行時間までに東京に着いていたのでした。志摩の美しい砂浜でその女に対峙した高林鮎子の口から、例の決め台詞が出ました。「あなたのアリバイは崩れました」と。

 この「高林鮎子シリーズ」は私のお気に入りのひとつで、毎度、高林鮎子役の眞野あずささんの魅力もさることながら、相棒の竹森慎平役の橋爪 功さんとのおしどり振りも楽しく、またこのシリーズには、必ず私の大好きな旅行(アリバイを崩すための)が絡んでいて、そして最後は交通機関の時刻表に強い、橋爪さんがその仕組まれたトリックの裏付けをするのです。上記で紹介した第34話は高林鮎子シリーズの最終話となった話で、犯人役に名女優・池上季実子さんと、ラストに相応しいこれまた美しい華が添えられた話でした。  

 さて、この作品の舞台の一つとなったのが、近鉄グループの旅館「賢島 宝生苑(ほうじょうえん)」でした。ドラマの中で、そのエントランス・ロビーの映像を見た時に、私はすぐに「あ、宝生苑だ!」と分かりました。私も数年前、この五つ星の高級旅館に泊まったことがあったからです。夏の高校総文祭「将棋部門」で優勝した松江北高の女生徒を連れて、この旅館に泊まったのでした。高文連・高体連の大会では、宿泊費の上限が決められており、とてもこのような高級旅館に泊まることは通常はできないのですが、このときだけはこの旅館を会場にして「総文祭大会」が行われ、全員がここに泊まるという規程だったものですから、普段なら生徒は絶対に泊まれないような環境の中で、大会運営が行われたのでした。谷川浩二将棋連盟会長(当時)もお越しになられていました。大阪から近鉄特急に乗り、賢島入りした私たちは、タクシーでこの旅館に入ります。建物は温泉宿の雰囲気があり、大変落ち着いていて、広くて気持ちのいい空間です。3階ぶち抜き、ロビー奥に配されたアトリウム(吹き抜け)には大岩や滝、茶席が設けられ室内とは思えない大きな和風庭園が造られていました(写真右)。大浴場、庭園浴場、ボーリング場などの娯楽施設、屋外プール、海沿いの庭園とお客を飽きさせないいくつもの施設を有する近鉄グループが誇る大型旅館です。それら充実した施設もすごいの一言ですが、その最大の魅力は何と言っても窓からの絶景でしょう。賢島の海縁に建つこの旅館は入り組んだ岬や小さな島々からなる英虞湾(あごわん)言われる内海を一望し、すべての窓が絶景で飾られたような宿でした。英虞湾の夜の美しさ、黒い島影と白い光を乱反射する内海のコントラストは、闇と光の饗宴、月光の魔法、夜の女王の宮殿を静かに映していた。私も今まで様々な旅館に泊まってきましたが、こんなに素晴らしい景色に囲まれた宿に泊まったのは初めての経験でした。夜のお食事は、伊勢志摩の食材が使われており、どれを頂いても美味しかったです(生徒も教員も同じ料理を)。朝は早起きして、旅館の目の前にある海の方へと、散歩を楽しみました。館内には、東京芸大の学生が似顔絵を描いてくれるコーナーがあって、芸大の実態を語らいながら(私が担任した生徒が現役合格で芸大に行っていたので)、私も1枚描いてもらいました。あ、そうそう、この旅館は、2016年5月のG7伊勢志摩サミット」安倍首相がお泊りになった宿です。ドラマを見ながら、あの当時を懐かしく思い出していました。プライベートでもう一回泊まってみたい宿でした。 ❤❤❤

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野村克也さんのすごさ

 私が、野村克也さんの新刊本が出るたびに、すぐに本屋さんに走るのはなぜか?私は野村ID野球」(Import Data)の信奉者なのですが、それには理由があります。野村さんが目指すのは、相手の配球を読み、相手の狙い球を読み、相手の作戦を読むという「読みの野球」です。もうずいぶん前のことになります。野村さんが、まだヤクルトの監督をなさっておられた頃のことです。ヤクルトが米国・アリゾナのユマでキャンプを張っていた頃、選手たちに徹底的に指導したのが「狙い球の絞り方7箇条」でした。つまり、打者は相手投手が何を基本に投げてくるかを見抜けばいいのだし、投手はその逆で、相手打者が何を基本に待っているのかを考えれば、好結果を出すことができます。その7箇条とは、投手のクセを憶えよう。 ②投手の配球のパターンを憶えよう。 ③投手の持ち球を憶えよう。 ④ウィニングショットに何を使ってくるかを憶えよう。 ⑤2ボール1ストライクのカウントで何を投げてくるかを憶えよう。 ⑥ストライクをとる球は何かを考えよう。 ⑦カウント別に何を投げて来るかを考えよう。こうやって絞っていくと、相手投手(打者)の配球のパターンが読めて、的が絞りやすくなるわけです。当時、私はこれを聞いて衝撃を受けました。ここまで考えて野球をやっておられる人は、当時皆無であったと思います。「ガーッと行け!」「パーンと打て!」「バーッと行け!」「グイと腰を回せ!」(某球団N監督)当時横行していたのは、理論も何もない感覚だけの指導でした。レベルが違います。勉強している人と、していない人の違いと言ってもいいと思います。

 当時の開幕試合で、読売巨人軍の平成の大エース・斉藤雅樹(さいとうまさき)投手から、広島を解雇されヤクルトに移籍してきた小早川毅彦(こばやかわたけひこ)選手が、3打席連続ホームランを打ったことは、まさにこうした裏付けがあったからだと知りました。技術力には限界がある。バッティングの7,8割は備えで決まるんだ。少しはデータを参考にして配球を読んでみたらどうだ?斎藤は、見せ球にインハイを放ったあと、外からゾーンギリギリに入ってくるカーブでカウントを稼ぐ。ワンスリーになれば、ほぼ100パーセントの確率だ。いいか。インハイが来たら、それはカーブが来る前触れだ。それを狙っていけ!」(野村) キャンプのミーティングで、自らが実例を挙げて講義し、コーチにデータを提出させて、何度も反復し、選手たちの頭にたたき込もうとしたといいます。ここまで考えて野球を突き詰めておられるから、野村再生工場」と呼ばれ、他球団を解雇された多くの選手が復活したのもうなずけます。ヤクルトでの実績(監督9年間でリーグ優勝4回、日本一3回!)を見れば明らかですね。ヤクルトの選手たちは非常に素直で、野村さんの話を一言も聞き漏らすまいと、ノートを取りながら身を乗り出して聞いていたそうです。「野球というのは、こうやってやるものなのか…」と驚きながら。一方、阪神の選手たちは、ほとんどが聞く耳を持たなかったといいます(3年連続最下位)。

 「特に人間ちゅうのは心の動揺があった時ほど、本性が出るものなのや。ピンチになった時ほど癖や投球がワンパターンになるのはそのためや。だから、常に相手を追い込んだ状態にさせてやるのだ」

 プロ野球の世界で、50年も相手の癖を見抜く訓練を続けてきておられるのですから、5年や10年の選手とは見えている世界が違います。キャリアは嘘をつかないのです。そこには「継続」「蓄積」の強みというものがあります。私もそういう「英語教師」を目指そうと、野村さんの著書に教えてもらうんです。❤❤❤

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授業が恋しい!

 今から2年前、平成25年3月に、38年間の教職に別れを告げて退職しました。オファーされた一切のお仕事は全てお断りして、のんびりと過ごす道を選択しました。4月、5月と、何もせずに毎日ブラブラしたり、美味しいお店を訪れたり、好きな旅行に出かけたり、溜まっていた本を読んだりと、天国のような日々を悠々自適に過ごしていました。6月からは、再び松江北高に常勤講師として復帰しました(朝の6時半に登校する私に、二年間毎日美味しいコーヒーを入れて待っていてくれた佐藤敦子先生のミシシッピ大学院留学のための代替講師でした)。授業、補習、副担任業務、部活動、校務分掌にと、二年間忙しい日々に明け暮れました。佐藤先生もお帰りになり、今年平成27年の6月からは、非常勤講師として、週にわずか6時間の授業を担当しています。授業が午前中に終わることが多いので、美味しいお昼ご飯を食べに出てから、家に帰ってお昼寝をすることができます(尊敬する故・渡部昇一先生は生前お昼寝をよくなさっておられました)。土曜・日曜は必ず休めるし、木曜日も授業がないので、週休3日です。たまにこれに行事等が加わると、大型連休になったりもします。今まで行けなかった全国各地に旅することができて嬉しいのですが(門司・小倉・大分・長崎・佐世保・福岡・広島・名古屋・熱海・大阪・神戸・京都)、時々授業が恋しくなったりもします。やはり私は忙しく飛び回っている方が性に合っているのかもしれません。忙しく勤務に明け暮れている時には、授業が恋しいなどとは思う暇もなかったのですが、無くなってみるとやはり寂しいものですね。

 私の大好きなウェイン・W・ダイアーの『「小さな自分」で一生を終わるな!』(渡部昇一訳、三笠書房、2008年)という本に、「小さな魚」のエピソードが載っています。

 「お願いがあるのです。あなたはぼくより年上だし、経験も豊かだから、きっとぼくを助けてくれると思うのです。大洋というものがどこにあるのか教えてください。あちこち全部探したのだけれど、見つからないのです」
 と大洋に住む魚が、別の魚に聞いた。別の魚は
「大洋って、今君が泳いでいるのがそれさ」 
 と答えた。
「えっ、これがですか?でも、これはただの水ですよ。ぼくがずっと探しているのは『大洋』というものなのです」
 と小さな魚はひどくがっかりして言った。   (pp.148-149)

 私たちはすでに「幸せ・豊かさ」の中に浸っているのに、それに気がつかないでいます。豊かさを探し回る必要などはないのです。上の小さな魚はどんなに遠くまで泳いでいっても、大洋の外に出ることはありません。大洋は果てしなく広がっているのです。あなたが波長を合わせさえすれば、今自分がどんなに豊かさの中に暮らしているかが、すぐ分かるはずです。今日はそんなことをかみしめながら、上の本を久しぶりに読み返してみました。私はダイアーファンです。

【追記】 旅行三昧の続きは、来月、姫路城→神戸ルミナリエ→京都→天橋立→森の中の家安野光雅館、を計画中です。そして大大好きな水戸岡鋭治先生デザインの素敵な列車「丹後の海」「あかまつ」「あおまつ」に乗ってきます。❤❤❤

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模試の受け方

 受験勉強において、模擬試験の占める要素は非常に大きなものがあります。各校でずいぶんたくさんの模試を受験しておられることと思います。ただ本当にこの模試が必要なのか?というと、疑問な模試も結構ある感じです。去年までやってきたからというただそれだけの理由で、見直しや分析もされないまま踏襲されている現場も多い印象です。そして、この模試を十分に活かし切れているかというと、はなはだ疑問なところもあります。模試受験の「落とし穴」を見てみましょう。

①連れ模試(オープン模試等に多い) ※なんとなく受験している
②義理模試? 
③受けっぱなし模試   ※かなりの生徒がコレ
④下手な鉄砲を打ち続ける模試漬け  ※たくさん受験すれば力がつく?
⑤模試の勉強は一夜漬け      ※効果無し
⑥偏差値や順位偏向の模試受験
⑦合格可能性(判定)に一喜一憂
⑧特定の模試だけに偏り受験
⑨模試の絶対信仰
⑩返却されたデータカードをろくに見もしない

 このような模試の受け方の傾向にはまっている人は、せっかくの模試をムダにしていると言わざるを得ません。このような模試受験をいくら積み重ねてもお金の無駄遣いになってしまうでしょうね。ではどのように受験したらよいか?模試を受けるときには、

①一人で受けること
②毎回一つの目標を持って受験すること
③模試の結果を志望校の対策に活かすこと
④模試と模試の間隔は2週間以上あけること
⑤出来なかった問題を試験後にもう一度やって自己採点して完璧に仕上げること
⑥解答・解説は必ず読み込むこと(中にはひどい解説もありますが…)
⑦答案が返却されたら必ず点検をすること(採点の間違いがあることが多い)
⑧判定だけでなく、データをよく吟味すること(自分の弱点を知る)
⑨テスト直しノートなどで時間をおいてもう一度振り返ること(見直し)
⑩模試の成績推移をきちんと把握すること

 こういった受験の仕方を続けていくと、ずいぶん力がつくようですよ。私の教員生活40年の総決算による観察でした。今は、最後の「マーク模試」の受験が始まりました。この試験がどういう意味を持っていて、各社がどのような姿勢で問題を作成しているのかを何も知らないままに、ただ受験をしている生徒が圧倒的に多い気がしています。もちろんそれをきちんと伝えて、模試を実施していない現場にも責任はあります。今日は授業で、そんな模試の解説をしました。

◎模試を活かしきれていない受験生が多すぎる!

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西村由紀江「随想」

 私は、ピアニスト西村由紀江(にしむらゆきえ)さんが可愛らしい大学生の時から応援している大ファンです。最近、彼女は『神戸新聞』の夕刊に、隔週で「随想」というタイトルのエッセイを寄せています。現在第4回までが掲載されました(9月5日、9月20日、10月5日、10月23日)。大ファンの私は、毎回神戸新聞に電話して送ってもらっています。以下は、10月23日付けの最新の第4回目の「随想」です。いい文章ですね。

 曲はどんなときに生まれるか?答えは「天からメロディーが降ってくる」。決してカッコつけているのではない。正確に言うと、心の動き=嬉しい、悲しい、悔しいなどの感情と共に音が聞こえてくる。まるでBGMが流れるかのように頭の中に聞こえてくるメロディーを、素早く五線譜に書き留める。これがなかなか難しい。
 外出中に思い浮かんだメロディーを帰宅してから書こうと思った瞬間、メロディーはスーツといなくなってしまう。そして二度と現れてくれない。「すぐに書かなかったから、もう教えないよ」と意地悪されているかのよう。だから外出時はもちろん、家でも寝室や脱衣所など、あらゆる場所に五線譜があり、いつでも書けるようにしている。
 メロディーは天から降ってくるが、曲としてできあがるまでにはとても時間がかかる。作る途中で何度も修正を繰り返すのだ。一つの音を変えると全体のバランスが崩れるので前後の音も変えたくなり、ああでもない、こうでもないと七転八倒したあげく、元のメロディーに戻ることも。
 実は、このエッセーでも同じような思いをしている。楽しくあっという間に「ほぼ仕上がる」のだが、いざ提出となると少し文章を直したくなる。一つ直すとあっちもこっちも気になり、そのうち指定された文字数も思考能力もオーバー、頭の中がまとまらなくなっ てしまう。
 そんなときは、思いきって距離を置くことにしている。一晩寝かせて翌日に新たな気持ちで向かうと、何を伝えたいかが見えてくる。こうして細かい修正を繰り返しながら、なんとか締め切りに間に合わせる。やれやれ、往生際の悪い性分は治りそうにない。
                 (にしむら・ゆきえ=作曲家・ピアニスト)

 後半の下線部分について、私も物を書くことを商売にしていますので、西村さんと同じような悩みを抱えています。書いては直し、直してはまた書く、それの繰り返しです。材料、アイデアが全部まとまってから書き始める人もいますが、私の場合はとにかく書き始める。そして頭に浮かんだ事を片っ端から綴っていって、依頼された文字数の3倍~10倍の量を書いて、そこから推敲してギュッと削っていく。この削る作業が結構大変なんですが、何度も直しているうちに、しまったいい文章になることが多いようですよ。とにかく書き始めなさい、と若い人たちにはアドバイスしています。生徒たちに「小論文」や「志望理由書」の指導をする際にも、このやり方で迫ります。

 学生時代にのぼせて読んだ(独特の英語文体でぐいぐい読ませる)、アメリカのノーベル賞作家アーネスト・ヘミングウェイのやり方が参考になるかもしれません。彼は、作品を一気に書き上げると、ろくに読み返しもしないで銀行の貸金庫の中に入れていました。時間が相当過ぎたところで、それを取り出してきては、手を入れる。それでもまだ気に入らないと、再び貸金庫に戻す。こういうことを繰り返して、これでよしとなったところで、出版社に渡して作品が世に出ました。ヘミングウェイが鉄砲自殺をしたときには、貸金庫からそういった未定稿がトランクいっぱいに出てきて、世間をびっくりさせました。このやり方、使えるかもしれませんね。 ❤❤❤

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御礼!CD完売!


 センター試験の第1問「発音・アクセント問題」の勉強の仕方は、頻出語の音読に尽きます。私の『2017年英語センター対策本』(自費出版、2016年)には、4種類の「頻出語リスト」アクセント、発音、カタカナ語、過去出題語)が収録されています。例年ALTにこのリストを吹き込んでもらったものを、生徒は各自パソコンでコピーして音読練習していました。センター本を利用しておられる全国の先生方からも是非欲しいという要望も強く、私がパソコンで1枚1枚コピーしてお分けしていました。この労力は大変なもので、結構時間を取られていました。これだけたくさんの需要があるのなら製品化しようと思い、ラーンズの営業課長金村さんにお世話をいただいて、専門業者に2枚組のCDを作ってもらいました。チェルシー先生、お願いします!」がそれです(写真下)。自費で2,000枚ほど注文して作りました。松江北高でも飛ぶように売れ、全国の先生方からもたくさんのご注文をいただき(研究会でも好評でした)、このほど全部売り切れ在庫がなくなりました。CDの盤面も私がデザインして、前ALTのチェルシー先生が、写真スタジオで特別に撮影された美しい写真を利用しました(彼女は現在コロンビア大学の博士課程で勉強中)。

 このCDと頻出語リストを徹底的に繰り返した成果でしょう。昨年の松江北高の現役生徒たちの第1問の正答率は、全国浪人生(河合塾)のそれを上回る好結果でした!やはり「英語は絶対に裏切らない!」のです。筆記試験の総合平均点も、私が北高に在籍している期間の中でも過去最高点でした。

 今回行われた11月実施「第3回ベネッセ・駿台マーク模試」においても、第1問の「発音問題」の的中率は92%、「アクセント問題」のそれは69%です。このように出る単語は決まっている!」のですから、それを徹底的に音読をしておけば、秒速で答えることができるのがこの分野です。それを何の準備もせずに本番を迎えている受験生が全国的には圧倒的に多いのですから、成績上位の生徒がずいぶん取りこぼしている現状もうなずけますね。

 1990年から始まったセンター試験の、第1問全ての過去問を振り返っておくのも、重要な対策ですよ。私は「出題語リスト」を配布して生徒たちと音読をしています。過去のセンター試験の問題を見ても、過去問からの再出題(私はお色直しと呼んでいます)が目立ちますね。今回の「第3回ベネッセ・駿台マーク模試」でも、全出題語28語中12語がセンター過去問の「お色直し」でした。やはり過去問が一番の教材」なんです。こういう「勉強の仕方」を間違えずに対策準備をしたいものです(過去問などやっても意味がないと断言する無責任な指導者もいます)。

 最近、予備校指導歴40年のカリスマ英語講師安武内(あぶない)ひろし先生の『4技能試験対応 シャドウイングで攻略 発音・アクセント』(秀和システム、2017年10月)という参考書が出ました。試験に出る発音・アクセント語を必要最低限だけ示すこと、②どうやって、正しい英語の発音の音を君の脳に定着させるかの方法、という2点の内容に絞った、111頁の薄~い参考書です。私もこの手法には全面的に賛成ですし、シャドーイングのやり方を具体的に提示している点は、大いに評価します。ただ一点だけ、見解を異にする部分があります。それは「ルール不要論」を唱えておられる点です。

 「一方、アクセント問題ではルールは一切覚えません」「アクセント問題に対して、たくさんのアクセントルールを提示している参考書は多いですが、そのやり方では全く効果が上がりません。」「決定的な欠点は、まずルール自体が煩雑で覚えにくい。その割には入試で出る語に当てはまることが少ない。さらに、ルールを覚えると、当然ルールからはみ出る例外も覚えなければならなくなり、話はもっと複雑になる。」「だから、そんなバカなことはやめにして、「アクセント問題ではルールを覚えるのではなく、1つ1つの単語の発音そのものを覚えていく」―これを鉄則にすればいいのです。」

 ルールを棒暗記し、無味乾燥なものであるならば、おっしゃる通りでしょう。しかし、私は「三味線語」「イクイクルール」「エイトの法則」「子チビ母チビの法則」など、語呂合わせで分かりやすい、それでいて日頃効果を発揮する、わずか10個だけを、生徒たちに低学年の時から指導しておきます。決して「ルール自体が煩雑で覚えにくい」ことはありません。そしてこれらの単語が模試や入試本番によく出てきます。「その割には入試に出る語に当てはまることが少ない」は明らかに間違っています。もちろん例外は覚えなければいけませんが、これも本体に比べればほんのわずかなものです。見たことがない未知の単語でも、このルールにはまるのであれば応用することが可能です(コレが大きい)。生徒の興味を引く役に立つ形で提示してやれば、決して無味乾燥で煩雑なものではないことを指摘しておきます。私の「センター対策本」に提示されたルール群は、私が40年間生徒の指導にあたって効果のあったものに限って紹介をしています。使えるものは何でも使う」(役立つならば)というのが、私の基本的な指導方針です。❤❤❤

【追記】 センター試験を直前に控え、私の『2017年英語センター対策本』(自費出版、800円)をご希望になる先生方や、保護者・受験生からの問い合わせが相次いでいます。CDはなくなりましたが、本冊は増刷してたくさん在庫を持っていますので、ご希望の方はメールでお申し込み下さい。長期休暇の講習会のテキストに使いたいからと、まとまった数が欲しいという先生方もいらっしゃます。在庫のある限り対応させていただきますので、ご連絡ください。追い込み学習にきっと役立つはずです。現在、チョット面白い企画を準備中です。これはまた後日発表しますネ。

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めんくいや駅東店

◎週末はグルメ情報です!!

 博多・薬院「めんくいや」さんは、私が津和野高校に勤務している頃から通い続けているラーメン屋さんです(昭和55年創業)。久留米ラーメンの流れを受け継いでいて、とっても美味しいので、博多に出る度にお邪魔しています(私はコテコテのトンコツラーメンは苦手です)。先代が久留米で修行した味を基本に、豚骨100%ながら、臭みがなくすっきりとした後味のラーメンです。⇒私の食レポはコチラです  以前、薬院のお店はいつもタクシーを使って行っていたのですが、いくら説明しても運転手さんに分かってもらえず、変な所で降ろされて探し回ったことも何度も。今は「ホテルニューオータニ」に泊まるので、歩いてすぐ行くことができます。

 数年前に博多駅の東に支店が登場しました。めんくいや駅東店」です。駅から歩いて結構あるのですが(中央郵便局の真ん前)、お腹が空いて美味しいので、運動がてらにてくてく歩いて行きます。黄色いテントと大きな看板が目印です。お店の前に券売機があるので、それを買ってから入店します。店内はこんな感じです。

 とろとろチャーシューめん」が有名です。やはりここに来たらこれを食べなくてはいけません。ウナギの蒲焼きをヒントに編み出した甘めでとろける食感のチャーシューが自慢で、どんぶりをおおうほど乗るチャーシュー麺が一番人気だそうです。ネギ、キクラゲもいい味を出しています。チャーシュー丼」もかなりの人気です。 ランチタイムは近くのサラリーマンやOLさんで賑わっています。どうです?美味しそうでしょ? ❤❤❤ 

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「名所はどこ?」

 先日は松江にも台風がやって来て、強い雨・風で外へ出ることができないので、1時間ぐらいかけてカード・マジックのトリック・デックを手作りしました。1枚1枚青いマーカーで、ブランク・デックに私の訪れた「日本の名所」を丁寧に書き入れていきました。愛用のキャノン・プリンターで名所のポストカードをカラー印刷してできあがりです。題して「名所はどこ?」です。とっても不思議なメンタリズムですよ。こうやって自分でトリック・デックを作るのは「Phil Plus 2」以来のことでしょうか。⇒コチラです  これは今でもお気に入りで演じていますが、今回の「名所はどこ?」は果たしてどうなることやら?

 黒い封筒の上に白いデック・ケースが置かれており、封筒は一度も観客の視線から外れることはありません。黒い封筒の中には1枚の「予言」のポストカードが入っています。この1年に私は日本のいろいろな名所に出かけました。1年365日のうち、いつ旅行に行ったのか?を想像で答えてください。」と説明します。ここでは8月16日と答えたとします。ここは完全にノーフォースで、何月何日でも結構です。白いデックケースからカード一組を取り出します。カードの裏には最近私の訪れた日本の色々な名所が書かれています(例:小樽運河、鳥取砂丘、道後温泉、グラバー邸、太宰府天満宮、東京スカイツリー、ハウステンボスなど)。8月は8ヶ月目なので、上から8枚をデックから取り除きます。次に16日の16枚をデックから取り除きます。16枚目の最後のカードは裏向きにしたまま封筒の上においておきます。手元に残ったカードを見せますが、同じ名所がないことを確認してもらいます。封筒からポストカードを取り出し、カードを表向きにしてもらいます。すると、見事にポストカードに印刷された名所(熱海温泉)と、カードに書かれた名所(熱海温泉)が一致しているのです。想像上の旅行の日付を観客に聞くというところが、とっても気に入っています。クロースアップで囲まれた所でも安心して演ずることができます(デックケースの裏を見られない限り…)。

 あのベストセラー商品「X-ACT」が、Mark Masonの手によってより不思議なメンタリズムに生まれ変わりました。Where In The World」という作品で、イギリスのJB MAGICから新発売です。今年のブラックプール大会」で売り切れた人気作品でした。上のトリック・デックは、実はこの作品を元に、私が手作りしたものです。 いつも思うことですが、マーク・メイソンアレアレを使わせたら超一流のクリエーターです(分かりますか?)。

 リセットは簡単かつ一瞬にできます。複雑な計算式などを覚える必要はまったくありません。使うのは1デックのみで、すり替えたり、カードをひそかに交換したりはしません。最初から最後まで、そこにあるのはひとつの封筒と、一枚のポストカードのみです。Mark Masonは、ブランク・デックに世界中の都市を書いて演じていました。解説では、使う人が自分流にアレンジして使ってもらいたいと述べていましたね。そこで、私は自分が最近訪れたことのある「日本の名所」にアレンジして作成してみました。これ、メンタリズムとして使えます。♠♣♥♦

(追記)上の解答―「アレ」と「アレ」は「糸」「磁石」でした。

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トイレの日

トイレ掃除をしている人のイラスト

 今日、11月10日は、日本では「トイレの日」です。1110=いいトイレ」という語呂合わせから、日本トイレ協会が1986年に制定しました。世界規模で見ると別の日で、世界トイレの日(World Toilet Day)」と言って、毎年11月19日が2013年に制定されました。制定したのは国連で、その国連が「世界トイレ機関」を創設し、第一回世界トイレサミット」を開催したのが11月19日だったため、この日付になったそうです。なぜそのような機関が作られたかというと、世界では3人に1人がトイレを使えない(世界の人口のうち9億4600万人が屋外で排泄を行っている)状態にあり、それが様々な病気の原因となっているのです。そうした現実を少しでも知ってもらいたいと、世界トイレの日」は作られました。毎日利用しているきれいで使いやすい進化したトイレは、決して当たり前のものではないことを銘記しておきたいものです。開発した人々、施工業者、きれいにしていただいている人たちのおかげで素晴らしいトイレを利用できるのです。世界には用を足すときにトイレを利用できない人が26億人もいるという報告もあります。当たり前と思われがちなトイレですが、感謝の気持ちを持って有り難く使わせてもらいましょう。トイレ掃除をすると幸せになれるという伝えもありますね。

 私はいろいろな大学・高校・会社にお邪魔することが多いんですが、トイレを見ればだいたいのことが分かります。きれいに掃除が行き届いているかどうかを見ます。そういう点で、私の勤務する松江北高は落第です。オープンキャンパスに出かける生徒たちには、大学の「トイレ」「図書館」をチェックしてくるように指導しています。私の尊敬するイエローハットの鍵山秀三郎(かぎやまひでさぶろう)さんは、伸びる会社は、訪問すればすぐわかる。「いらっしゃいませ、おはようございますという爽やかな挨拶が返ってくる会社」、「事務所や工場がキッチリと整理整頓されている会社」「トイレの掃除がゆきとどいている会社」。この三つのことができている会社は間違いなく伸びる。逆に、これらが出来ていない会社は、今、ある程度の業績であっても、必ず駄目になる。そして、このことは人にもあてはまる。当たり前のこと、簡単なことをしっかりやり続けている人は、間違いなく成長する。逆に「凡事徹底」ができない人は絶対に伸びない」とおっしゃっておられますね。本当にその通りだと思います。もうずいぶん前になりますが、米子の「TOTOショールーム」の対応の爽やかだったこと、今でも忘れることができません。親切・丁寧な説明に、帰る時には玄関まで出て姿が見えなくなるまで見送っていただきました。

 私は全国いろんな駅に降り立つんですが、汚れたトイレも数多くありますね。トイレの場所が分からなくて苦労することも多いんです。大きな駅の場合は特にそうです。最近も、小倉駅で、博多駅で苦労しました。地元の松江駅の構内のトイレはまだ許せるにしても、米子駅のものはひどいですね。駅の片隅に追いやられています。長崎駅もそうでした。デパートなどもそうですね。エスカレーターを昇ったところにトイレの表示があれば、お客さんはずいぶん楽なんですが、ほとんどがわかりにくい場所にあります。もう少し利用者のことを考えた配置にしてもらいたいものです。

 駅のトイレということで、私が一番感心したのは、大分県の大分駅ですね。この駅は、2年前にデザイナーの水戸岡鋭治(みとおかえいじ)先生が、プロデュースされた駅舎なんですが、実に細かいところまでこだわりを持って一貫したデザインをしておられることが、トイレ一つとってもよく表れていますね。まず第一に、改札口正面の分かりやすい場所に配置されています。入り口からして素敵な外観です。

DSC01753 入口には温泉風の暖簾(のれん)がかかっていました。前室を設けて、「多機能トイレ」が通路から直接見えないような配慮もしてあります。左右勝手違いで2カ所に設置してあり、さまざまな身体状況の利用者を想定して、さまざまな装備が完備されていました。トイレに入ってまずびっくりするのは、壁一面に人気の特急「あそぼーい」のキャラクターの「くろちゃん」がそこらじゅうにちりばめてあり、トイレの雰囲気が非常に明るく可愛らしいものになっているということです。こんなトイレ初めて見ました。大便器ブースの間仕切りは天井まで立ち上げてあり、防犯対策を図るとともに個室感を高めています。お子様連れに配慮した背の低いキッズ小便器もあり、細かいところにまで配慮がなされていました。洗面コーナーは、間接照明DSC01750の光が空間を明るく照らしており、女性用トイレには、身繕いができるように全身鏡を配置したパウダーコーナー、小さめの棚と手荷物用の棚を設けているそうです(入ってみたわけではないので―笑)。男性用小便器の間には、プライバシーに配慮して圧迫感を与えない程度の間仕切りを設置していました。棚に荷物が置きやすいように鏡は少し高めに設置されていました。水栓金具は、ノンタッチで水の出し止めができる自動水栓を採用しています。できたばかりの駅とはいえ(リニューアルしてからおよそ2年です)、こんなきれいなトイレだったら、利用者もきっと気持ちよくきれいに使うと思います。お手本にしたいトイレです。トイレを写真に撮ることなどないのですが、ここだけは撮りたくなりました。 ❤❤❤

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人生は愛と友情と裏切りでできている

▲「西村京太郎記念館」で販売されている先生の色紙

▲先生書きたてホヤホヤの色紙

 西村京太郎先生(87歳)は、色紙にサインをされるときには、必ず「人生は愛と友情と裏切りで成り立っている」「愛と友情と裏切りと これが人生だ」という言葉を添えて書かれます。西村京太郎記念館」でも販売されていますね。展示されている色紙 に「人生 は、愛と友情と裏切りで 成り立って いる」と書いてあります。ご覧のように、西村先生は非常に達筆なんです。「愛と友情」ならわかるのですが、そこに「裏切り」とある のは、トラウマのようなものがあるのか、それが作家としてのエネルギー 源になっているのではないかと。そのあたりはどうなの でしょう か。」という質問に答えて、西村先生は「ミステリー だ からね(笑)」と答えられました。確かに、「人生は愛と友情である」と書い ても、ごくありきたりであまりインパクトはないですね。西村先生のご 経験 から、作品を書くときに「裏切り」を入れるということでしょうか、という質問に対して、先生は次のようにお答えになりました

  分の経験からです。親友が「矢島(本名)くんだけが 頼りだから」と言ってきたんですよね。そしたらそいつは全員に同じ手紙 を出していた。あれでがっくり来ちゃって、親友でもこんな ものかと。でも一人にだけ出したからって助けてくれないかもしれないから、僕だってやったかもしれ ない。そんなことがあって「裏切りで」と書きましたけれどもね。  ―日垣 隆『日本一有名な作家直撃・西村京太郎さん公開インタビュー』(2016年6月改訂版、Kindle版)

▲色紙を書く西村先生ご夫妻

 このお話をもうちょっと詳しく補足しておきましょうね。西村先生がいろいろと騙された経験のお話は、重田 玲さんが西村先生にインタビューした『人生は愛と友情と、そして裏切りとでできている』(SUN POST、2015年)に数多く出てきます。バブルの頃に、京都の東山に1億5000万円で買った家が、池の上に建っていた!(今でも持っておられます)、先生の作品を映画化したいと近寄ってきたプロデューサーを名乗る人物が、突然「あの原作はもともと私が書いたんだ」と言い出したとか、有名女優の名前を出して「よく知っているから」とか、プロデューサーの経験があるからとか、お金が絡むと、いろいろな人が先生の下に寄ってきました。これが人生です。

 「若いときの友達がいてね、役所時代の友だちなんだけど、彼は途中で役所を辞めちゃったんです。そして、彼から電話がきて、『友だちがいなくなっった』と。『親友は君だけだからなんとか助けてくれ』っていわれてね、お金を送ったりしていたんですよ。そしたら彼は誰にも『西村京太郎の親友だから』といっていたらしくて……」
 「お金持ちの作家さんが友だちだから、お金の都合はつくといったような…」
 「まぁ、よくある話と思ったけどね」
 「そういうときに相手を恨んだとかは?」
 「あんまり起きないね」
 「なんだか、達観されているような感じがします」
 「もともと、楽観主義だから(笑)」  (pp.112-113)

 私自身も、今までにずいぶん騙されたことがあります。J・スタインベックの短編「真珠」を苦労して訳した原稿を持ち逃げされたとか、母がお世話になった人から泣きつかれてお金を送ったら、返してもらえなかったとか(後日談があるのですが…)、ここ数年では、教育関係者に「英語センター本」を大量に送っても、いくら請求してもそのまま代金を払ってもらえなかったりとか(何度もあります)。人生は愛と友情と裏切りでできている」 まさにその通りだと感じます。上記のインタビュー本の帯には、騙されても裏切られても笑って許す。だけど忘れられないこともとありますね。これは、松本清張さんのことです。私が、松本さんの小説や2時間ドラマを好きになれないのは、この話を読んだことも影響しているんです。 ❤❤❤  

 

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on the condition that~

 今日のテーマはon the condition that…という熟語についてです。「…という条件で」という意味で、I will go there on condition that you accompany me.(もしあなたが一緒に来て下さるのならそこへ参りましょう)といった具合に使います。ほとんどの英和辞典もそのように記述していますが、私の観察によれば、最近のアメリカ英語では、on the condition that…とthe という定冠詞をつけて使われることも多いようです。もうだいぶん前になりますが、このことを報告して『ライトハウス英和辞典』では on(the)condition that…というふうに収録してもらっています。当時としてはこれは斬新なことでちょっと勇気のいることでした。しかし、現在ではtheが頻繁につくことは常識となり、ちらほらと辞典でも記述されるようになりました。授業で出てきたとき、以前のALTもtheがつくと言っていました。 theがついたほうが、「限定」の気持ちが強く出ると私は思っています。

 これは長年の私の用例収集において、かなりの数のon the condition that ~が集まっているという言語事実を反映させたものでした。

(1) You inform her that she can see the statue tomorrow night on the condition that she come alone and that she is not followed.―R.Cook, Sphinx.

(2) It had been just a few days ago that Uncle Tom had agreed to pay for all the therapy, but only on the condition that Daniel sign an agreement whereby he would never work in the union movement again.―H.Robins, Memories of Another Day.

(3) Ailing former Teamsters President Roy L. Williams, serving a prison term since December, 1985, for conspiracy to commit bribery, will be paroled Tuesday on the condtiion that he continue to cooperate with authorities in criminal investigations, the Justice Department announced on Friday. ―Los Angles Times, Sept.24, 1988.,1988.

またthatが省略される場合もあります。

(4) Two diplomats, who gave separate briefings on the condition they not be identified, also said…―The Boston Globe, Apr.1, 1987.

 故・ボリンジャー博士は両者について次のように述べておられます。参考になります。

 I find either on condition that and on the condition that perfectly normal. All that the artcile appears to do is to focus more sharply on the condition as a sort of requirement that is laid down. For instance, I would find it strange if someone said “On the condition that you win the contest I’ll pay you double the amount of you bet” unless you were cheating―that it, were able to determine beforehand the outcome. Similarly, “On the condition that it rains” would be odd, because one can hardly lay down the weather as something can be controlled, i.e., set up deliberately as a conditioning factor. But these would be OK without the.

 つまりtheがある方が条件としての限定度が強いわけですね。またthat節内の動詞の時制も問題をはらんでいます。You can go out on condition (that) you come[ should come, ×will come] home byu five. という用例が、ある学習辞典に載っていますが、この判定は疑問です。なぜなら’You can go out if I have your word that you will come home by five’ つまり5時までに帰ってくる意志があるのなら、約束ができるのなら、という気持ちでwill comeも可能だからです。もちろんそれを承知であえて学習的にwill comeを不可としているのであれば何ら問題はないのですが…。実際はそうではないでしょう。 ❤❤❤

【参考】 このような英語語法の問題にご興味のある先生方は、このブログの右にある「カテゴリー」「・英語語法」をクリックしてみてください。参考になる記事が出てくるはずですよ。私が辞典編集において、疑問に思って追いかけた表現のコラム記事です。

 

 

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「変なホテル」

★メインスタッフはロボット! 世界初のロボットホテル

 “ロボットが接客するホテル”として話題となったハウステンボス(長崎県佐世保市)のオフィシャル・ホテル「変なホテル」は、2015年7月に開業した世界初のロボット・ホテルです。ハウステンボスが旅行会社HISに買収された際に、既存のホテルを大幅にリニューアルして生まれた、無人化を目指したホテルです。初めてロボットがスタッフとして働いたホテルとして、ギネス世界記録に認定されています。受付やコンシェルジュの業務などをロボットが担うことで、通常のホテルの4分の1ほどの人数で運営していますホテルの宿泊料金が高騰するなか、手ごろな価格で快適に泊まれるローコストホテルを作るプロジェクトを3年前にスタートした。人が行っていた業務の7割程度を自動化して人件費を約3分の1に削減するとともに、最新の建築技術などを活用して光熱費も4~5割程度削減し、世界最高の生産性を追求した(ハウステンボス・澤田秀雄社長)と言います。変なホテル」はハウステンボス場外にあるオフィシャルホテル。どこが変なのかと聞かれた澤田秀雄社長(エイチ・アイ・エス 会長)は、いえいえ、変なホテルの“変”は、“変わり続けることを約束する”というコンセプトからとったもの。ロボットが活躍する次世代型のスマートホテルなんですよ」と語りました。実は、「変」は「変化」の変なのであって、「変わっている」ということを売りにしている訳ではありません。ホテルでいただいた領収書にも「変わり続けることを約束するホテル」(Henn na Hotel   A commitment for evolution)とありました。常識を越えた先にあるかつてない感動と快適性」を売り込みたいようですね。それにしてもインパクトの強い名前です。でも外観も、周りの環境も緑豊かで決して変ではありませんでした。 

 現在、「変なホテル」ハウステンボス、千葉の浦安、愛知の蒲郡の3つがあります。10月には、このロボットが接客する「変なホテル」を、今年12月から2019年3月にかけて、東京・築地、大阪・心斎橋、羽田空港、福岡・中州など10カ所で開業する予定と発表しました。100~200室規模で、観光客やビジネス客の取り込みを狙います。料金は2人1室で1人1万円以下を見込んでいるとのこと。

▲澤田秀雄社長

  ホテルの入り口には、有料ロッカー(500円)があります。チェックインまでの荷物を預かってもらうものでしょう。以前はこれもロボットがやってくれていたと聞きました。本館の入り口には、動作拡大型スーツ、スケルトニクス・ロボットが置いてあります。動きません。さあ、いよいよ チェックインをするためにホテルに入っていきます。

 玄関の自動ドアをくぐると、ピンクのかわいい人形がいて、「いらっしゃいませ、変なホテルへようこそ。左手の受付へ進んでください。」と促します。ハウステンボスのマスコット・キャラクター「ちゅーりーちゃん」です。実に可愛い。

 さて、受付です。このチェックインの光景は、よくテレビや雑誌にも出ているので、有名になっていますね。ロボットのこの受付の部分で、旅館業法における「台帳記載」という、必ず一筆かかせる部分を、どこまで省力化しているかが、気になっていました。フロントの前に行くと、目の前にチェックイン、チェックアウトの手続きを行う3体のロボットが待っています。両脇は恐竜の形をしたロボット「みらい」「きぼう」もいて、子供が喜びそうですね。ただやはり注目は、女性型ロボット「ゆめこ。チェックインからチェックアウトまですべてロボットが対応するというのが、このホテルの大きなウリです。女性型ロボット「ゆめこ」は上品な微笑みをたたえ、丁寧にお辞儀したり、目や口を動かしたりと、表情が実にリアルです。もう一体の恐竜型「みらい」くんも日本語と英語を話すバイリンガル。こちらでチェックインすることに。男の声でしゃべります。顔の造りが精巧で、目や眉毛の動きなどもバリエーションがあり、表情が大きく変わるのに驚かされました。大きな身振りを交えつつ、ガッと口を開けたり瞬きをしたりと、かなり迫力ある姿で接客してくれましたよ。ロボットに近づくと、人感センサーによりフロントに近づくと人感センサーが感知し、「いらっしゃいませ」「チェックインを押してください」とアナウンスがスタートとなります。電話番号を入れると、予約内容が確認され、OKを押すと、名前の署名をタッチパネルに行います。書いたのはこの部分だけ!!つまり、台帳記載のルールは、名前の署名だけでOKのようです。名前を記載した後は、横にある精算機から、部屋のカードと領収書が出てくるので受け取って、チェックインすべて完了です。 

  話題となっていた、客室まで荷物を運んでくれる「ポーターロボット」は9月末で終了していました。残念!自分で荷物を持ってお部屋まで移動します。この移動が若干不親切で、後ろの掲示を見て客室に進め、とロボットが指示するのですが、全く分からない場所で複数の建物A棟~D棟まで行くことは難しいので、ここの所は改善の要ありか?私は幸い通りかかったスタッフの女性に聞いて、A棟の101号室へと向かいました。気になるのが、ロボットや自販機によるサービスが中心なので、フロアに人間のスタッフがほとんどいないこと。そうなるとトラブルや急な質問、体調不良など緊急時の対応はどうなるのかと不安を感じますが、ホテル内の公共スペースはあらゆる場所をカメラで24時間監視しており、何かあったときには常時待機しているスタッフが対応する」(澤田社長)とのことです。ロビーには、たくさんのロボット(コミュニケーションロボット、サービスロボット)が展示されていて、ピアノの演奏まで行っていましたよ。

 さあお部屋にやって来ました。部屋の扉は顔認証でキーレスでも入れるシステムです。キーカードももらっているので、それを使っても大丈夫。スマートなシステムですね。宿泊客の利便性だけでなく、宿泊客が鍵をなくしたり部屋に置き忘れたりした場合の対応が不要になるメリットも大きいですからね。客室の前でカメラに向かってスキャンし私の顔を登録をします。後は「スキャン」ボタンに触れ、顔が認証されれば鍵が開く。ところがこれがスムーズに行かない。認証されれば「ACCEPT」と赤い表示がされてドアが開くのですが、私の場合はいろいろと角度を変えてスキャンしてみますが、何度も「REJECT」と出て(笑)部屋に入ることが出来ません!いったい私の顔はどうなっているのだ?!仕方ないので、カードキーを使って部屋に入ると、「こんにちは」とかわいらしい声がしました。声の主は、ベッド脇にちょこんと座った「ちゅーりーちゃん」です。会話ができるロボットで、たとえば「ちゅーりーちゃん」と呼びかけてから「電気つけて」と指示すると、部屋の明かりをつけてくれます。ほかにも現在時刻や室内温度、今日・明

▲部屋着にはロゴが

日の天気を聞くと教えてくれて、目覚まし(モーニングコール)の時刻設定も可能です。この「ちゅーりーちゃん」ロボットはとても賢く、可愛らしくもあり、可笑しくもあったので、後日改めて取り上げます。電力とコスト削減のため、各客室には通常のホテルには備わっている電話もありません。以前はテレビやエアコン、冷蔵庫、部屋着もなかったそうですが、今回はちゃんとありました。空気清浄機もありましたよ。室内の照明が人感センサーで点灯・消灯して、電力消費を抑えています。以前はなかったという、お部屋の照明のリモコンも置いてありました。ただ勝手についたり、消えたりして不自由でした。人感センサーが働いているのでしょう。お部屋は普通のビジネスホテルのようで、スタイリッシュなデザインで、シンプルな機能を備えていました。ベッドはシモンズ社製で快適でした。

 ホテル内に飲食施設はなく、アメニティ(ひげそりも自分で買えと100円でした)と軽食、ドリンクの自動販売機が設置されています。朝食付き宿泊プランの場合、朝食はすぐ近くの健康レストラン「AURA(オーラ)」を利用します。A棟から階段を降りて外へ出て歩いて行きます。雨の日は困るだろうなと思いました。レストラン入り口には野菜工場「とれたてファーム」施設があり、無農薬野菜が作られる様子も確認できました。栽培・実験している新鮮な野菜などを使った地産地消ビュッフェが食べられます。どちらかというと和食寄りの食材が多いという印象でした。結構美味しい食事でしたよ。

 従来の同規模ホテルと比べて、人件費を約3分の1に削減し、光熱費も半分に。要するに、ホテルの最大のランニングコストである人件費をどこまで切り詰められるか、チャレンジをしたホテルです。将来的には9割以上を自動化・ロボット化して、世界最高の生産性を追求したいと意気込む澤田社長です。 

 その他、気づいたことを箇条書きで挙げておきますと、
・室内は広くきれいで快適でした。ビジネスホテルとあまり変わらない。
・室内の設備は最小限で、食器はカップ2つのみ(ソーサーやスプーンなし)、小さい冷蔵庫と湯沸かし器あり、テレビは32インチSHARP製。エアコンと空気清浄機もあり。
・ユニットバス・トイレは1坪タイプで広かったです。
・アメニティは、歯ブラシ、歯磨き粉、櫛のみ。それ以上欲しい人は、A棟の自販機で買うこと。自販機にはアメニティがたくさん売っています。 
・壁に室内照明のスイッチがないのは、さすがにわかりづらいので、つけてほしかったです。リモコンもあるのですが、自由自在に操作というわけにはいかず困りました。
・いろいろなサービスを有料に切り分けている感じです。

  結論的には、1回は泊まってみたいものの、もう1回泊まりたいか?と聞かれると、遠慮しておきます(とアンケートには書いておきました)。前回は、ハウステンボス内の豪華オフィシャル・ホテル「ホテルヨーロッパ」で、至れり尽くせりの「人」のサービスを受けたので、その印象が鮮やかに蘇ってきました。やはり私は「人」がいい。  ❤❤❤     

(追記) 松江に帰ってから、11月5日(日)付けの『日本経済新聞』によれば、この「変なホテル」に、11月9日から無人の変なバー」がオープンするそうです。客席のタブレットに女性のロボットの画像が現れ、提供するお酒などを説明して、ロボットを通じてリアルタイムで実際の女性との会話を楽しむこともできます。飲み物は無人のカクテルマシンやビールサーバーで提供するそうです。ここではタブレット上で、女性のロボットが接客しますが、生身の人間とロボットを融合する形で接客することもできるという点で非常に面白い試みといえるでしょう。いくらAIが発達しているとはいえ、ロボットとの会話では自ずから限界があるでしょうし。澤田社長全部ロボットでやろうとすると失敗する。人が補うことで実用化が早まる」とのこと。

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新しいカメラを買った!

<パート①> 気に入っていたが…

 今まで、このブログの写真はミラーレス一眼の「ソニーα6000」で撮影していました。以前は、私は「キャノン」派だったのですが、保証期間中にもかからわず(落とした訳でもないのに)、法外な修理代を取るキャノンの会社の体質に嫌気がさしたこともあり、夜景がとってもきれいに撮れるソニーのカメラに惹かれていたこともあり、店員さんの親切なアドバイスもあり、思い切って、今まで買い溜めたキャノンの種々のレンズが遊んでしまうこともかなぐり捨てて、「ソニー」派へと舵を切ったのでありました。以来、ずっとこのカメラを使ってきましたが、フォーカスの速さや、画質の美しさなど、結構満足していたんです。「ブログの写真がとってもきれいですね」とお世辞を言ってもらうことも結構あり、ずいぶん気に入っていたカメラでした(腕ではなくカメラですよ)。

 ところが、今日、田和山の辺りを電動自転車で走らせていたところ(森のくまさん」「今井書店グループセンター店」「ウィーンの森」が目標)、道路にちょっと段差があって、バッグからカメラが飛び出て、アスファルトの路上にポーンと落ちてしまいました。あー、やってしまった!!すぐに拾い上げて電源を入れてみますが、レンズが認識しません。昨年もやはりレンズが認識しなくなり、ソニーに修理に出して直してもらいました(キャノンと違って非常に良心的でした。ここら辺でお客さんの心が離れたり、ファンになったりしますね)。今年になっても、フラッシュが上がったままの状態になり収納できなくなってしまったので、これも修理してもらいました。さすがに今回はもうダメだ!早速、なじみのお店に行って相談しました。幸いレンズが認識しないだけで、本体は壊れていないそうなので、新しいレンズを購入すればまだ十分使えるとのことでした。参考までに、最新のカメラを見せてもらい説明してもらったところ、今使っている機種の後継機「ソニーα6300」がすごいスペックになって登場しているということで、ファインダーをのぞかせてもらいました。格段にきれいです。さらに最上位機種の「ソニーα6500」も最近出たらしく、これものぞいてみましたが滅茶苦茶美しい画面です。もうこんな美しい画面をみてしまうと、自制心がなくなってしまいますね。とても親切な店員さんだったので、せっかくだから新しい「ソニーα6300」を買うことに決めました。

 「ソニーα6300」スペックを見ると、現状のミラーレスカメラの中でもトップクラスの性能を誇りますね。2,420万画素のAPSS-Cセンサーを搭載して、最高ISO51200での撮影が可能になりました。425点の像面位相差AFポイント(世界最多)で、正確に被写体を補足して、高い精度でのピント合わせができます。顔を明るくキレイに撮れる「顔検出」は今まで同様の機能です。瞳にピントを合わせられる「瞳AF」の機能も追加されています。被写体が動いても、瞳にポイントを合わせて追いかけることができるんです。一眼レフの上位クラス並みのAF速度を実現しているかもしれません。α6000」と比べて縦寸と横寸が同じ、奥行きが3.7mmだけ大きくなって重量も76g重くなりました。思い出を美しく残せる「4K動画」も魅力です。また今回、シャッター音を気にせずに撮影できる「サイレントシャッター」機能がつきました。発表会・式典などで、音を立てることを控えたい場面で威力を発揮します。

 「ソニーα6300」の素晴らしいところは、小さくてもきれいで、速く、簡単なところにあります。あとは「サイレントモード」ですね。AFの追従性は間違いなく高くなっていますね。コレはすごい。α6000」も高速性はありましたが、追従性がイマイチだったので、高速なスポーツ撮影をするにはいいかもしれません。ただタッチ操作、タッチフォーカスができないのは、これだけ多くのAFポイントを備えているカメラにしては残念です。初心者にとっては狙ったところに、AFを持っていくのは結構難しいので、タッチフォーカスが望まれるところです。手ぶれ補正は、レンズ側にブレ補正機能がついているので大丈夫です。ソニーの高感度はめちゃめちゃ優秀なので夜景にはめっぽう強いです。一般的に考えてソニーは高価格です。初心者や素人が簡単には手が出せない(10万を超える)価格は、今後の検討課題でしょうね。

 今まで使っていた「ソニーα6000」のボディも、レンズを交換すれば、まだ使えるということだったので、新しいレンズも頼んでおきました。これで「ソニーα6300」「ソニーα6000」の二台体制で、今後写真を撮ることになります。満足、満足!! ❤❤❤

<パート②> ところが…再び悪夢が!

 上に書いたような訳で、ソニーの「α6000」「α6300」の二台を持って長崎・ハウステンボスに旅行に出かけたんです。先日ポカ」でも書いたように、出国間際の路上に、買ったばかりの「α6300」をうっかりバッグから落としてしまいました。⇒コチラ  もうこれで何回同じ過ちを繰り返したことか!!松江に帰り、どうしようと思っていた矢先に、キャノンから、「EOS M-100」という新しいミラーレスカメラが新発売(10月5日)されました 。ソニーに乗り換えるまでは、私はキャノンの一眼レフやミラーレス「EOS M-2」を使っていて、レンズ(望遠、単焦点、広角等)も買い溜めていたんですが、ソニーに変えて以降は、このレンズ群が役に立たず家で遊んでいたんです。それも勿体ないことなので、お店の人に勧められたこともあって、今回これを契機に、もう1台「EOS  M-100」を買ってみることにしました。今日入荷の電話があって、取りに行ってきました。いつもの馴染みの店員さんを探しましたがおられませんでした。接客をした若い店員が、①レジの操作ができない、②下取りの手順が分からない、③請求金額を間違える、④ストラップをつけるのに説明書を見ながらすごく時間がかかる、⑤書類を入れ忘れる、あまりの手際の悪さ・モタモタぶりに、貴重な時間を思わぬ形で取られてしまい、イライラが頂点に達して、「お客さんが逃げますよ!」と注意してしまいました。いつも接客してくださる何人かの店員さんは仲良くなっていて、いつも手際よく、的確なアドバイスをしてくださるだけに(効果的な写真を撮るための操作まで詳しく教えて下さいます)、残念でした。こんな風にして、お客離れが起こるんですね。

 数日使ってみての印象を書いておきますね(今日は「鳥取花回廊」で試し撮りをしていました)。鞄に入れてもかさばらない小型・軽量ボディに、ちょっとオシャレなデザインです。以前は鋭さがあった各部のエッジ部分が緩やかになり、全体的に曲線が強調されているのは、明らかに女性目線でしょうね。滑りにくくグリップしやすくなっているボディ前面の処理も、女性には喜ばれることでしょう。いつもブラックのボディを買っている私は、ホワイト、ブラック、グレーの3種類の中から、今回は気分転換にホワイトを買いました。マイスタイルキャンペーン」で応募した全員にもらえる、9種類の中から選べるフェイスジャケット(先着2万名)(私はグリーンで申し込みました)に、ストラップ&レンズキャップ(先着1万名)(私はネイビーで申し込みました)をまとえば、自分独自の1台が完成します(登録後に領収書と保証書を画像に撮って、ネットで応募するというシステム)。届くのが楽しみです。2420万画素のセンサーにISO100~25600とかなりのスペック。夜景や室内など暗い条件でもノイズの少ないキレイな写真を撮ることができます。シーンインテリジェントオートを使えば、カメラ任せで簡単にキレイな映像をカメラが自動で設定してくれます。内蔵ストロボ6.1コマ/秒の高速連写に、タッチフォーカスタッチシャッターの機能も。タッチパネルを搭載しているので、スマホと同じような直感的な操作が可能です。撮りたいものにタッチするだけでピントが合い、そのままシャッターが切れます。撮影モードやホワイトバランスの変更など、ほとんどのカメラ設定をタッチ操作で行うことができます。ピント位置の変更もラクラク。これが一番ソニーと違うところで、便利な部分です。180度チルト液晶で「自分撮りモード」「美肌モード」も可能です。7種類のクリエイティブフィルターを使えば、ひと味違ったアーティスティックな仕上がりも可能ですね。今回マゼンタグリーンが追加されています。ライブビュー画面を見ながら、「ぼかす⇒くっきり」や「すっきり⇒あざやか」といった効果をスライダーで調整できるクリエイティブアシストも便利です。ちょっと不便だと思ったのは、記録メディアを入れる左側面のカバーが開けずらいこと、液晶モニターを引き上げないと開きません。撮ってみた印象は、結構細かい部分までキレイに描写できる感じですね。今まで遊んでいた数々のレンズが復活できたというのが一番の喜びかも知れません。レンズを替えると今までとは違う世界が見えてきますから。久々に手にしたキャノンのカメラ「EOS M-100」は、表現の幅がずいぶん広がっていました。「小さいけれど、確かな描画力」、特に高度な知識や経験がなくてもスムーズに操作が可能なのは、さすがにキャノンと感心してしまいました。こんなに便利で頼もしい相棒はありませんね。これからの秋の光が美しい季節、色んな情景を捉えるのが楽しくなるに違いありません。

 これで私の手元には、キャノン一丸レフ、パナソニックコンパクトデジタルカメラLumix、ソニーミラーレスα6000、α6300,キャノンEOS M-100と5台のカメラが控えています。用途に合わせて使い分けたいと思っています。それにしてもお金がかかること…。トホホ……。 ❤❤❤

▲今日の花回廊からの大山 ソニーα6300

▲キャノンM-100で撮った大山

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「ハラダ」のラスク

◎週末はグルメ情報です!!

 ガトーフェスタ・ハラダ」は、創業百年の永きにわたって愛されている会社です。和菓子の製造業者として発足、製パンに着手したのは配給パン時代の昭和21年のことでした。以来今日まで「ガトーフェスタ・ハラダ」の高品質なパンは、姉妹品の洋菓子、和菓子とともに定評のあるところです。パンづくり60有余年の研究と経験から究極のフランスパンに到達し、そのフランスパンを用いて、ガトーラスク「グーテ・デ・ロワ」を完成させました。私は、昔からラスクには目がなくて、松江南高校すぐ近くの「ローズ」のラスクを好んで食べていました。でも、このお店が潰れてしまい、現在は美味しいラスクのお店が近くにはないんです。全国大きなデパートには、ハラダ」のお店があるので、私はいつもお土産に買って帰り、喜んでもらっています。先日、博多の「阪急デパート」地下のお店では、ハロウィンデザインの、今日はクリスマス仕様のラスクを買って帰りました。サクサクと美味しくいただけます。

フランスでは、お茶会のことを「グーテ・デ・ロワ(王様のおやつ)」といい、贅沢で楽しいこととされています。フランスの食文化のシンボルと言われている良質なフランスパンをラスクに仕上げました。どうぞバター風味の芳ばしい「王様のおやつ」を、ご賞味、お楽しみください。
(ガトーラスク・グーテデロワの包装紙より)

 フランスパンをラスクにしているんですね。ハラダのラスクは一袋に2つずつ入っています。一番有名なのは「グーテ・デ・ロワ」というラスクです(写真)。他にはホワイトチョコレートやワインに合うソムリエなどもあります。

ガトーフェスタハラダ(グーテ・デ・ロワ)

 同社は創業100 年の歴史をもつお菓子メーカーですが、その起源は高崎市新町の片隅で、地域の学校給食用のパンを作りながら細々と経営を続けてきたお店でした。古い店舗兼住宅の居間で営業をしていました。わずか10年で群馬県の小さな洋菓子店が、東京はおろか今や全国でその名をしられる大人気菓子メーカーになるとは、いったい誰が想像したでしょうか?転機が訪れたのはラスク「グーテ・デ・ロワ」 の誕生、バターを塗ったフランスパンに砂糖をのせて焼いたシンプルな洋菓子のラスクです。「安くて美味い」、ご近所のお年寄りたちの間で評判になり、彼らが群馬県内の親戚、知人への盆暮れの挨拶にこのラスクを贈り始めたことから、口コミで徐々に広がっていきました。グーテ・デ・ロワ」(王様のおやつ) と命名されたこのラ スクが誕生した10 年前、同社の従業員数はわずか15 人。知人の工場の一角を借りて、地元の学校給食用パンの生産をしていた、どこの町にもあるごくふつうのお菓子屋さん兼パン屋さんでした。なぜこんな大成功ができたのでしょうか?それは、どうせ作るなら日本一美味しいラスクを作りたかった」という並々ならぬ決意でした。本気で日本一を目指したところに、勝因の一つがありました。まず彼らが取り組んだことは、日本全国で売られていたラスクを全て集めて試食をし、そしてそれらすべての味を凌駕するという道筋を描き、実行していったのです。その奮闘ぶりを象徴するのが当初、彼らがラスク作りに「カルピスバター」を使用していたことです。これはあの有名な“カルピス”の製造過程でできる最高級のバターで、量が極めて少ないことから入手困難なものとして知られています。その「カルピスバター」を手に入れてラスク作りを始めたという一点で、同社の日本一に対するこだわりの強さが十分に伺えました。グーテ・デ・ロワ」 のメガヒットをきっかけに事業規模はうなぎ登りとなり、いまや松屋銀座店、京王百貨店新宿店、東武百貨店池袋店、阪神百貨店梅田本店等々、日本を代表する百貨店に堂々たる店舗を構えるまでになりました。今でこそ「ガトーフェスタ・ハラダ」は商品力、マーケティング力、地道な営業力等々、どれをとっても優れた一流企業に成長しましたが、元をたどれば群馬と埼玉の県境に近い、少子高齢化の進む田舎の中小菓子メーカーでした。私はこのハラダの店構えと味がとっても気に入っています。 ❤❤❤

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「クナイプバスソルトスーパーミント」アゲイン!

 上の写真は、私の夏のお気に入りだった入浴剤「クナイプバスソルトスーパーミント」です。先日も紹介しましたね。⇒コチラです  2017年4月24日に発売になった、新しい季節限定のバスソルトです。まずは見た目から、このパッケージの寝そべっているペンギンが何とも言えない可愛らしさです。脱力して実に気持ちよさそうですね。It’s a super cool time  ちょっとだけ ひとやすみ」というネーミングもチョット 素敵です。たっぷりと850g入っていますから、1回が50gだとしたら17回分ですね。クナイプって?セバスチャン・クナイプという神父さんが、植物や自然の生命力に着目して誕生したのが「クナイプ」なんです。フタを開けてみると、ちゃんと計ってバスソルトを入れないと、かなり入れ過ぎちゃう恐れがありそうですね。天然由来の成分入りなので、変色防止のためにボトルが茶色いのかな??フタはというと、この内側1杯分が約1回分になります。粗めのバスソルトですね。涼しげな香りがしてきます。単なるさわやかな香りではなく、奥深い香りです。クナイプにはこだわりがあって、1)植物由来成分配合、(2)防腐剤不使用、(3)パラフィン、シリコン、鉱物油不使用、(4)動物実験は行っていませんで自然に寄り添い、人間が本来持っている自然治癒力を高めます。なんとこのクナイプのバスソルト、ドイツではシェアナンバーワンみたいですよ!!ミネラルを豊富に含む岩塩を使用し、・温浴効果 ・血行促進 ・発汗作用 ・保温作用、に優れているそうです。しかもお肌を引き締めてすべすべにする美肌効果もあるそうですよ~!!4種の天然ミント

  • ハッカ葉油

  • セイヨウハッカ油

  • ミドリハッカ葉エキス

  • ペニーロイヤルミントエキス

を配合していて、頭も心もすっきりとクリアにしてくれます。古代海水を精製した天然岩塩を主に使用していて、天然ミネラル豊富なお風呂にゆったりと入浴することで、体が芯から温まりますね。自然の力を集めた植物オイルや植物エキスも配合しているところがポイントです。清涼感もあって、じめじめした季節に持って来いです。キャップに軽く1回分を出してみます。スーッとミントの涼しい香りがします。匂っただけで鼻が通るくらいのミントパワーです。ソルトの粒粒をよく見ると、細かいヒスイみたいでとってもキレイです。ゆっくりお風呂に入ることで、体の芯からぽかぽかになるだけでなくミントの香りも楽しむことが出来ます。クールな使用感で、お湯に溶かしてお風呂に入ると、一瞬ひやっとします。暑い日もこれを入れると、おうちのバスルームが避暑地に早変わりする感じです。全身お湯に浸かってしまうとミント感は感じなくなりますが、ミントの清涼感のある香りが涼しさを感じさせます!!香りは、ペパーミントの他にペニーロイヤルミントを使っているせいか、どこかほのかに甘い優しいミントの香りがします。ミントの爽快で甘い香り、そして立ち上る清涼感、夏の蒸し暑い時期の火照った身体を爽やかに静めてくれます。風呂上りは空気に触れるとおしりがスーッと爽快。ミントの爽快感が好きな方にはお勧めです。クナイプを入れると、肌触りが柔らかくなったような気がします!お湯の質まで柔らかくなって、リラックス度がよりアップしますよ~。いつもの安い入浴剤より、温まって汗をかきやすくなるような気がします。私は時間がある時には15分~30分くらい半身浴をしているのですが、より汗をかいて体の芯まで温まります!!風呂上りも気持ちがいい!お風呂から上がってタオルで拭いていると、ひんやりクールな感じがありました。このパッケージのペンギンみたいに、でろーんと全身の力が抜けてリラックスできますよ~!!

 私はまずお風呂にお湯を入れる前に、このバスソルトをバスタブに1回分入れて、お湯を注ぎます。すると下の写真のように泡風呂のようになるんです。ここに浸かって、ジャグジー」のスイッチを入れると、ますます泡がモコモコとしてきて気持ちいいんです。夏の暑い日には最高のバスタイムでした。ただ残念なことに、季節限定で販売が終了されてしまったらしく、先日も博多・小倉・岡山・広島・倉敷で探しましたが、どこも売れていませんでした。いつも買っている米子ロフトも、生産終了のため置いていませんでした。ネットでも見てみましたが、やはりもう手に入らないようですね。ぜひ再発売してもらいたいバスソルトです。♥♥♥

(追記) どこでも手に入らなかったこのバスソルトですが、なんと!旅行先の長崎駅アミュプラザ内の「東急ハンズ」に、1缶売れ残っていました(買う人がいなくて売れ残ってたんでしょう)。袋入りも数点残っていたので、全部買い占めてきました。やはりのぞいてみるもんですね。ラッキー!ということで、今晩は久しぶりにミントの香りを楽しみました。

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「西村京太郎記念館」の死体

 私が、西村京太郎(87歳)先生「中毒患者」であることは、今までいろいろ書いてきたことからお分かりだと思います。神奈川県・湯河原にある「西村京太郎記念館」の玄関を入ったところに、殺害現場を示す人型の死体の影がころがっています。初めて訪れたときには、入った途端にビックリ仰天でした。そして血痕が…。2階展示場へ上がる階段にまで血痕が点々と続いています。 が、 血痕は階段の途中で無くなっています。この謎が解けそうで、解けずにいました。私もさすがに推理ができずにいた問題です。「う~ん、これはなぜだ??」

 日垣 隆『日本一有名な作家直撃・西村京太郎さん公開インタビュー』(2016年6月改訂版、Kindle版) をアマゾンで手に入れて、ようやく長年のその疑問が氷解しました。西村先生が答えておられます。記念館の玄関を入ったところに、殺人現場を示す人型の場所があるのですが、血痕(の模型)が 階段の途中で 無くなっていますよね。 たぶん謎があると思うのですが、解けずにいます。」最初はあそこに人形 を置くつもりだったんですよ。人形に短刀を刺しておいて、 人形をまたいで入ってくるようにしたかったんです。そしたら、子どもが怪我する かもしれないから危険だというのでやめて、人型にしました。人型は安いんですよ。 血の方が高いんです。だから階段の途中までしか 置か ない。経済的理由です。」 そうだったのか!!納得しました。

 西村先生は、もうすぐ著書が記録的な600冊の大台に乗ります。12月発売の『北のロマン 青い森鉄道線』(徳間書店)が大記録達成の記念すべき一冊となります。西村先生の目標は、635冊(東京スカイツリーの634mを1つだけ上回りたい)ですから(私の西村先生インタビューは⇒コチラです)、ゴールが見えてきました。今後のご予定は、下記の通りです。1ヶ月に新作1冊、なんともすごい執筆ペースですね。西村先生、635冊と言わずに、もっともっと上を目指して下さい!  ❤❤❤   

2017年11月 『青海線レポートの謎』(KADOKAWA)
2017年12月 『北のロマン 青い森鉄道線』(徳間書店) 【600冊目!】
2018年1月  『出雲伝説と木次線』(実業之日本社)
2018年1月  『広島電鉄殺人事件』(新潮社)
2018年2月  『西から来た死体 錦川鉄道殺人事件』(中央公論新社)
2018年3月  『十津川警部 九州観光列車の旅』(集英社)
2018年4月  『京都感傷旅行』(文藝春秋)
2018年5月  『ストーブ列車殺人事件』(双葉社)

 

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菊の恐竜展

 ちょっと暇ができると、私は「とっとり花回廊」に出かけています。美しい花を見ていると、心が癒やされるので、私の癒やしスポットベスト3となっています(残る二つは足立美術館、由志園)。今日も授業がなかったので、出かけてきました。10万株のサルビアの真っ赤な花の絨毯(⇒コチラです)も見どころですが、毎年花回廊で、動物やハート型オブジェが人気の「菊のトピアリー」。今年は「菊の恐竜展」と題して(~11月5日)、「西館テラス」に足を踏み入れると、恐竜を象(かたど)ったトピアリー(topiary=常緑樹や低木を刈り込んで作成される西洋庭園における造形物。鳥や動物をかたどったり、立体的な幾何学模様を造る)を多数展示していました。日本の伝統技術「懸崖菊(けんがいぎく)」のアレンジによる菊の恐竜のオブジェです。今にも襲い掛かってきそうな高さ2.5mにもなるティラノサウルス、全長4mにもなるステゴザウルス、親子でほほ笑ましいトリケラトプス、プロムナード橋のパーゴラを見上げればプテラノドンと。まるで菊のジュラシックパークです。「菊」は日が短くなることで花芽を付ける短日植物なので、秋の深まりとともに花が咲きそろい、カラフルに変化した恐竜たちがにぎわっています。秋晴れの日に映える恐竜に癒やされてきました。期間中に徐々に開花して色づいていく変化の様子も楽しめますね。恐竜たちはいったい何色になっていくのでしょう?それにしてもソニーのカメラはきれいに撮れます。 ❤❤❤

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ハウステンボスのハロウィン

 今回で三回目の「ハウステンボス」訪問になります。園内は「ハロウィン」一色でに染まっていました。幸運を招くと言われる「尾曲がりねこ」が巨大になって登場! 7mの「巨大ねこ」や「ねこアバター」と一緒に、スリラーシティで行われる ハロウィーン・パーティに向けてパーク内をパレードしていました。すごい迫力でしたね。 ❤❤❤

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「引用符」の意味

 ほとんど学校の授業では無視されている「引用符」のお話です。学校で使っている参考書にもほとんど扱われていませんから、当然と言えば当然なんですが、日本語の「 」に相当する、という理解だけで済ませている生徒が多いのです。私は授業では、結構うるさくこの「引用符」の意味について、生徒たちに質問することが多いんです。こういうことが気になりだしたら本物」とまで言っています。英文としっかり向き合いたいですね。

 例えばこんな例を考えてみましょう。

 He is very “kind” and always helps me. 彼はとても「親切」で、いつも私を助けてくれる。

この英文を見て、上のように訳して何も考えない人がほとんどです。失格!彼は本当に親切なのか?「実はそうじゃないんだけど…」っていう反語皮肉の意味が込められていることに気づかなくてはいけません。この場合は、「実は親切じゃない」と言っているように聞こえなくてはいけないのです。

 英語の文章で「引用符」を使うのは、次のような場合です。
① 人の発言や引用
② 専門用語や新しい用語、通常と異なる意味で使われている語
③ 書籍の章名や新聞記事のタイトル
④ 反語や皮肉

①~③はそれほど難しくはありませんが、には、特に注意が必要です。真意を取り違えることになりますから。「この引用符はどんな意味?」と教室で聞くと、すぐに「強調」と答える生徒が多いんですが、英語で強調するときは、下線を付けたり、イタリック体やボールド体で表現するのが一般的です。私はその後の生徒の理解をスムーズにするために、低学年の頃から「世間で言うところの(⇒私はそうは思わないが…)」と考えるように指導しています。三年間そういう意識で英文に接していると、だいたいの要領が分かってくるんです。「あ、また出てきた!」と気がつくようになるんです。要はアンテナを張っているかどうかなんです。最近、スチーブ・モリヤマ『イギリス英語は落とし穴だらけ』(研究社、pp.30-31)でも、この二重引用符の「皮肉用法」が取り上げられていました。

 こういう引用符」は、今まで教科書や問題集の長文に山のように出てきているはずなのですが、アンテナを張っていない生徒は、全くスルーしてしまっている場合も多いんです。今回の「第3回全統記述模試」の英文和訳問題にも、このことが出題されましたね。北高の生徒でも、これに気がついている生徒は、半分までいませんでした。低学年でそういう指導を受けていないからでしょう。「寒中水泳大会」で、凍えるような水の中を泳ぐことは、精神や体を鍛える効果があるとされるが、果たして本当に健康増進に役立つものなのか?という主旨の英文の最後の部分が、下線部和訳問題として出題されました。こんな英文です。

the only potential ‘benefit’ you get from doing it in cold water is that extra layer of fat. 

 おそらく大半の生徒は、「冷たい水の中でそうすることから得られる唯一の潜在的な「利点」はその余分な脂肪の層だ。」といった答案を書いたことと思います。問題はなぜ「利点」に引用符が付いているのか?という点です。筆者は脂肪の層が余分につくことを、決して「利点」とは思っていないことを見抜かなければいけません。皮肉として述べているのです。先ほど述べた引用符の処理の仕方=「世間で言うところの(⇒私はそうは思わないが…)」がそのまま当てはまりますね。ついでに言っておくと、potential「潜在的な」は「~しそうな可能性のある」という意味です。日頃から、「名詞モード」《難》「動詞モード」《易》に直して読みなさいという注意を常にしていますので、「冷たい水の中を泳ぐことで得られる利益となりそうなのは、せいぜい余分に脂肪がつくくらいのことだ」と処理したいですね。この「名詞モード」から「動詞モード」への転換も、難関大指導では重要なポイントです。

 いずれにしても、引用符(“  ”)、ダッシュ(―)、コロン(:)、セミコロン(;)、コンマ(,)など「句読法」の文中での働きを意識するようにしたいですね(今日の補習科の授業では、セミコロンが出てきて、その働きを詳しく考えて見ました。コロンとどう違うのか?)。残念ながら、現場のほとんどの総合参考書は役に立ちません。無視です。難関大に合格する生徒は、こういうことにまで気を遣いながら英文を正確に読んでいます。こういうことに気がつきだしたら、「進歩したね」と褒めてやります。 ♥♥♥

¶ 最近の模試の「見直しプリント」を、「ダウンロードサイト」に登録しておきますね。徹底的に自分の答案と向き合うこと」―「進歩」のカギはここにあります。生徒も教師もやりっ放し」は絶対にダメです。

・「2017年3年生10月ベネッセ・駿台記述模試」見直しプリント(2枚)

・「2017年3年生10月全統記述模試」見直しプリント(2枚)

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字幕翻訳家・戸田奈津子さん

 最近、俳優ハリソン・フォードが新作映画「ブレードランナー2049」PRのために9年ぶりに来日したときに、記者会見場で、ちょこんとハリソン・フォードの横に座って通訳をしておられたのが、映画字幕翻訳者の戸田奈津子(とだなつこ、80歳)さんです。東京都出身、津田塾大学英文科卒業。故・清水俊二氏に手ほどきを受け、地獄の黙示録』で注目され、以後は、E.T.』『インディ・ジョーンズ』『タイタニック』『スター・ウォーズ』などの大ヒット作を担当、また海外映画人との親交が深いことでも知られます。トム・クルーズブラッド・ピットなど、有名映画スターが来日する度に、通訳として駆り出されておられますね。戸田さんの字幕ファンである私は、このブログで2回ほど彼女を取り上げています。⇒コチラコチラです

 戸田さんは、1994年、58歳のとき「加齢黄斑変性」(かれいせいおうはんへんせい)と診断されました。高齢者の主な失明原因の一つです。網膜の中心にある「黄斑」(おうはん)に異常が生じ、物を見た時に中心部が見えにくくなり、ゆがむ・暗く見えるなどの症状が起こる病気です。戸田さんの「自叙伝」とも言うべき本が出ています。戸田さんは自分で書かれることはないので、映画ライターの金子さんがまとめています。戸田奈津子・金子裕子『KEEP IMG_5805ON DREAMING』(双葉社、2014年)がそれですが、そこには、このように内臓的にはいたって健康なのですが、唯一、眼にだけは酷使のツケが回ってきました。もともと超ド近眼だったのですが、それも原因で、左目が最近iPS細胞の移植ですっかり有名になった「黄斑変性症」になりました。左目の中心部がドーナツ状に真っ暗で、字も読めないのですが、幸い、眼は2つある!片方の目だけでなんとか今日まで過ごすことができ、かなり怪しくなったけれど運転も続けています。」(pp.176-177)とありました。これまで語られることのなかった戸田さんの素顔が垣間見える、とっても面白い本でした。一途に映画を追い続けた少女が、20年もかけていかにして夢を叶えたのかを語る自伝となっています。「映画だけで終わった人生なんて、単細胞かもしれませんけれど、ほかに行きたい道がなかったのだから仕方ありません。」という言葉に、戸田さんの映画字幕人生への自負を見た気がしました。現在は月一本のペースで字幕をやっておられます。

  私は若い頃、戸田さんがアメリカの人気マンガ「ガーフィールド」の翻訳をされたことがあり、その推薦文を書かせていただいたことがあります。今となっては懐かしい思い出です。

 雑誌『CNN ENGLISH EXPRESS』11月号(2017年、朝日出版)に、そんな戸田さんの最新インタビュー「自分の「好き」を追い続ければ道は自ずと開ける」が載っています。これが示唆に富んでいて、実に面白く読みました。ぜひみなさん読まれることをオススメしておきますね。戸田さんの回答で気に入った部分は下線を引いておきました。そこでは、字幕翻訳で最も大切なのは英語力ではないと断言しておられます。

 字幕は一瞬でわからないといけないから、ややこしい文脈はダメなんです。アメリカ文化と日本文化の違いもあるし、ジョークなどもそのまま訳したって、面白いわけがありません。ただ直訳すればいいというものではない。そんなギリギリのセリフを字数制限がある中で作り出すことができるのは、やはり日本語力です

 会心の字幕翻訳だという作品はあるか?との質問に答えて

 自信を持ってできたなんていえる作品は一つもありませんよ。今だって自信なんかありません。どんなキャリアだって、自信なんて持つようになったら終わりですよ。今でも「このセリフでいいかな、どうだろう」と不安に思いながらやっています。映画は題材によってワンパターンではなく、ケースバイケースで変わりますしね。ルールがあるわけじゃなくて、映画が「こういう言葉を使ってね」と語りかけてくるんです。お調子者のキャラクターが出てきたら、「チャラチャラした言葉を使ってね」と。こちらで決めているのではなくて、全て映画からメッセージを受け止めて、せりふをつくるのです。

 英語力の中で特に重要だと思うのはどの能力ですか、との質問には

 あえて言えば、書くことが大事だと思います。会話で話す英語は、少々間違えても通じますよね。そうすると、ただしゃべっているだけだと、自分の間違いが自分でわからない。書く英語には明確な正解があるので、実際に書くことで初めて自分の間違いが自覚できる。そこでしっかり学ぶことができます。書くことは英語の知識のダメ押しをすることだと思います。文法も重要ですよ。基本的な文章を書くための文法を身につけておくことは必要だと思います

 語学を学ぶ方は、英語が上手なことも大切だけど、それだけではプロにはなれないと思います。自分が志す分野の知識がきちんとないとダメですよね。英語はあくまでもツールです。道具の使い方だけがうまくなっても意味がない。大工さんがいくらカンナがけだけ上手でも意味がないでしょう。一番大事なのはその技で家を建てることです。言語も同じで、いくらうまく言語が使えても、「それで何をするのか」というところまで見えてないといけないと思います。何をすべきか見つけるのが難しいなら、自分の好きなことから入ればいいのです。人間、誰しも好きなものはあるでしょうし、それもないなんて言うのなら、自分をわかってないからです。そこから始めれば、結果的に自分をプッシュしてくれるはずですよ、私のように。

 若い人たちへのアドバイスを。私も同感です。尊敬する竹内 均東大名誉教授からは、①好きなことをやって、②それでメシが食えて、③時々人からお礼を言ってもらえる、そんな職業が最高だね、と教わりました。

 このスピード化、複雑化した社会の中で、今の若い人は先まで見なくちゃいかないから本当に大変だけど、必要なことでもあります。だからこそ「自分の好きじゃないことやっていっていいの?」と聞きたいですね。自分の好きでないことが、満足できるキャリアになるでしょうか?私もこの年になったからわかるけれど、一生なんてあっという間で、天から与えられたその何十年かを「いやだいやだ」と思いながら暮らすなんて、自分に対してもったいないですよ。せっかくもらった時間を無駄に過ごすことなく、やりたいことを探してほしい、自分で納得できる人生を送ってほしいと思っています

 2017年の1月に受けたインタビュー「エッ?と思う字幕は、どこかおかしいの」も公開されています。40年間の苦闘の足跡、こちらもぜひお読み下さい。⇒コチラです  私は人がなんと悪口を言おうと(ひどいバッシングを受けたこともあります)、戸田さんの字幕のファンです。 

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絶品「アンジェココ」のアップルパイ

◎週末はグルメ情報です!!

 博多駅には美味しいアップルパイのお店が2軒あります。私はアップルパイに関しては、チョットうるさいんです(笑)。中央改札を出て、博多口に向かう右手にある「ミニョン(MIGNON)」というお店。⇒私の紹介文はコチラです  シナモンの香りがやさしく感じられるアップルパイで、一番外側のパイがさっくさくで、中のりんごはちょうどいい甘さ。量も一口サイズで、デザートというかパンっていう感じですが、すごく美味しいんです。しつこくないので、1個と言わずもうちょっと食べれそうですね。なんとも安いお値段(194円)で、めっちゃ美味しいアップルパイです。このお店の前を通ると、いつの時間帯も必ず行列ができています。

 もう一軒は、さらに進み博多口の出口に面した「阪急」デパートの地下一階に降りていきます。その入り口付近にある、ケーキ屋さんの「アンジェココ」がそれです。⇒私の紹介文はコチラです  ちなみに本店は佐賀県の鳥栖市にあるみたいですね。博多の地元の人々には、行列のできる店として大変有名のようです。でもいつでも買えるという訳ではありません。特定の曜日(水・木・金・土・日)の午後2時と午後5時から販売と決まっています。私は博多に立ち寄った日には、必ず午後2時から並びます。見た目も味も、一般的なアップルパイとはかなり違います。ちょっと細長い形のアップルパイは外側の生地はサクサク、中のスイートポテトの様な感じの層と甘酸っぱいリンゴがマッチしていてかなり美味しいです。いつも販売の時間には、行列が出来ていますね。食べてみると、ようやくその理由が分かります。大きさの割には、お値段自体(297円)はちょっと高めかな~とも思いますが、食べてみると、ボリュームもありますし、十分価格に見合ったアップルパイじゃないかなと思いますよ。今日も遅めのお昼ご飯(ナイル」で)を済ませた後で向かいます。2時5分前、珍しく行列ができていません。中央付近の売り場にあるハラダ」のラスクをお土産に買って、もう一度戻ってきたら、やっぱり行列ができていました(笑)。生ものなので、その日のうちに食べるのがいいです。現在、私の中で一番美味しいと思うアップルパイがこの「アンジェココ」のものです。 ❤❤❤ 

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長崎駅

 長崎県の県庁所在地、国際観光都市・長崎市の中心駅であり、長崎本線の終着駅が「長崎駅」です。博多方面への私の大好きな特急「かもめ」や、県北地方とを結ぶ快速「シーサイドライナー」や普通列車が発着しています。2013年(平成25年)からは、JR九州の豪華クルーズトレイン「ななつ星in九州」が乗り入れるようになりましたね。また、2022年には九州新幹線(長崎ルート)が開業する予定です。駅名標には龍踊りの龍がデザインされています。私が降り立った日は、「長崎くんち」真っ盛りで賑わっていたんですが、長崎くんち仕様の自動販売機や龍飾りもホームに設置してありました(写真)。

 

 1897年(明治30年)、九州鉄道が長崎市内への路線を開通させた際に、長崎駅」として開設されたのは、隣の現「浦上駅」でした。その後、より市街地に近い大黒町への新駅設置と路線延伸が検討され、1905年(明治38年)に路線が市中心部側へ延伸されて現在の長崎駅が開業し、それまでの「長崎駅」「浦上駅」へと改称されたという歴史を持っています。現在、旅客ホームの線路はすべて車止めが設けられ行き止まりとなっていますが、かつてはその先に、上海航路に接続する「長崎港駅」がありました。1982年(昭和57年)の同駅廃止後、長崎駅は1993年(平成5年)に「頭端式ホーム」に改築されました。これは行き止まり式で、上から見るとちょうど「E」の字となるホームの形式です。最近私が訪れた鹿児島本線の門司港駅」もそうですね。3面5線を有する地上駅で、構内には階段・跨線橋がなく、すべてのホームへ水平移動が可能なバリアフリー構造となっています。ホーム先端部には車止めが設置されています。プラットホームは、平成に入り設置された0番のりばを除き、有効長がずいぶん長く取られているのは、かつて本州方面への長距離優等列車(寝台特急さくら・みずほ・あかつきなど)が走っていた名残りです。2番のりばと3番のりばとの間に中線が1本あり、1982年(昭和57年)頃までは長崎港駅へと通じていました。長崎電気軌道の路面電車や路線バスの乗り場へは、ペデストリアンデッキを介して連絡をしています。

 現在の駅舎は4代目になりますが、2000年(平成12年)に建てられたもので、旧駅舎の三角屋根に代わり、ドーム状の屋根と多目的広場「かもめ広場」が設けられ、それに併設する形で複合ビル「アミュプラザ長崎JR九州ホテル長崎」が開業しています(5代目となる新駅は移設されて高架駅となるとか)。駅構内には「総合観光案内所」もあります。アミュプラザ長崎」は駅に直結しており、レストランやショップ、映画館などで構成されています。私の大好きな「江山楼」「福砂屋」のお土産ショップも隣り合わせで営業しておられました。その1階の一角にある「長崎おみやげ街道」には、カステラや角煮まんじゅうなど17店舗が集まり、人気の長崎土産が揃います。お土産を買うには便利です。駅舎との間は、巨大なドーム屋根に覆われた「かもめ広場」となっていて、イベントなどに使われています。 ❤❤❤

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ディアゴスティーニからThe Magic刊行!

 デアゴスティーニ・ジャパンから、世界的マジシャンのメイガスが監修した隔週刊 『The Magic』(全70巻)が刊行を開始しました。メイガスさんは、世界22ヶ国、数百名のマジシャンをクライエントとする有名マジシャン、特にイリュージョンの第一人者で、昨年はテレビの特番が組まれましたね。彼が、およそ200演目に及ぶさまざまなマジックを伝授してくれることになっているようです。第1号は特別価格690円で、なんとクロースアップ・マットがついて、バイシクルのデック(赤裏、冊子(16頁)、DVD(約45分)、さらにパケットカード1枚(1~5号に一枚ずつ付いてくるカードを全部揃えると、あのトリックスの鬼才赤沼敏夫さんが考案したパケット・トリック「ドリーム・オブ・エーセス」を演じることが出来ます)が含まれています。まさにお買い得感たっぷりですね。クロースアップ・マットのサイズは、縦295㎜・横415㎜で、A3用紙より一回り小さいくらいで、厚みは4㎜と薄いのでクッションはやや固めですが、細くグルグル巻きにすることができるので、かさ張らずに持ち運べそうです。すべりも良く、テーブルに敷いたあと、マットの裏地がしっかりと吸い付いて滑らないのも良いですね。通常のマットを買うだけでも3,000円以上しますから、これだけでも690円の元が充分取れる程の品質です。どうやってこんな破格の値段設定が実現したのでしょうかね??松江市の書店ではどこも扱いがないようなので(創刊号は地域先行テスト販売ですので、現時点では一部地域の書店でしか取り扱われていません。まだ宣伝もあまりしていないようなので知らない方もずいぶん多いかと…)、Webから直接予約購読を申し込みました。⇒詳細はコチラをご覧ください    次号からは1490円となる予定で、全部揃えると全70巻となります。私は現在、第2号まで手に入れました。小野坂トンさんのチャイニーズ・コインのシェルがついてきました。これだけでも定価の元が取れるというものです。さらにはDVDの「収納バインダー」までつけてある親切さです。今後のギミックでは、テンヨーのものも付いてくるみたいですよ。

 毎号ついてくるDVDでは、カードやコインを使った基本テクニックと、その号でマスターできるマジック3演目の詳しい解説と模範演技が収録されています。初回号では特別に、初心者に向けてマジックを演じる上での注意点「サーストンの三原則」①マジックを演じる前に、現象を説明してはならない ②同じマジックを2度繰り返して見せてはならない ③種明かしをしてはならないなどを説明していました。種明かしをしないようにとか、同じ相手に同じ演目を繰り返し演じないようにといった言ってみれば(マジシャンにとっては)当たり前のことなのですが、よく考えてみると最近の教材で、何故それをしてはいけないのか?ではどうすればいいのか?といったことまで説明しているモノは少なくなっているように思います。メイガスさんのこだわりと想いが込められているように感じました。

 多彩な演技の解説だけでなく、マジックの起源・歴史まで詳しく解説されており、日本の有名マジックバーの紹介もあります。創刊号から25号まで購読した読者全員にはマジシャン向けの収納バッグ「マジックアイテム3WAYバッグ」がプレゼントされるとのことです。まさに現代の「ターベルコース」と言って良い内容ですね。これだけの内容とギミックまでついてきて、このお値段は本当にお買い得だと思います。本気でマジックを学びたいと言う初心者がおられたら、お申し込みになるとよいと思います。私の時代にもこういう教材があったらよかったのですが…。世界の一流マジシャンからも推薦の言葉が寄せられています。 ♠♣♥♦

(追記)今日、第3号が届けられました。クインテットボックス」がついてきました。これはコップに落ちたはずのコインが忽然と跡形もなく消えてしまい、まるでマトリョーシカのように5重に重なったボックスから登場するという、1976年にテンヨーが開発した傑作です。解説冊子・解説DVD・トリックカード・クインテットボックス、これだけついて1490円ならお買い得ですね。解説冊子を綴じておくバインダーも近日発売とのことですので、これに綴じておけば、マジック百科事典の完成です。

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